貧乏物語 の商品レビュー
なぜ貧乏な人々がこれほど多いのか、またなぜ彼らは貧乏になったのか、そして彼らを救うための根本的な解決とはどんなものなのか。著者は以上の問題に対して、データを駆使しながら論述していく。加えて解題にあるように、著者河上肇にとって、本書を書き終えた時期は転換期で、具体的には東洋的マルサ...
なぜ貧乏な人々がこれほど多いのか、またなぜ彼らは貧乏になったのか、そして彼らを救うための根本的な解決とはどんなものなのか。著者は以上の問題に対して、データを駆使しながら論述していく。加えて解題にあるように、著者河上肇にとって、本書を書き終えた時期は転換期で、具体的には東洋的マルサス主義から西欧マルクス主義へと転換した。しかし、それでも人道主義という立場は変わらなかった。
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いかに多数の人が貧乏しているか(上編) 何ゆえに多数の人が貧乏しているか(中編) いかにして貧乏を根治しうべきか(下編) 著者:河上肇(1879-1946、岩国市、経済学) 解題:大内兵衛(1888-1980、南あわじ市、経済学)
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「貧乏」問題を、経済学の知見や古今東西の典籍に基づいて検討するもの。富裕層の奢侈を廃止することが貧乏対策になると説いています。なにしろ大正5年の古典なので、その理論的妥当性は別途の検討に委ねるとして、早くもこの時代から格差問題に理論的に取り組もうとしていた点に感銘を受けました。
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現代と時代背景が異なるので少し想像しづらいが、これは物不足の時代における「貧乏物語」。大正以降の資本主義経済が生み出した社会的矛盾の原因と対策を述べる。 限りある資源が富裕層の奢侈の為に費やされる。ゆえに貧困層に生活必需品が行き渡らない。そして貧困の追放のために資源は一般民衆の...
現代と時代背景が異なるので少し想像しづらいが、これは物不足の時代における「貧乏物語」。大正以降の資本主義経済が生み出した社会的矛盾の原因と対策を述べる。 限りある資源が富裕層の奢侈の為に費やされる。ゆえに貧困層に生活必需品が行き渡らない。そして貧困の追放のために資源は一般民衆の為に大量生産され、安価に供給されるべき。という持論が展開される。 社会的な階級の差を現前化させて経済を語ることは、大正デモクラシー期に於いては社会主義や共産主義の活動に援用されたのだろう。しかしその後の日本にとっては国家社会主義や皇国思想、軍国主義を支えるひとつの柱ではなかっただろうか。
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#booklog 貧困を経済学からアプローチした、と見せかけてその実「富者の奢侈贅沢の廃止こそが貧困の連鎖を断ち切るんだ」教という宗教。著作当時はともかく、現代に生きる私にとっては特に学ぼうと思えるところのない、読んで後悔なアカい一冊。ただし、河上の、ボディ・マインド・スピリット...
#booklog 貧困を経済学からアプローチした、と見せかけてその実「富者の奢侈贅沢の廃止こそが貧困の連鎖を断ち切るんだ」教という宗教。著作当時はともかく、現代に生きる私にとっては特に学ぼうと思えるところのない、読んで後悔なアカい一冊。ただし、河上の、ボディ・マインド・スピリットの三つをのばせるだけのばすのに必要な物資を得てない者はみんな貧乏人という考えは、救いのあるユーモアとして心に残った。本人はユーモアのつもりで書いてないだろうけど。
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貧乏とは個人的な問題ではなく社会的な問題であり放置することの危険性を説く。貧乏とは資本主義の欠陥であり国策による是正が必要。贅沢は貧乏を生み出す、みたいな流れ。 出版当時の資本主義懐疑、修正資本主義の姿が垣間見える。 古い本だし鵜呑みせずに読めばおもしろいはず。現代にも通じるもの...
貧乏とは個人的な問題ではなく社会的な問題であり放置することの危険性を説く。貧乏とは資本主義の欠陥であり国策による是正が必要。贅沢は貧乏を生み出す、みたいな流れ。 出版当時の資本主義懐疑、修正資本主義の姿が垣間見える。 古い本だし鵜呑みせずに読めばおもしろいはず。現代にも通じるものは多々ある。
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