史記のつまみぐい の商品レビュー
宮脇俊三の隠れた名作。 作家となる前50歳までのサラリーマン経験から史記列伝の中で印象に残るシーンを語る。 紀行作家として大成した陰には深い教養と洞察力がある。 一つも鉄道が出てこない幻の名作。
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若人言、 物有不可忘或有不可不忘、 狡兎死良狗煮、 表大指而已、不苛小、、、 本書には、含蓄ある事例が盛りだくさん、何度か読み返しつつ、細やかなサラリーマン人生に当て嵌めるものであります。
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宮城谷さんが全体を眺めて、史記について語るのなら、鉄道紀行作家 故・宮脇俊三さんは“つまみぐい”する史記。 エッセイにも、生きる糧として、本人の愛読書として、よく書いていたっけ。 中でも、ある章の題名を取り上げて、「これは、漢字で出来た塔であり、文書はかくあるべし。」という絶...
宮城谷さんが全体を眺めて、史記について語るのなら、鉄道紀行作家 故・宮脇俊三さんは“つまみぐい”する史記。 エッセイにも、生きる糧として、本人の愛読書として、よく書いていたっけ。 中でも、ある章の題名を取り上げて、「これは、漢字で出来た塔であり、文書はかくあるべし。」という絶賛を与えている。 ここには、「電車」男という言葉がない。一切、電車について触れずに一冊本を作った。 筆者の人生の書。
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