どうぶつさいばん ライオンのしごと の商品レビュー
図書館本。読売こども新聞イチオシ100冊から。タンザニアの草原でヌーがライオンを訴える。殺した、と。自然の摂理、どうやって淘汰されているのか、動物たちの裁判記録です。
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〝タンザニアの草原にコビエと呼ばれる大きな岩がありました。コビエのいちばん高い処に、一本のイチジクの木が立っています。大きなイチジク木は、ずっとずっと昔から草原を眺めていました。イチジクの木は沢山のことを知っています。そのイチジクの木のもとで「動物裁判」が始まりました。訴えたのは、子どもを食べられた母親のヌー。訴えられたのは、ライオンでした...かずかずの証言がとび出す...果たしてライオンに罪は? 判決は?〟動物たちのあるがままの姿を、獣医さんと飼育員さんが伝えたかった絵本。
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食物連鎖の重要性が描かれた作品。 あべ先生の絵が好きで、今回も色味が鮮やかで最高の作品と思いました!!
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食べられたヌーのお母さんの子どもと食べたライオン、そしてそれぞれの証人が裁判でする主張に考えさせられます。 竹田津実さんの文はやさしく、あべ弘士さんの絵は迫力があります。 子どもと一緒に読むのがおすすめです。
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ライオンが訴えられました 訴えたのはお母さんを食べられたヌーの子供 それぞれに弁護士がつき、証人も呼ばれます ハイラックスが裁判長 ライオンが動物を食べることの必要性がわかる絵本 読み聞かせ時間は10分弱です
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「キタリス」の竹田津実さんとあべ弘士さんによる絵本。 フォローしている方に教えて頂き、図書館で借りました、ありがとうございます。 草食動物の群れを襲うライオンが裁判にかけられる。 犠牲となった身内が涙ながらに訴えるのだが、しかし、ライオンのしている事は罪なのだろうか? と、サバ...
「キタリス」の竹田津実さんとあべ弘士さんによる絵本。 フォローしている方に教えて頂き、図書館で借りました、ありがとうございます。 草食動物の群れを襲うライオンが裁判にかけられる。 犠牲となった身内が涙ながらに訴えるのだが、しかし、ライオンのしている事は罪なのだろうか? と、サバンナの諸動物や読者に考えさせる。 ライオンが狩をすることで、悪い病気が流行るのを防ぐことができる。 ライオンが狩をすることで、草食動物が増え過ぎず、食糧である植物がなくなることもない。 今や、自然界の理から大きく外れてしまった人間の存在は? こんなことを言ってはいけないのかもしれないが、定期的に大流行する感染症は、地球が自らバランスを保つために起こることなのではないだろうか?とこの絵本を読みながら考えてしまった。 2020.7.26
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6-1 2019/06/05 ********** 3-1 2009/09/14 ********** 「職業紹介」に。 ライオンが裁判にかけられる話。
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自然界の中には自然界のルールがあるのだと思いました。それを人間界のように、裁判という形で訴えるところが面白い。小さな子には難しい絵本です。大人向け。
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肉食動物、草食動物、いろいろな生き物が食う食われるの関係性の中に暮らしているけれど、ミクロ的視点では加害者・被害者の様に見えながら、草原全体の生態系というマクロ的視点では、全体の系を維持するのにそれぞれが役立っているということを、動物達の公開裁判形式で見せてくれる。最後には、いろいろな動物達が、良い裁判だったと帰っていく。ライオンは無罪なるも、親を殺されたヌーの子供の気持ちもわかってあげましょう、という判決を胸に抱きながら…
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10分。ライオンがヌーを食べてしまったのは、罪なのか?狩はライオンの仕事だが、病気の動物を食べることで流行させないという側面もある。 6年生の裁判所見学などにあわせても。
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