国盗り物語(三) の商品レビュー
名前が道三に変わって、私たちの大好きな庄九郎とは別人に思えるけれど、道三の最期には泣きました。 蝮を連れて帰る、という信長のひとことが素敵すぎる。 光秀は、うーん、あんまし面白くない。 そら失敗するさ、くらいで。 半兵衛は面白い。 庄九郎はチェーザレ、信長はナポレオンと比較してい...
名前が道三に変わって、私たちの大好きな庄九郎とは別人に思えるけれど、道三の最期には泣きました。 蝮を連れて帰る、という信長のひとことが素敵すぎる。 光秀は、うーん、あんまし面白くない。 そら失敗するさ、くらいで。 半兵衛は面白い。 庄九郎はチェーザレ、信長はナポレオンと比較しているところも独創的でいいですね。 次が最終巻です。
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光秀が有能な男だと知らなかったこと、信長と光秀の関係がこんなにも深かったことを知らなかったため、戦国時代のイメージが少し出来るようになった。
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織田信長はこの時代の主役である。 信長公記、太平記、徳川家康などなど、 どの物語に登場し、活躍する。 いろいろなエピソードも惹きつけられる。 そのため誇張されているのではという 気がしないでもない。 この書では全面に出ていない。 1、2巻の続きでもあるので、 前半は斎藤道三は絡ん...
織田信長はこの時代の主役である。 信長公記、太平記、徳川家康などなど、 どの物語に登場し、活躍する。 いろいろなエピソードも惹きつけられる。 そのため誇張されているのではという 気がしないでもない。 この書では全面に出ていない。 1、2巻の続きでもあるので、 前半は斎藤道三は絡んで話は進む。 中盤から織田信長が出てくるが 同時に明智光秀も登場する。 今まで読んだ時代小説では あまりパッとしない光秀だが 今作では、重要人物として描かれている。 信長と光秀、そして道三。 この三人を主要人物として話は進む。 信長編と言いながら 光秀にスポットが当たっているのが 面白い。
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本巻から主人公が織田信長に変わるが、実質的には信長と明智光秀の両者が主人公であるように読める。 本巻では、光秀はまだ信長の家臣になっておらず、また直接対面もしていない。にも関わらず、信長に対してコンプレックスと言えるほどの強烈なライバル心を抱いている。おそらく本能寺の変の布石な...
本巻から主人公が織田信長に変わるが、実質的には信長と明智光秀の両者が主人公であるように読める。 本巻では、光秀はまだ信長の家臣になっておらず、また直接対面もしていない。にも関わらず、信長に対してコンプレックスと言えるほどの強烈なライバル心を抱いている。おそらく本能寺の変の布石なのだろう。 斎藤道三の最期についても描かれているが、既に主人公が交代しているため、信長目線で書かれている。
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美濃を治めた斎藤道三は、義竜(義理の子)の謀反により戦陣の露となり、波乱の生涯を閉じた。道三が目を掛けた二人の若武者が、明智光秀と織田信長であったことは、奇遇であり皮肉な巡り合わせである。二人の境遇に大きな隔たりがあったにせよ、戦乱の世の武家社会で切磋琢磨しながらの生き様に心打た...
美濃を治めた斎藤道三は、義竜(義理の子)の謀反により戦陣の露となり、波乱の生涯を閉じた。道三が目を掛けた二人の若武者が、明智光秀と織田信長であったことは、奇遇であり皮肉な巡り合わせである。二人の境遇に大きな隔たりがあったにせよ、戦乱の世の武家社会で切磋琢磨しながらの生き様に心打たれる。“人間五十年 化転(けてん)の内にくらぶれば 夢幻しのごとくなり” と「敦盛」を舞う信長の姿が、時空を超えて妖しく蘇る【司馬遼太郎】の世界を堪能できる。
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織田信長より明智光秀の話。本当にイケメンだったのかな?と思いながら、麒麟がくるを見てないけど、長谷川博己で脳内再生しながら読みました。
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斎藤動三編(第一巻、二巻)の方が、道三の自由奔放な活躍が描かれていて面白かった。 また、司馬遼太郎の仏教宗派に対する解釈にはなるほどと思った。 織田信長編(第三巻、四巻)は、信長と明智光秀の二人が主人公であるが、話が進むにつれ光秀への同情が強くなった。信長の冷淡な性格には、大河ド...
斎藤動三編(第一巻、二巻)の方が、道三の自由奔放な活躍が描かれていて面白かった。 また、司馬遼太郎の仏教宗派に対する解釈にはなるほどと思った。 織田信長編(第三巻、四巻)は、信長と明智光秀の二人が主人公であるが、話が進むにつれ光秀への同情が強くなった。信長の冷淡な性格には、大河ドラマ「巧妙が辻」の信長役である舘ひろしがほんとによく似合っている感じだ。(2006.7.18HPの日記より) ※2006年購入 売却済み、kindleで購入
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信長編とは言いつつも、後半は明智光秀編って感じです。 NHK大河ドラマで違和感のあった歴史考証を本書で確認できた感じで、大変役に立った。
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3巻と4巻は信長の物語。しかし、半分以上は明智光秀の視点が描かれています。斎藤道三の弟子ともいえる二人の天才が主従関係となり、天下統一に向けて才能を発揮するのですが、同じ天才同士ながら、古い秩序や慣習を徹底して破壊する合理主義者の信長と、文化や伝統を重んじる光秀とは、水と油。信長...
3巻と4巻は信長の物語。しかし、半分以上は明智光秀の視点が描かれています。斎藤道三の弟子ともいえる二人の天才が主従関係となり、天下統一に向けて才能を発揮するのですが、同じ天才同士ながら、古い秩序や慣習を徹底して破壊する合理主義者の信長と、文化や伝統を重んじる光秀とは、水と油。信長は光秀を重用しながらも、一方で、キザで面倒な奴と感じています。光秀もまた、信長の凄さを頭では理解しつつも、肌が合わないことを実感し、やがてその鬱屈した思いが本能寺へとつながります。 4巻に渡る大長編。道三、信長、光秀を中心として、細川藤孝、秀吉、家康、信玄、謙信と、戦国時代のそうそうたるスターが活躍する一大絵巻。司馬遼太郎の作品の中でも、やはり傑作中の傑作だと思います。
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信長・光秀編のはじまり 道三のおわり 史実はどうあれ司馬遼太郎の道三の成り上がりの格好良さに痺れる そして信長をそこまで英雄豪傑に書いていない、光秀に偏重しているところが面白い
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