砂の器(上) の商品レビュー
親に勧められて読みました。推理小説のようでいて、人間の暗い部分が描かれていて深いと思いました。個人的に物語内の場所がわかっていたのでさらに楽しめました。
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普段多少無理やりキャラ作りしてる作品ばかり読んでる(ていうかそういうのが好き)なので 清張先生の普通の人ばかり出てくる作品に逆に新鮮さを感じています。 20060603
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子どものころ(高校生のころか?)に観た映画版「砂の器」には痛く感動した覚えがある。つい最近まで放映されていたテレビ版「砂の器」も。主人公の歌の酷さに反比例した抑えた演技はなかなかのものであった。 今回読んだ原作はといえば、松本清張本人が言っているように、 「…普通、推理小説の形態...
子どものころ(高校生のころか?)に観た映画版「砂の器」には痛く感動した覚えがある。つい最近まで放映されていたテレビ版「砂の器」も。主人公の歌の酷さに反比例した抑えた演技はなかなかのものであった。 今回読んだ原作はといえば、松本清張本人が言っているように、 「…普通、推理小説の形態をとった場合には、必ずや解決篇が必要である。…しかし、最後にいたって”絵解き”の部分がはいると、俄然”文学性”は地下にもぐってしまう、絵解きぐらい非文学的な通俗的な論理はない…。」(新潮文庫版より引用) のである。謎解きに飛躍を感じるのである。
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舞台となる昭和30年代の様子が懐かしい。汽車の窓から紙吹雪を散らす女ってのはどうかなぁ。現実離れしてないか。
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高校時代、映画を見せられてその後に購入した本☆うーん、どぉかな??あたしは映画よりも面白かったです。はぃ。でも暗い。。暗かった。。。
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ドラマをちょっとだけ(最終回の後半だけ・・)見てからの読書。 松本清張の「開けたカッコは必ず閉じる」ような几帳面なロジックはどれも読んでいて気持がいい。 当時の社会背景といまでは違うし ドラマはここに「宿命」というテーマを与えて人間味を増していたようだけど だったらそれこそ原作...
ドラマをちょっとだけ(最終回の後半だけ・・)見てからの読書。 松本清張の「開けたカッコは必ず閉じる」ような几帳面なロジックはどれも読んでいて気持がいい。 当時の社会背景といまでは違うし ドラマはここに「宿命」というテーマを与えて人間味を増していたようだけど だったらそれこそ原作と同じくハンセン病の抱えてきた過去を描いてもよかったのでは? あともうひとつ印象的だったのが原作では汚いものとして扱われる「出世欲」「名声欲」がいまの社会ではすっかり正当なものになってしまっているんだな、と気付いたこと。 時代観の相違というのが面白く ドラマは(ちゃんと見てないけど) 原作のエッセンスを活かしながら人間ドラマに仕上げていたと思う。 DVD借りよう。
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1973年に発行された本だけど、私は最近読んでまったく古さを感じませんでした。携帯電話や当時の若者のファッション、女性の言葉遣いなどは時代を反映しているけど、むしろそれが良いアクセントになって新鮮に感じました。推理小説って面白いんだ!と思える一冊。
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最近急に読み返した本。なぜかというと、AERAの記事で特集してたからなんですが。日本全国の様々な地名、出雲弁と東北弁との類似点など、推理小説としてのみならず旅ものとしても読み応えのある本書ですが、読売新聞連載時、松本清張は登場するほとんどの土地に行ったことが無い(!)状態でこれを...
最近急に読み返した本。なぜかというと、AERAの記事で特集してたからなんですが。日本全国の様々な地名、出雲弁と東北弁との類似点など、推理小説としてのみならず旅ものとしても読み応えのある本書ですが、読売新聞連載時、松本清張は登場するほとんどの土地に行ったことが無い(!)状態でこれを書いたわけなのですね。各支局の記者からのレポートでこれほど複雑な物語を構築できる筆者の構成力に、うんうん唸りながら読み返しました。最初に読んだ時はハンセン病患者への昔の対応にショックを受けましたが、今は筆者の構成力にただただ感服なのです。
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事件解決の入り口に「カメダ」という方言(訛り)を取り上げたことが、新鮮でオモシロい。華麗な人間関係がさらに事件の成り行きを興味深いものにさせた。
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中居正広主演で2004年にドラマ化した「砂の器」の原作。 私はドラマ見てからこの小説読んだんだけど、見る前に読みたかったって思いました。 なんだか描写がキレイで、読みやすかった。
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