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アキハバラ の商品レビュー

3.6

38件のお客様レビュー

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六郷史郎の珍騒動に思…

六郷史郎の珍騒動に思わず吹きだしてしまします。ストーカーに間違われるところは最高でした。秋葉原の非常に独特な雰囲気が全体に醸し出されており主人公の田舎者全開の感じと対照的でそれもこの本の魅力だと思います。

文庫OFF

2024/07/01

警視庁捜査一課巡査部長、碓氷弘一。46歳。腹の出た体型に薄くなった頭髪。くたびれた背広姿というサエない中年男だ。  世辞も苦手で上司のウケも良くない。けれど上意下達主義の警察にあって、組織の常識に囚われない独自の視点から事件を見ることができる。  そんなベテラン刑事の碓氷が...

警視庁捜査一課巡査部長、碓氷弘一。46歳。腹の出た体型に薄くなった頭髪。くたびれた背広姿というサエない中年男だ。  世辞も苦手で上司のウケも良くない。けれど上意下達主義の警察にあって、組織の常識に囚われない独自の視点から事件を見ることができる。  そんなベテラン刑事の碓氷が泥臭く事件解決に奔走する警察サスペンス。シリーズ2作目。          ◇  秋葉原。国内と言わず世界中のITファンが集う街である。事件は、そこで起きた。   セキュリティの甘い日本はまさにスパイ天国だ。世界中のスパイにとって息抜きの場になるほどである。中でも秋葉原は、スパイやテロのツール調達のメッカである。  イラン対イスラエルというスパイ同士の小競り合いから物語は始まる。舞台はもちろん秋葉原。さらにロシアンマフィアやらヤクザやらが同じビルで暗躍を始めた。  そこにやってきたのが秋田から上京して間もない大学生の六郷四郎。  憧れの東京。憧れの秋葉原。キャンペーンガールの美脚に見惚れ舞い上がっていた四郎が、裏社会の人間たちが繰り広げる騒動に運悪く巻き込まれてしまった。  爆弾騒ぎ、銃撃戦、人質を取っての立て籠もり。パニック状態に陥りながらも必死になって身を隠す四郎。  一方、警視庁から先乗りで派遣された碓氷は情報収集に全力を上げるが……。        * * * * *  シリーズ1作目に続き、本作もパニックサスペンスです。そして碓氷の活躍は黒子的で控えめなのも前作同様。  けれど、北朝鮮のスパイから情報を引き出したり街の顔役の協力を取り付けたりと、相変わらずの人使いの上手さが際立つ碓氷。  極めつけは対立していたはずのイランの腕ききスパイとイスラエルのスパイの2人までもが揃って助力を申し出るという、碓氷の人徳というか人誑しぶりには笑うしかありません。  都合よすぎる展開ですが、エンタメとしては、前作以上のおもしろさでした。  再読なので筋書きはわかっているにも関わらず、この終盤に差し掛かるとワクワクしてしまうのだから、いい出来の作品だと思います。

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2022/02/08

ワチャワチャいろんなストーリーが絡み合って…ほんと秋葉原ぽい。 上京して初めて秋葉原行った時のワクワクした感じ、史郎の気持ちが分かる。 コロナ前の秋葉原はこんな事が起きても不思議じゃないくらいワチャワチャしてて、そんな所が何となく好きだった。久しぶりに行ってみようかと思った。

Posted byブクログ

2020/05/13

タイトル通り、秋葉原を舞台に繰り広げられる、縁もゆかりもなかった人たちのドラマです。 上京したばかりの大学生や外国人スパイなど、これほどバラバラな登場人物を一つの事件を軸にして、結び付ける著者の力量は見事だと思います。 始めはなかなか先が見通せない展開でしたが、読み進めるうち...

タイトル通り、秋葉原を舞台に繰り広げられる、縁もゆかりもなかった人たちのドラマです。 上京したばかりの大学生や外国人スパイなど、これほどバラバラな登場人物を一つの事件を軸にして、結び付ける著者の力量は見事だと思います。 始めはなかなか先が見通せない展開でしたが、読み進めるうちに、最初は点であったもの同士の距離がだんだん近づいてきて、最終的には大きな輪になるようなイメージでしょうか。ストーリーと秋葉原という街の組み合わせも絶妙。 後半登場する刑事・碓氷は実は今野作品としては碓氷シリーズとしてすでに6作目まで刊行されているんですね、知りませんでした。1作目、3作目以降にも期待が持てる内容でした。

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2018/06/15

その日、大学入学のため上京したパソコン・マニアの六郷四郎は、憧れの街・秋葉原に向かった。だが彼が、足を街に踏み入れた瞬間、店で万引き扱い、さらにヤクザに睨まれた。パニックに陥った四郎は、思わず逃げ出した!その瞬間、すべての歯車が狂い始めた。爆破予告、銃撃戦、警視庁とマフィア、中近...

その日、大学入学のため上京したパソコン・マニアの六郷四郎は、憧れの街・秋葉原に向かった。だが彼が、足を街に踏み入れた瞬間、店で万引き扱い、さらにヤクザに睨まれた。パニックに陥った四郎は、思わず逃げ出した!その瞬間、すべての歯車が狂い始めた。爆破予告、銃撃戦、警視庁とマフィア、中近東のスパイまでが入り乱れ、暴走する電気の街・アキハバラ。

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2017/06/25

後半になってやっと碓氷刑事登場。非現実な話だが、余りにも発砲を制限されている日本の警察がテロと戦うのは余りにも無力だというのには説得力がある。

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2016/04/10

あんまりおもしろくなかったー。 銃撃戦とか、日本で行われることが 非現実的だし、外国人がそれに 協力するとかも不自然。

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2015/11/07

最初は登場人物が多すぎて、訳分からなくなったが、そのゴチャゴチャと喧騒が非現実的なのに、アキハバラならありそうで面白かった。

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2015/11/05

碓氷シリーズ2作目。 期待通り。 かなりファンタジックな展開でしたが、 エンターテインメントあふれる面白い作品でした。

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2015/09/13

最近今野敏ばかり読んでいる。 本作は、触発に続く碓氷弘一シリーズ第二弾。碓氷の登場はかなり遅く、群像劇的な作日。 たった数時間の秋葉原でのゴタゴタ。それぞれが魅力的な登場人物で少ししか出てきていないにもかかわらず、李さんすら、印象的。 碓氷が、触発の経験で人が変わり、よりカッコ...

最近今野敏ばかり読んでいる。 本作は、触発に続く碓氷弘一シリーズ第二弾。碓氷の登場はかなり遅く、群像劇的な作日。 たった数時間の秋葉原でのゴタゴタ。それぞれが魅力的な登場人物で少ししか出てきていないにもかかわらず、李さんすら、印象的。 碓氷が、触発の経験で人が変わり、よりカッコよくなっているのが、シリーズを読んでいる読者としては嬉しいポイント。 映像化してほしいなーと一瞬思うものの、この群像劇、おそらく映像化すると一人一人が陳腐になる。 これぞ、小説だからこそ、それぞれの登場人物の魅力が出てくるんだな、と思わせられた小説でした。 エンターテイメントととして、いろんな人がかっこいい主役級の男気的な、スペシャリスト的な活躍をする、すっきり面白い小説。 2015.09.13

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