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日本の黒い霧(上) の商品レビュー

4.1

42件のお客様レビュー

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戦後日本で起きた下山…

戦後日本で起きた下山事件や帝銀事件に対する著者の考えをまとめたもの。

文庫OFF

日本が米軍に占領され…

日本が米軍に占領されていた、その期間に発生した異常な事件を緻密に分析した書。

文庫OFF

2025/11/25

 戦後日本を覆った「黒い霧」は一つの事件では晴れない深さを持っていた。下山国鉄総裁謀殺論に始まり、もく星号遭難、造船疑獄、白鳥事件、さらにはラストヴェロフ事件まで。――松本清張はその断片を丹念に拾い集めた。 不可解な死と事故であり承けて調べ進めれば点は線となり不気味な影を落とす。...

 戦後日本を覆った「黒い霧」は一つの事件では晴れない深さを持っていた。下山国鉄総裁謀殺論に始まり、もく星号遭難、造船疑獄、白鳥事件、さらにはラストヴェロフ事件まで。――松本清張はその断片を丹念に拾い集めた。 不可解な死と事故であり承けて調べ進めれば点は線となり不気味な影を落とす。 真実を曇らせた権力の輪郭である。 「革命を売る男」伊藤律の存在もまた時代の裂け目を照らした。 清張が突き付けた問いは今も重い。 あの霧は歴史の彼方に消えたのかそれともいまも形を変えて漂っているのか。

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2025/06/14

現代史が得意だったのに、全然知らん事件もあった!もく星号墜落事件とか。下山事件はほんまにえげつないなあ。

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2025/01/03

とにかく怖い… 表紙もめちゃくちゃ怖い…。 占領下の日本で起きた未解決事件に松本清張がメスを入れる!! 上巻に収録されている事件は以下の通り。 「下山国鉄総裁謀殺論」「“もく星”号遭難事件」「二大疑獄事件」「白鳥事件」「ラストヴォロフ事件」「革命を売る男・伊藤律」 中でも下...

とにかく怖い… 表紙もめちゃくちゃ怖い…。 占領下の日本で起きた未解決事件に松本清張がメスを入れる!! 上巻に収録されている事件は以下の通り。 「下山国鉄総裁謀殺論」「“もく星”号遭難事件」「二大疑獄事件」「白鳥事件」「ラストヴォロフ事件」「革命を売る男・伊藤律」 中でも下山事件は、当時の国鉄総裁下山定則が礫死体で発見された事件として有名である。 記録を辿っていくと、さまざまな不審な点が出てきて、GHQの陰謀論に信憑性が感じられる。 戦後の民主化から、ソ連との冷戦が始まったことでGHQの占領政策は日本を反共の防波堤にする方針に変わった。今までの民主化政策とは一転、レッドパージで共産主義者には強い圧力がかけられることになった。 労働者に同情的だった下山総裁がGHQには邪魔だったのではないか…。 松本清張氏の全ての推理が正しいわけではないが、インターネットもない時代、これだけの取材を行うのは並大抵のことではない。 松本清張氏の執念とでもいう熱意が感じられる渾身の力作である。

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2024/12/29

下山事件や昭和の二大疑獄事件の真相を考察した本。戦後や高度成長期、米軍支配下の闇のようなものを感じるのです。下山事件はNHKが最近考察していたのとほぼほぼ同じ仮説でした。

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2024/08/23

戦後日本で起きた怪事件を松本清張が真相に迫る。 「下山国鉄総裁謀殺論」「もくせい号遭難事件」は面白く読めたが、他は今ひとつだった。 2024年8月23日読了

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2024/03/24

⭐︎4.7 昭和史に関心を持って、もう数年。年間に何冊かこの手の書物を手に取り、紐解くようにしている。半藤一利氏と本著作者の松本清張氏は、私の昭和史の師匠だと思っている。 本作で興味深いものは下山国鉄総裁謀殺論・白鳥事件・革命を売る男伊藤律(この本編でゾルゲ事件に大いに関心を持ち...

⭐︎4.7 昭和史に関心を持って、もう数年。年間に何冊かこの手の書物を手に取り、紐解くようにしている。半藤一利氏と本著作者の松本清張氏は、私の昭和史の師匠だと思っている。 本作で興味深いものは下山国鉄総裁謀殺論・白鳥事件・革命を売る男伊藤律(この本編でゾルゲ事件に大いに関心を持ちました) 自分の生まれ落ちた時代「昭和」の黎明期ここに光をあて翳を導き出してくれるこのような宝物と呼べる著作は、この先の人生で折々に手に取り紐解いていくものになると確信してやまない。 学ばさせていただきました。

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2024/01/31

戦後間も無い頃の日本における怪事件を松本清張が推理するノンフィクション短編集。 個人的には冒頭を飾る下山総裁轢死事件が白眉。圧倒的な情報収集力と公平というか冷徹な推理には説得力がある。コレは事件というか下山総裁に対する疑問であるが国鉄という電車のトップたる人物が死後に迷惑をかけて...

戦後間も無い頃の日本における怪事件を松本清張が推理するノンフィクション短編集。 個人的には冒頭を飾る下山総裁轢死事件が白眉。圧倒的な情報収集力と公平というか冷徹な推理には説得力がある。コレは事件というか下山総裁に対する疑問であるが国鉄という電車のトップたる人物が死後に迷惑をかけて自身の名誉を傷つけるような轢死を望むというのが衝動的にせよ心理的にあるモノなのか。清張先生の仰る通り真相が解明される事は恐らく無いと思われる。

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2023/07/05

アメリカが先導する軍司令部のキナ臭い縄張り争いに様々な人びとが巻き込まれる。尊厳を軽視する権力者の横暴は、事件を混迷させて世間を震撼と憤怒へと陥らせる。松本清張の真相究明は未決のまま筆致に思いの丈を残す。私たちはここから日本近代史の一端を知り思索しようではないか。決して華やかなり...

アメリカが先導する軍司令部のキナ臭い縄張り争いに様々な人びとが巻き込まれる。尊厳を軽視する権力者の横暴は、事件を混迷させて世間を震撼と憤怒へと陥らせる。松本清張の真相究明は未決のまま筆致に思いの丈を残す。私たちはここから日本近代史の一端を知り思索しようではないか。決して華やかなりし復興日本で語るなかれ。

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