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雷桜 の商品レビュー

4.1

154件のお客様レビュー

  1. 5つ

    61

  2. 4つ

    55

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    3

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2016/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても心に残る一冊でした。 なんといっても遊というこの女性が本当に好きで愛しくて仕方ありません。助次郎も。榎戸も。最初は嫌だったけれど斉道も。登場人物がみんないい味を出していました。お話自体が切なく美しいのに加えて、さらに季節や自然の細やかな描写も物語を美しく彩っています。もっぱら涙が止まらなかったのは最後の助三郎と榎戸の会話です。いままでの経緯を思うとたまらなく切なくなります。すばらしい小説でした。読むきっかけをくれた女優の杏ちゃんに感謝しています。

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2015/12/05

久しぶりの読書に良い本に出会えた。叶わない恋って何でこんなに切ないんだろう。とても綺麗な描写をされる作家さん。違う本も読んでみよう。

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2015/11/13
  • ネタバレ

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あらすじを知っていたはずなのに泣ける。 情景描写がうまい。映画化されているので確認してみたい。 主人公サイドの人間が皆賢い。だから終わりかたも後腐れなくきれい。数十年後の話で、代替わりした甥夫婦の描写がそれに反していて、うまい。 裏表紙に、一生一途に思い続けた…みたいな記述があったけど、そんなんわからんやないかい。とは思った。

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2014/11/26
  • ネタバレ

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【本の内容】 江戸から三日を要する山間の村で、生まれて間もない庄屋の一人娘、遊が、雷雨の晩に何者かに掠われた。 手がかりもつかめぬまま、一家は失意のうちに十数年を過ごす。 その間、遊の二人の兄は逞しく育ち、遊の生存を頑なに信じている次兄の助次郎は江戸へ出、やがて御三卿清水家の中間として抱えられる。 が、お仕えする清水家の当主、斉道は心の病を抱え、屋敷の内外で狼藉を繰り返していた…。 遊は、“狼少女”として十五年ぶりに帰還するのだが―。 運命の波に翻弄されながら、愛に身を裂き、凛として一途に生きた女性を描く、感動の時代長編。 [ 目次 ] [ POP ] 雷桜(らいおう)は雷が落ちて折れた銀杏に芽をつけたという、半分は銀杏、半分は桜という樹のことである。 銀杏と桜という別種のものが、雷をなかだちに出会い、一つのものとなる。 しかし決してどちらかに飲み込まれはしない。 本書はその雷桜のような、男女の出会いと別れの恋物語りである。 初節句に誘拐され、十年以上も山で育てられた後、ある日ひょっこり村に戻ってきた遊。 徳川将軍・家斉の17男で気の病いに悩まされていた清水家の当主・斉道。 二人は遊の兄が斉道に仕えたことが縁で人生のほんの一瞬を共に過ごす。 人間社会という檻ではなく、山に育てられた遊の奔放な一挙一動が、気持ちのいいほど潔い雰囲気を漂わせる。 それに加えて少女らしい一途な恋心にホロリとさせられてしまう。 今年は桜を見たら泣いてしまうかもしれない。 いつまでも切ない思いが込み上げてくる、そんな極上の物語である。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2014/11/19

評判が良かったので手に取った1冊。これまでこの作家は知らなかった。 江戸時代の、山を中心とした田舎町の話。3兄弟の末っ子の娘が赤ちゃんの頃に連れ去られ、山の中で他人に育てられる。大人になり実の両親の元へ還るが、そこへ将軍の息子が療養に訪れ、淡い恋が生まれる。身分差により、かなわぬ...

評判が良かったので手に取った1冊。これまでこの作家は知らなかった。 江戸時代の、山を中心とした田舎町の話。3兄弟の末っ子の娘が赤ちゃんの頃に連れ去られ、山の中で他人に育てられる。大人になり実の両親の元へ還るが、そこへ将軍の息子が療養に訪れ、淡い恋が生まれる。身分差により、かなわぬ恋となるが…。 エンターテイメント性の高い小説だと思う。登場人物が皆愛情にあふれていて、ほのぼのする。主人公の遊という野生的な少女が大人になっていくのと、次兄の助次郎が都に出て役人になっていく話が2本立ての構成で進む。 物語を支えるのが、山の広場に生えている大きな桜の木。遊がさらわれた日に生えたと言われる。少年のような遊が初めて男性から愛され、将軍の息子とけなげな純愛を貫く。情景が美しい物語である。

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2014/11/14

題名に惹かれて購入。 かなり前に読んだ本なのでうろ覚えなのですが、映画でチラッと見た蒼井優が何だか印象的でそちらのイメージの方が強いです。

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2014/07/09

恋愛色があまりキツくない江戸時代が舞台の恋愛物。二人が出会うまでと別れた後の描写が圧倒的に多いからか。男勝りヒロインは女性に好まれるタイプ。だが相手にあまり魅力を感じられない。なぜヒロインが惚れたのか疑問…

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2014/04/16

映画化された作品。斉道のキレッぷりに( ; ゜Д゜)となりながら、恋愛作品と聞いていたが違うのか?と疑いながら読み進めた。きちんと恋愛が出てきたので、安心。

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2014/01/14

すごく読みやすかったが読みやすすぎてライトノベルのような印象を受けた もうちょっと後半部分をじっくり読みたかった気がします

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2014/01/12
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宇江佐さんの時代小説を読むようになって、 どの作品もいいなぁ~って感じていたけれど、 今まで読んだ中で(3冊ぐらいだけど)一番いい!!って 絶叫したくなる本でした。 すごくざっくり表すと、 瀬田村の庄屋の家に生まれた末っ子の遊(ゆう)が 藩どうしの策略の中で赤子の時にさらわれて、 十何年後に野生の子風になって戻ってくる話。かな? 素直に思ったこと。 遊のまっすぐ、きっぱり、筋の通った生き様が美しいなと。 赤ちゃんの時に誘拐されて、伊賀の忍者もどきに育てられるけど、 そんな人にも育ての恩を感じてるし。 実の母親や兄嫁にも感謝の念を忘れない。 だけど身なりや発言は粗野な感じ。 そのGAPがみんなを惹きつけるんだと思った。 また清水の殿様(斉道)の気狂い、メンタル異常が 遊との出会いで癒されていくのも、 なんだか読んでいる方としては嬉しいっていうか。 治癒の力もあるのねん!と感慨しきりでした。 遊本人にはまったくありのままだと思うんだけどね。 女性の生きざまとして、 他人を不幸にしないけれど、自分のやりたいことを通す、 筋の通った生き方。 本当に見習いたい!と思ったのでした。

Posted byブクログ