好き好き大好き超愛してる。 の商品レビュー
読まず嫌いだったけど、読んでみても好きにはなれなかった。 でも気圧された。 祈るように誰かを愛せる人は、愛しいと思う。恋をすることは出来なくても、愛しいと思う。
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4年ぶりぐらい、2回目ですが読み直しました。 やはりこれが舞城の最高傑作だと思います。 「祈り」についてはよくわからないけれど、「愛」についてこんなに的確なことを書ける作家が今までどこにいたのだろうか。 しかもそれを現実に起こりそうなエピソードではなく、現実にはきっと起こらないよ...
4年ぶりぐらい、2回目ですが読み直しました。 やはりこれが舞城の最高傑作だと思います。 「祈り」についてはよくわからないけれど、「愛」についてこんなに的確なことを書ける作家が今までどこにいたのだろうか。 しかもそれを現実に起こりそうなエピソードではなく、現実にはきっと起こらないようなお話(それは小説の可能性によってゆるされていて、その中にリアリティを描き出すという姿勢)の中に見せているのがすばらしいなと思います。 でなければ、きっと陳腐な恋愛短編小説になっていたかもしれないなと。2回目なのにまた泣けました。 単行本だともう1作、超ド変態な短編が収録されていますが、あれはちょっと真面目に愛とか祈りとか小説とかについて書いちゃったこっぱずかしさから舞城が収録したような気がします。 個人的にドリルホール・インマイブレインはこの作品のよさを相殺しかねないなと心配だったりまあそれも舞城らしいかなどと思ったりでも免疫ない人にはあの舞城の変態さはきつすぎるだろうとか思ったりするけれど、とりあえずもう1篇が収録されてない文庫本バージョンのが好きです。 ただ単行本の装丁は、今まで出会った本の中でいちばんすき。
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俗語調の文体と夢の中で見るような支離滅裂なストーリー展開。新しい文学のスタイルなのかもしれないけど、まったく受け入れられなかった。
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時間が止まってしまった人と まだまだ、まだまだ流れている人と。 それにしても私は、人を愛してなんかないなあ (ちゃんと、ね) 愛される前に愛さないととは思うんだけど そこは舞城に任せるね。
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狂ってる!麻薬だ!どっかいってしまう! 読みたくないよーあーでも読みたい!と読んだ。 ドリルの話で しょせん気持のよいところを誰でもいいから誰かがいじればきもちよくなるんだ的なことが言われていて、 確かにそうかもしれないなーと思った。 表紙からは全く予想もつかない内容。
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いまいち何が楽しいか分からなかった。 真剣に読むべきだったか? まぁ夢と現実が地続きって発想は良かったと思う。 病気の人がとっても出てくる。
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7月13日読了。2004年の芥川賞候補にもなったという舞城王太郎作品で、表題作含む中篇2本を収録。ポップでナンセンスだがエログロでスプラッタ、かつ哀切で重厚、となんとも多面的な魅力を放つ作品。このような小説が人気を博すとは、現代とは非常にいい(知的レヴェルの高い)時代であるのかも...
7月13日読了。2004年の芥川賞候補にもなったという舞城王太郎作品で、表題作含む中篇2本を収録。ポップでナンセンスだがエログロでスプラッタ、かつ哀切で重厚、となんとも多面的な魅力を放つ作品。このような小説が人気を博すとは、現代とは非常にいい(知的レヴェルの高い)時代であるのかもしれない。読んでいて背筋・腰の辺りがむずむずするような、ウキウキするような、涙が出てしまいそうな、この感覚はこの作者の作品に通低するもののようだ。キライな人にはとことん受け入れられないだろうが・・・。表題作が語る「愛」もいいが、もう一篇のムチャクチャぶりも結構面白い。
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「僕」と「少女の死」のお話。 地味に言い回しや言っていることにずきんと来る。舞城王太郎の文体はなんだかよくわからない。ふざけてるんじゃないかと思うこともある。 後半の頭の中の世界の話は、ほんっと頭おかしくなりそうでした。恐ろしい。
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正直、文体とか作者の意図とか、そういう細かいことは全部は理解しきれなかった。 けど、結果として感情がストレートにぶつかってくるから泣いた。 ショッキングピンクの装丁は、そういう表面的なものにこだわる層の読者をドン引きさせるために、わざとやってるとしか思えない。 話を読む前と読後...
正直、文体とか作者の意図とか、そういう細かいことは全部は理解しきれなかった。 けど、結果として感情がストレートにぶつかってくるから泣いた。 ショッキングピンクの装丁は、そういう表面的なものにこだわる層の読者をドン引きさせるために、わざとやってるとしか思えない。 話を読む前と読後とでは、「好き好き大好き超愛してる」というタイトル(言葉)の持つインパクトのニュアンスがまるで違う。 世の「本好き」を気取っている連中は、この作品をどうしても、当時(2004年)流行(氾濫?)した「純愛」モノの小説と比較してしまうだろう。 自分もした。 だって「超愛してる。」という台詞の方が「助けてください!」より圧倒的に“想い”が強い。 愛は祈りだ。では、別れとはなんだろう。 挿入された小説が悲しすぎる。 ちなみに、同時収録された短編は、まっっったく受け付けませんでした。 こっちの方が舞城節なのかもしれないけど。これはもうごめんなさいとしか……。笑
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パンクロックのような文体と、無軌道さが魅力の舞城王太郎に「恋愛モノ」という枷を与えるとこんなに●●になるとは。大体、舞城王太郎の小説はいつも内容がない無茶苦茶が書かれている間は面白いんだけど、テーマ的なものが出てくるとつまんなくなってしまうんだよな。
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