ライオンハート の商品レビュー
思ったよりSFだったから、記憶喪失やタイムトラベルなどの現実世界にはありえない設定に入り込むのに時間がかかった(個人的にSF系を読むのが久しぶりだったというのもある)。なんでもタイムトラベルで解決してしまうのであまり先も気にならず、読むのに1ヶ月ぐらいかかってしまった。
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恩田陸 著『ライオンハート』 2本の細い糸と糸とがほんの一瞬触れ合って、離れてはまた重なり合って、再び離れゆく。2人が触れ合った瞬間の喜びと、直後に訪れる運命のままならなさ、切なさに身も心も溶かされそうになった。
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プチ恩田陸祭り?なのか、家にあったので横から読了。 「メロドラマが書きたかった」という著者の言が全てかと思う。雰囲気があり、なんとも言えないストーリーテリングで最後まで読まされるのだが、不思議な現象の説明とか論理とかを求めがちな人(私)には根本的に物足りないと思う。 絵とストーリ...
プチ恩田陸祭り?なのか、家にあったので横から読了。 「メロドラマが書きたかった」という著者の言が全てかと思う。雰囲気があり、なんとも言えないストーリーテリングで最後まで読まされるのだが、不思議な現象の説明とか論理とかを求めがちな人(私)には根本的に物足りないと思う。 絵とストーリーがリンクしているかのようでいて、ミュシャの絵についてはリンクが不完全なように思えるとか、エリザベス1世がそんなに美人だったって聞いたことないけどなあとか、細部が気になりだすとメロドラマを楽しめなくなってしまうので、頭を切り替えてメロドラマ脳で楽しむのが吉と早々に悟りました。
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2022/12/12 最後ちゃんとふたりが幸せになって良かったです。 今まで何度も会っているのに短い時間しか一緒にいられないのはとても辛いと思うので2人には幸せにこれからの時間を過ごして欲しいです。
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エリザベスとエドワードの二人が時空を超えて、何度も出会う不思議な、少しせつない物語。 やっと出会えても、一瞬でまた離れてしまうのに、なぜそんなに互いにひかれるのか。。 シチュエーションが様々で、途中で少し混乱ぎみになったが、最後の"記憶"の章は、そうとは知らず、長年夫婦として過ごしてきたエレンとエドワードが、晩年になり、互いに相手が夢の中で会いたいと求めていた相手だと気づく。 生涯に1度、一瞬でも会いたいと思う相手がいるなんて、切ないけれどステキだ。 輪廻転生とか、運命の出会いなどというものをちょっぴり信じてみたくなる。
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あとがきにあるように、ロバートネイサン「ジェニーの肖像」にオマージュされた作品として「ライオンハート」がある。 いくつかの時代に何度も出会うエリザベスとロバートの二つの魂。時空を超えた「前世の縁」、その記憶がDNAにでも残るか夢の中で再現される。 最初のプロムナード、そしてそれに...
あとがきにあるように、ロバートネイサン「ジェニーの肖像」にオマージュされた作品として「ライオンハート」がある。 いくつかの時代に何度も出会うエリザベスとロバートの二つの魂。時空を超えた「前世の縁」、その記憶がDNAにでも残るか夢の中で再現される。 最初のプロムナード、そしてそれに対応する最後の章。 結局ネイサン教授はどこへ行ったのだろう。
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とてもロマンチックです。 一度きり、ほんの数分会うために、人生を賭して互いを求め続ける姿に、非現実的だと分かっているものの、「運命の相手はどこか」と期待してしまいたくなります。
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あらすじ 恩田さんがファンであるケイト・ブッシュのセカンドアルバム『ライオンハート』から取られたタイトル。 それがどうして始まったのかは分からない。神のおぼしめしなのか、気紛れなのか、手違いなのか。私たちは何度も出会っている。結ばれることはない。でも、離れた瞬間から、会う瞬間...
あらすじ 恩田さんがファンであるケイト・ブッシュのセカンドアルバム『ライオンハート』から取られたタイトル。 それがどうして始まったのかは分からない。神のおぼしめしなのか、気紛れなのか、手違いなのか。私たちは何度も出会っている。結ばれることはない。でも、離れた瞬間から、会う瞬間を待ち続けている―生まれる前も、死んだあとも。あなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。いつもいつも。 この本は私にはいまいちだった!
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「私たちはいつも出会う。時を超えて、場所を超えて。その短いひとときのために自分の人生を生きてきたの」 唐突な始まり方で、文庫本も厚く、読みきれるかな?と思ったけど、すぐに引き込まれた。 登場人物も時代も場所も章ごとに違って、最初はよくわからないままだけど、それでも夢中になっ...
「私たちはいつも出会う。時を超えて、場所を超えて。その短いひとときのために自分の人生を生きてきたの」 唐突な始まり方で、文庫本も厚く、読みきれるかな?と思ったけど、すぐに引き込まれた。 登場人物も時代も場所も章ごとに違って、最初はよくわからないままだけど、それでも夢中になった。 読み終わったあとに各章の最初のページにある絵画を見返すと、すごく興奮する! 私は『春』が一番好き。 本当に本当に切ないけど美しくて、これだけでも一つの物語として成立すると思った。 最後、少し謎が残ったままのような気がするけど、不思議なラブストーリーだからこれはこれでいいのかもしれない。 2021.12.27 読了
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とてもロマンチックで純粋な本でした。 あとがきで恩田さんの本を描くに至った経緯が少し綴られていて、そこもまた面白い! 作品と作品が恩田さんによって本という形で繋がれているのを感じました。
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