同じ年に生まれて の商品レビュー
大江健三郎と小澤征爾という、ボクにとっては一世代上の、文学にしろ、音楽にしろ、それぞれの作品や演奏を、時に指標として、時に励ましとして受け取ってきた二人が、同じ年に生まれ、2023年3月、2024年2月、ほぼ同じ年に、同じ年数を生きてなくなったことは、「われらの時代」の終わりを...
大江健三郎と小澤征爾という、ボクにとっては一世代上の、文学にしろ、音楽にしろ、それぞれの作品や演奏を、時に指標として、時に励ましとして受け取ってきた二人が、同じ年に生まれ、2023年3月、2024年2月、ほぼ同じ年に、同じ年数を生きてなくなったことは、「われらの時代」の終わりを、イヤもオウもなく実感させられてショックでした。 今となっては古い本ですが、それぞれの語り口に、それぞれの人柄を感じながら思い出にふけりました。 ブログにもあれこれ書きました。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202402170000/
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2019/06/10 読み終わった。 バイオリンの先生が小澤征爾好きで、文庫を3冊いっぺんに貸してもらった。じっくり読んだ。小澤征爾は、音楽にとことん真摯であった。 3冊の中では、この、大江健三郎との対談が一番面白かった。文豪は話すのも上手いのかしら。音楽の普遍性と文学の普遍じゃ...
2019/06/10 読み終わった。 バイオリンの先生が小澤征爾好きで、文庫を3冊いっぺんに貸してもらった。じっくり読んだ。小澤征爾は、音楽にとことん真摯であった。 3冊の中では、この、大江健三郎との対談が一番面白かった。文豪は話すのも上手いのかしら。音楽の普遍性と文学の普遍じゃない話が印象に残った。
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面白かったと思う。小澤征爾さんのナチュラルな感性みたいなのが何か大切なものを貫いているのがわかる。大江健三郎さんについても、対談の話を聴く範囲では、ひとりの文学者として面白いと思う。現実でやってる政治的な発言は支持せず聞こえて来るのはろくな話でないものばかりだったが率直な大江健三...
面白かったと思う。小澤征爾さんのナチュラルな感性みたいなのが何か大切なものを貫いているのがわかる。大江健三郎さんについても、対談の話を聴く範囲では、ひとりの文学者として面白いと思う。現実でやってる政治的な発言は支持せず聞こえて来るのはろくな話でないものばかりだったが率直な大江健三郎について知るいいきっかけになったかもしれない。ひとつ思ったことは特殊な人だということかもしれない。
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ともに1935年生まれの二人が、音楽や日本といったテーマをめぐって交わした対談を収録しています。 それぞれ音楽と文学の世界で世界に認められることになった二人は、随所で日本人の閉鎖的な性格を批判しています。しかしながら、みずからの人生を、「中国生まれの東洋人で、日本語しかできなか...
ともに1935年生まれの二人が、音楽や日本といったテーマをめぐって交わした対談を収録しています。 それぞれ音楽と文学の世界で世界に認められることになった二人は、随所で日本人の閉鎖的な性格を批判しています。しかしながら、みずからの人生を、「中国生まれの東洋人で、日本語しかできなかった男が、どうやって西洋の音楽を、死ぬまでにどこまで分かるようになるか、どこまでいけるか、という実験」と語る小澤と、「僕は、親父から伝わってきたものをいま持っている、それをみがいて、もっといいものにして子供に伝えてやろう」と語る大江という二人の生きかたを「デラシネ」と呼ぶのは、すこし当たらないように思います。というのは、明確には述べられていないものの、音楽と文学が「開かれた共同性」を実現する可能性をはらんでいることに両者ともに気づいているからです。このことが、本書のかくれたテーマになっているのではないかという気がします。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
初読。先週小澤征爾×村上春樹の『小澤征爾さんと、音楽について話をする』を読んで、この本を読みたくなった。村上さんとが2010~11年、その10年前が大江さんと。ひたすら音楽そのものについて話が進む村上さんのインタビューと違い、芸術論、教育論、日本人論へと話が広がっていく。(そこは企画した新聞社の意図でもあるのだが。)村上さんはスイスで、大江さんは奥志賀で、小澤さんが若手演奏家を指導する現場をじっくりと観察するのだが、そこから広がる話の類似点と相違点も面白い。この2冊読み比べるのもオススメです。
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様々な議論。固いのかと思っていたらけっこうざっくばらんに分かりやすく色々なお話をしている。光くんのお話とか。音楽のお話もおおい。読んでいるときにひたすら考えていたのは、わたしの人生とこのひとたちの人生は何が違うのだろう、ということ。文学に選ばれ、音楽に選ばれ、天才と呼ばれてきたお...
様々な議論。固いのかと思っていたらけっこうざっくばらんに分かりやすく色々なお話をしている。光くんのお話とか。音楽のお話もおおい。読んでいるときにひたすら考えていたのは、わたしの人生とこのひとたちの人生は何が違うのだろう、ということ。文学に選ばれ、音楽に選ばれ、天才と呼ばれてきたお二人だけれども、最初から自分がそうなれるという確信はそんなになかったようで、そしたら何が彼らを芸術にかりたてたのだろうか、とひとしきり考えて、でもわたしは芸術にかりたてられることもなく、なんとなくふわふわと生きるのかとか、リスクとか人生の決断とかそういうレベルではなく、何か見えない手みたいなものに導かれ、こういう人たちはやらざるを得なかったのかとか、なんかそういう、色々考えていたらけっこう悲しい気持ちになってきて、涙でた。
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2000年台に入ったばかりの時の対談ではあるが、今の時代に照らしても問題点として考えられないといけないと感じられることがかなりあった。 師弟関係について、子どもとの関係について、日本人の鎖国性と国益という考え方についてなど、とても素敵な対談であると感じた。
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坂書房で購入して、実家で読む。読みやすい対談でした。完全に、かみ合う対談ではありませんでした。僕が興味を持ったのは、バーンスタインの予言です。交響楽は滅びると予言したそうです。そのため、現在、交響曲を作曲する人はあまりいないそうです。多くの作曲家は室内楽にシフトしているそうです。...
坂書房で購入して、実家で読む。読みやすい対談でした。完全に、かみ合う対談ではありませんでした。僕が興味を持ったのは、バーンスタインの予言です。交響楽は滅びると予言したそうです。そのため、現在、交響曲を作曲する人はあまりいないそうです。多くの作曲家は室内楽にシフトしているそうです。僕も、バーンスタインの予言に同感です。オーケストラは、経済的に大変です。米国の有力オーケストラは、日本と比較して、経済的に恵まれています。これは、有力オーケストラが、豊富な寄付金に支えられていることを意味します。全収入のうち、入場料収入の占める比率は、20%だそうです。その他の大部分は、民間を中心とした寄附に依存します。つまり、経済的には、ペイしていないのです。室内楽は、寄附なしで、どうにかやっています。寄附が集まらなくなると、恐竜のように、オーケストラは滅びるかもしれません。
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再読必須 新しい人、Mediator、Oneness、Passion、個人>Institution 日本は閉じては決してダメだ。 ダブルスタンダードではダメだ。
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