間宮兄弟 の商品レビュー

江國香織(著者)

2009/10/04

ほのぼのした間宮兄弟の恋の物語。先に映画化の話を聞いてしまったので、イメージが限定されてしまいました。

2009/10/04

「いい人なんだけど恋人にはしたくない」間宮兄弟の物語。いろいろな出来事は起こりますが、どたばたすることなく、しずかーに流れていきます。映画化されるそうで、佐々木蔵之介とドランクドラゴンの塚地武雅が演じるらしい。キャスティングぴったりかも。

2009/10/04

「いい人とは思うけど、恋愛対象にはなりえない！」と女性から評されるような３５歳の兄と３２歳の弟の、穏やかな同居生活。

ふとしたきっかけで関わることになった女性たちによって、ほんの少し、その日常がかき乱される様子、そして女性たちも兄弟と出会ったことで、新しい一歩を踏み出していく様を、優しく描いている。

兄弟それぞれの「好きな世界」が、生活スタイル、本や映画や食べ物の嗜好で、くっきりと浮かび上がる。

読んでいるうちに、陽だまりにいるような気分になれる１冊。

2009/10/04

間宮兄弟！！小説の中にいしいしんじを読んでいるくだりがあって、よかった。
自分達だけで楽しく生きている人たち。いいなあ。

2009/10/04

今までの江國の恋愛小説とは違う。
「そもそも範疇外、ありえない、いい人だけど、恋愛関係には絶対ならない」ようなモテない兄弟が、彼女を作ろうとするお話。
温かい目線で兄弟を見てしまう。
何だかおかしなくらい、優しい目線で。

2009/10/04

友達お薦めの不思議な１冊。なんでこの兄弟のことを小説にしなきゃならないのかよくわかんない。女性週間誌に連載してたなんてますます不思議。けどなんだかこの兄弟のことをとても身近に感じてほのぼのしちゃった。恋愛対象じゃなくってでも一緒にいたくなる人って最近身近にいないもんなぁ〜。
弟（徹信）が人妻に惹かれてヘンになっていく様はストーカ化しやすい私の妹にも読ませたいところ。でも振られた瞬間に目が覚めるあたりはやっぱ利口なんだろうね。憎しみではなくすぐさま身を引くあたりの良識はうらやましいほど。お母さんの躾もあるのかな？小説を読んでキャスティングが思いついたのは母＝八千草薫のみ。友達はドランクドラゴンに兄弟役がぴったりと言ってたな。
そういえばこれ映画化されるんだってね。

2009/10/04

出版社 / 著者からの内容紹介
兄・明信、35歳、酒造メーカー勤務。弟・徹信、32歳、学校職員。2人暮らし。読書家、母親思いで、マイペースで人生を楽しむ兄弟だが、おたくっぽいと女性にはもてない。一念発起で恋人をつくろうと、徹信の同僚・依子と、ビデオ屋の店員・直美を誘って家でカレー・パーティーを開く。不倫の恋に悩む依子は兄弟には興味なし。明信は直美をデートに誘うが断られる。その後徹信は、明信の同僚・賢太の妻・沙織に心惹かれるが冷たくふられる。しかし、直美の妹・夕美は徹信に興味を持つ。そして、兄弟の純粋な感性は次第に女性たちの心を動かすことになる……。“そもそも範疇外、ありえない、いい人だけど、恋愛関係には絶対ならない”男たちをめぐる、江國氏の最新恋愛小説。

2009/10/04

後半がおもしろかった。ほんとにあんな兄弟がいたらどうだろう…。でも兄弟はいいものだと思った。
(2005.4.19読了)

2009/10/04

女性とまともに交際した経験がない間宮兄弟は、30代になっても2人きりで仲良く暮らしている。そんな兄弟の生活に小学校教師やレンタルビデオ店員等の女性達が波風を立てる。お洒落で若い女性に支持されるいつもの江國ワールドから、最も遠い存在の（ダサくて鈍くさい）間宮兄弟を主人公にしている意欲作。それでも既存の読者の期待を裏切らない江國ワールド（食へのこだわり、折り目正しい清潔な生活、ナイーブというより情緒過多な主人公）を成り立たせている点が素晴らしい。新しいことを試みながら、自らのアイデンティティを大切にするっていうのはすごく好き。間宮兄弟は確かに異性にはもてなそうだけど、彼らのように暮らせたらいいなと少しだけ思いました。

2009/10/04

ありえない男たちをめぐる最新恋愛小説
兄・明信、35歳、酒造メーカー勤務。弟・徹信、32歳、学校職員。2人暮らし。読書家、母親思いで、マイペースで人生を楽しむ兄弟だが、おたくっぽいと女性にはもてない。一念発起で恋人をつくろうと、徹信の同僚・依子と、ビデオ屋の店員・直美を誘って家でカレー・パーティーを開く。不倫の恋に悩む依子は兄弟には興味なし。明信は直美をデートに誘うが断られる。その後徹信は、明信の同僚・賢太の妻・沙織に心惹かれるが冷たくふられる。しかし、直美の妹・夕美は徹信に興味を持つ。そして、兄弟の純粋な感性は次第に女性たちの心を動かすことになる……。“そもそも範疇外、ありえない、いい人だけど、恋愛関係には絶対ならない”男たちをめぐる、江國氏の最新恋愛小説。