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流言・投書の太平洋戦争 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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太平洋戦争を銃後から…

太平洋戦争を銃後から捉えた異色の作品。「らっきょうを食べると空襲されない」「金魚を拝むと弾に当たらない」などの流言や、東条英機を痛烈に批判する投書など、当時の特高警察の記録や個人の日記などをたんねんに調査してまとめられた力作。

文庫OFF

戦前、特別高等警察や…

戦前、特別高等警察や憲兵隊による思想取締が行われてたことは周知の事実である。 これらの取締機関はちゃんとした役所でもあるので取締の記録をきちんととっており、当時の史料として残されている。 これら史料のうち、うわさ話や投書、落書などに関するものを集めて、当時の庶民の戦争に対する姿勢...

戦前、特別高等警察や憲兵隊による思想取締が行われてたことは周知の事実である。 これらの取締機関はちゃんとした役所でもあるので取締の記録をきちんととっており、当時の史料として残されている。 これら史料のうち、うわさ話や投書、落書などに関するものを集めて、当時の庶民の戦争に対する姿勢や感覚を考察したものが本書である。庶民に関しては空襲や食糧不足などの苦労話が個別に多く残るのみで、あまり史料に基づいた解説をしている本が少ないと思う。 その意味で、この本は重要かも知れない。

文庫OFF

2019/06/17

流言(デマ)は、非常事態に起きやすく、伝播力も非常に強いもので、特に戦時は、言論統制をしてもすべては防げるものではない。この本で、使用されている治安資料から読めるのは、負けている現状を覆い隠すのは無理であり、いかに鼓舞しようとも国民は、うっすらと解っている。生活に関しての格差の不...

流言(デマ)は、非常事態に起きやすく、伝播力も非常に強いもので、特に戦時は、言論統制をしてもすべては防げるものではない。この本で、使用されている治安資料から読めるのは、負けている現状を覆い隠すのは無理であり、いかに鼓舞しようとも国民は、うっすらと解っている。生活に関しての格差の不満が蔓延し、本土決戦より自分たちの生活を守るほうが一大事となっているのが解る。

Posted byブクログ