魔笛 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
公安が出てくる小説を読み、公安のことが知りたくなりレビューのよかった魔笛を購入 何が言いたいのかよくわからない小説だった 話し手がよくわからず混乱。 自分の思い通りにならないことに対して殺人という方法で発散する幼少期 某カルト宗教へ潜入捜査した際、見つけた証拠を上にあげるも隠蔽され起こったテロ事件 それで信用ができずに自らテロを起こしたのかなと思ったがどうやらカルトに染まり教祖よりすごいことをする自分に酔っていたのかなと、終盤の描写で思う。 真相を伝える意思はなく、上部だけを読まされている感じ。 レビューが良い=自分にとって良いとは限らないなと改めて実感した作品。
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流石脚本家出身だけあって、構成が映画を見ているように感じた。プロットも完璧に近く面白かったが、照屋礼子の小学校時代の凶行の必然性があまり無いように思い、その点だけが残念。
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読むのに疲れた一冊、でも読んでよかったと思う一冊でした。ストリーテラーが追われている犯人というのが興味深かった。そして否が応でもオウムの事件が頭をよぎってしまう。フィクションでありノンフィクションでもある、と。照屋礼子の執念が恐ろしかった。
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オウム事件を思い出させるような背景、教祖が捕まった後信者と思われる犯人が爆弾テロを起こす。犯人の背景と犯人が認めたはぐれ警官の攻防。 人を洗脳して、どんどん考え方を変えていく方法の描写は興味深かったな。教団内部ではこんな事が行われていたのかとイメージが膨らみ、楽しい。公安が自分ら...
オウム事件を思い出させるような背景、教祖が捕まった後信者と思われる犯人が爆弾テロを起こす。犯人の背景と犯人が認めたはぐれ警官の攻防。 人を洗脳して、どんどん考え方を変えていく方法の描写は興味深かったな。教団内部ではこんな事が行われていたのかとイメージが膨らみ、楽しい。公安が自分らの存在感を高めるために悪を作り出す構図もしょうもない集団の考えそうなことで、あり得るねえと感心してしまう。 もう一人の主人公とも言える爆弾処理班の人もカッコイい。
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著者の作品はもうだいぶ前の「リミット」以来。 とにかく面白かった。止まらなかった。 90年代の日本社会事象の総復習+人間の情念+希望+スピード+映像。 それまでの布石が全て繋がる後半のストーリー展開、唸ります。 この作品って、映像にはなってるんですか? かつじでも映像感満載。でも...
著者の作品はもうだいぶ前の「リミット」以来。 とにかく面白かった。止まらなかった。 90年代の日本社会事象の総復習+人間の情念+希望+スピード+映像。 それまでの布石が全て繋がる後半のストーリー展開、唸ります。 この作品って、映像にはなってるんですか? かつじでも映像感満載。でも、敢えて、映像にはなって欲しくないし、やっぱり無理でしょう!
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刑事と獄中のその妻のやり取りは置いといて。 冒頭のテロの描写から引き込まれて終盤の緊張感とスピード感はなかなか読み応えがあった。 しかし遥ちゃんに対する父親の所業は展開に必要とはいえキツい、ここだけは苦手。 けっこう色々見たことのある映像の脚本家だったんですね、作者小説初読みでな...
刑事と獄中のその妻のやり取りは置いといて。 冒頭のテロの描写から引き込まれて終盤の緊張感とスピード感はなかなか読み応えがあった。 しかし遥ちゃんに対する父親の所業は展開に必要とはいえキツい、ここだけは苦手。 けっこう色々見たことのある映像の脚本家だったんですね、作者小説初読みでなかなかすごい描き方。 残されている小説を色々読んでみようかな。
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宗教ものとかサイコパスものが好きなので興味があり。 手記として話が進むのになぜ警察内部の状況とかもこんなに鮮明に描けるのかとか、獄中の妻が何でこんな冴え渡った隠れた名探偵的ポジションやねんとかちょっと突っ込みたくなるところはあったものの、ラストの逮捕までのくだりは映像ばえしそうな...
宗教ものとかサイコパスものが好きなので興味があり。 手記として話が進むのになぜ警察内部の状況とかもこんなに鮮明に描けるのかとか、獄中の妻が何でこんな冴え渡った隠れた名探偵的ポジションやねんとかちょっと突っ込みたくなるところはあったものの、ラストの逮捕までのくだりは映像ばえしそうな疾走感ある感じやったなーとおもう
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絶品!! 手記の独特な読みづらさがあり、とにかく読まされる。でも何故か読んでしまってページが進まない。が…面白い! ラストに向かう臨場感は他に無いくらい凄かった。 正義って何を定義しているのか考える本であった。 わたし的に「信じる者は救われる」って言葉は宗教的な観点であるっていう...
絶品!! 手記の独特な読みづらさがあり、とにかく読まされる。でも何故か読んでしまってページが進まない。が…面白い! ラストに向かう臨場感は他に無いくらい凄かった。 正義って何を定義しているのか考える本であった。 わたし的に「信じる者は救われる」って言葉は宗教的な観点であるっていうことが理解できた本。
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人称が分かりづらくて読みづらい。 ノンフィクションの態で書かれてるのに他のキャラクターの心象まで書かれてるのが混乱ポイント。照屋礼子は神の視点を持ってるとでも? 現実感の薄い登場人物達の行動、良くも悪くも安い2時間ドラマ的な作品。 設定、あらすじは面白そうだっただけに残念。 クライマックスの緊張感煽る演出の3シーン交互に描く部分では各シーン自体が緊張感を得ることない陳腐さゆえにまだるっこしいだけだった。
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前半で読むのを止めてしまった。 犯人の手記、という体裁で書かれているがちょいちょい入ってくる犯人のコメントや、何でそこまで知ってるの?とかが気になってしまったので。
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