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播磨灘物語 新装版(四) の商品レビュー

4.1

46件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

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秀吉に天下を取らせた…

秀吉に天下を取らせたものの、その後は秀吉に警戒され、隠居してしまう。その才能を100%試す機会に恵まれなかったのが残念だ。そこまで欲の深い人でもなかったのかもしれない。

文庫OFF

2025/06/11

稀代の軍師黒田官兵衛一代記の最終巻。官兵衛の性格は一見すると軍師らしからぬけど、こういう人でないと策も上手くいかないというのは説得力がある。毛利元就も同タイプだったのかもしれない。その毛利元就の息子2人が凡庸な孫の輝元を支えるのは美談。高松城の水責め中に本能寺の変が起こり秀吉が始...

稀代の軍師黒田官兵衛一代記の最終巻。官兵衛の性格は一見すると軍師らしからぬけど、こういう人でないと策も上手くいかないというのは説得力がある。毛利元就も同タイプだったのかもしれない。その毛利元就の息子2人が凡庸な孫の輝元を支えるのは美談。高松城の水責め中に本能寺の変が起こり秀吉が始動する訳だが官兵衛の一言は正直過ぎて失言に近い気もする。それで警戒されている訳だから確かに正直な人だったのだろう。 太閤記もそうだったけど本作も後半は駆け抜けるようなテンポになっている。如水となってからが短い印象だ。 関ヶ原の時の不穏か行動も息子長政の東軍への功績で露と消える訳だがこれは段取り不足で長政の名前を落とすには値しないとみる。それよりも関ヶ原で大暴れして凄絶な死を遂げていたら関ヶ原、いや戦国時代におけるダーティーヒーローとして後世に残ったかもしれず、その辺りもこの人の性格が出ていると思う。

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2025/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全4巻読み切りました。 最後は、備中高松城から如水の最後まで。 黒田官兵衛としての物語は山崎合戦で終えて、そこからは如水の話となり、亡くなるまでの話になるけど、ダイジェスト的になって(最近、司馬さんの本読みまくっていて最後はこんな終わり方っておもったけど)播磨灘の物語としては、舞台も変わって確かに終わっていく感じでした。 断片的に知っていた、関ヶ原以降の如水の思惑もあって、家康に怪しまれないようにうまく立ち回る感じなんかは、戦国の怪大名っぽくてミステリアス。隠居後は子供と遊んだり、街を散歩したりと、かつての姿とは懸け離れているその生活描写は、年を取るとみんな同じか、と思える節も感じる。 これを書き始めたきっかけも、司馬さんの出自が播磨に関係していることも最後にあり、書き手も巻き込んでのメタ的な締め方には最後まで楽しめました。

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2024/10/11

明日からの兵庫城廻りに向けて、姫路城ゆかりの小説を検索した結果、黒田官兵衛が主人公ということも知らず読み始めた本。黒田官兵衛のことを全然知らなかったけれど、こんなすごい人がいたということに驚いた。戦国末期を秀吉や信長ではなく別の角度から詳しく知ることができ、とても面白かった。また...

明日からの兵庫城廻りに向けて、姫路城ゆかりの小説を検索した結果、黒田官兵衛が主人公ということも知らず読み始めた本。黒田官兵衛のことを全然知らなかったけれど、こんなすごい人がいたということに驚いた。戦国末期を秀吉や信長ではなく別の角度から詳しく知ることができ、とても面白かった。またいつか岡山の城巡りをする時には福岡村を訪ねてみたい。

Posted byブクログ

2024/06/28

I think about Ryotaro Shiba. He might think that human life is small things in a good way. It’s not good that human feels like heavy myself....

I think about Ryotaro Shiba. He might think that human life is small things in a good way. It’s not good that human feels like heavy myself. He said ,“family lineage is a fiction. ”I like this frase! He might feel that he is similar to Kanbei(Zyosui). “Zyosui” is translated directly into “like water ”. Shiba says,”Kanbei might think that human life is like a picture be written on the water.” I love this idea.

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2023/07/13

様々な黒田官兵衛ものがあるが、さすが司馬遼太郎先生の官兵衛になっていて、膨大な資料を基に描かれていた。 官兵衛の志しが、グサッと心に染みる感じがした。

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2023/02/25

感想を書くのをサボってしまったが、全体を通して星5?の感想だった。 司馬遼太郎を初めて読んだのは『項羽と劉邦』だったが、それも面白かった。 他の著者の歴史小説も少し読んだが、司馬遼太郎のは小説という形で物語として進められていくが、所々に著者の見解が示されている点がうまい具合に...

感想を書くのをサボってしまったが、全体を通して星5?の感想だった。 司馬遼太郎を初めて読んだのは『項羽と劉邦』だったが、それも面白かった。 他の著者の歴史小説も少し読んだが、司馬遼太郎のは小説という形で物語として進められていくが、所々に著者の見解が示されている点がうまい具合に内容を読みやすくなっていると思った。 官兵衛の思想、生き方を読み解きながら、その生について少し触れることができたと感じる。

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2023/02/23

20年ぶりくらいに信長の野望も購入し何度目かの戦国ブームが来た。 小牧長久手や関ヶ原のときの立ち回りにもっと触れるかと思いきや最後のまとめ程度。 合理さと人としての面白さを持つ稀有な存在。庄屋上がりのような家康を嫌い、それに媚びる息子を馬鹿にするとか人として面白いところがありすぎ...

20年ぶりくらいに信長の野望も購入し何度目かの戦国ブームが来た。 小牧長久手や関ヶ原のときの立ち回りにもっと触れるかと思いきや最後のまとめ程度。 合理さと人としての面白さを持つ稀有な存在。庄屋上がりのような家康を嫌い、それに媚びる息子を馬鹿にするとか人として面白いところがありすぎる。

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2022/08/15

ついに完結。全編を通して司馬遼太郎さんの官兵衛に対する好感が滲み出ていた。 あとがきの最後の一文「友人にもつなら、こういう男を持ちたい。」は最高の賛辞ではなかろうか。

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2022/08/05

大昔に読んでいたものを、数十年ぶりに再読。 読んでいて「これ、初読なんじゃないか?思い込んでただけで」と数度思い。 でも最終的に「あ、これ読んだなやっぱり。数十年前に」となんとなく思った。 戦国時代に秀吉の下で名を馳せた軍師「黒田官兵衛」の半生を描く長編小説。 個人的な説です...

大昔に読んでいたものを、数十年ぶりに再読。 読んでいて「これ、初読なんじゃないか?思い込んでただけで」と数度思い。 でも最終的に「あ、これ読んだなやっぱり。数十年前に」となんとなく思った。 戦国時代に秀吉の下で名を馳せた軍師「黒田官兵衛」の半生を描く長編小説。 個人的な説ですが、司馬遼太郎さんの特に長編は、 「坂の上の雲(1969-1972)以前、と以降」 に分けられると思っていて、「播磨灘」は1975。以後です。 「竜馬がゆく」や「国盗り物語」に比べれば、枯れていて、エンタメ臭が弱い。 その分、読み手側がもうほぼ50歳ともなると、「再読の滋味」は「以降」の諸作の方が深かったりしますね。 つまりは官兵衛という人が持っていた「才気」と「澄み切った人間臭さ」と「背筋の通った人柄」が、幾多の怒涛を経て「時の運」や「人間の集団の頑迷さ」にどこかまでしか、歯が立たない。 でもそれだからこそ風景として描くに足る愛情を呼ぶんでしょうね。 エンタメ感の向こうにそういう湿度のため息を感じるあたりが「以降」でしょうね。 そして何より、「戦国」という混乱の中世が、「信長・秀吉・家康」という近世へと、軋みを唸りながら転換していく、そんな歴史のドラマを感じさせる。このダイナミックさ、この描く力。 エンタメでありつつ、どこかマルクスを読んでいる気にもなって来る。 うーん。やっぱり脱帽。

Posted byブクログ