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黒い仏 の商品レビュー

3

83件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    30

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    9

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2017/03/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

美濃牛のように正統派ミステリかと思いきやまさかの…!という感じでした。 アンチミステリになるのかなぁこれは…。 人によっては、なんだこれー!って投げつけそうな感じ。 私もまさかこんな感じとは思わなかったので二章の最後のあたりでかなり驚いたけど『あぁ、こういう世界観なんだ…』と思えばこれはこれで楽しめました。 続きもこんな感じなのかは知らないけど読んでいきたいです。

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2016/11/03

とてもいいですね。 まるでボクシングの試合でバックドロップを炸裂させて相手をノックアウトするかのよう。 ミステリとしては反則負けかもしれないが、見事にエンタメ勝利じゃないだろうか。 まあ、トリックとしてはとるに足らないし、謎解きと呼べるようなものもないが、あえてミステリ作品にして...

とてもいいですね。 まるでボクシングの試合でバックドロップを炸裂させて相手をノックアウトするかのよう。 ミステリとしては反則負けかもしれないが、見事にエンタメ勝利じゃないだろうか。 まあ、トリックとしてはとるに足らないし、謎解きと呼べるようなものもないが、あえてミステリ作品にしてしまっているとこが、どうかしてるよ。 議論の余地もないほどに破綻してるところがとてもいい

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2016/10/01

これはミステリーと呼んでいいのかという疑問は起こる。提示したいことはなんとなくわかるが、それはミステリーの範疇なのって。笑おうと思えば楽しめたのだろうか。

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2016/03/14
  • ネタバレ

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痛快のなんのって。賛否両論なのはりかいできるけど、 初めからなんか変だな感をにおわせているんだから、これはアリだと思う。最後の一行がすごすぎる。たのしかった。

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2015/12/09

本作は、以前誰かが使っていた「ミステリパロディ小説」という言葉がぴったりの小説だと思う。SFであり、アンチミステリものである。もし本当はこうだったら、という考え方が面白い。 前作は真っ当な推理小説という感じだったが、本作はかなり挑発的な内容なので知らずに読んだら驚くかもしれない。...

本作は、以前誰かが使っていた「ミステリパロディ小説」という言葉がぴったりの小説だと思う。SFであり、アンチミステリものである。もし本当はこうだったら、という考え方が面白い。 前作は真っ当な推理小説という感じだったが、本作はかなり挑発的な内容なので知らずに読んだら驚くかもしれない。私は、石動シリーズの前に「夏と冬の奏鳴曲」を読んでいたので、耐性がついていて丁度良かった。

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2015/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

九世紀の天台僧・円載にまつわる唐の秘宝探しと,ひとつの指紋も残されていない部屋で発見された身元不明死体。この二つの接点をめぐる作品。名探偵・石動偽作は,ひとつの指紋も残されていない部屋で発見された身元不明死体の事件の犯人と目されるベンチャー企業の社長「大生部」のアリバイ作りに利用されていた。名探偵のメンツに掛けて,アリバイを崩す。深夜に石動偽作に会ってから福岡に向かって殺害したのではなく,殺害してから東京に行き,深夜に石動偽作と会ったのだと。ひとつの指紋も残されていない部屋を借りていたのは,大生部だと指摘した。 普通の本格ミステリであれば,ここまで。しかし,この作品は普通の本格ミステリではない。天台宗がいまだに鎮護国家を目指し,妖魔と戦っている世界の話であり,指紋が一つも残っていない部屋で殺されていたのは慈念という僧侶だった。慈念を殺害したのは,大生部である。しかし,実際は,妖魔である大生部が,石動偽作に会ってから,妖魔の姿になり,福岡まで飛行し,慈念を殺害していたのである。星慧という妖魔側の僧侶は,大生部が殺したことに違いないので,大生部が逮捕されれば事件が上手くまとまる…として,過去にさかのぼり,石動偽作の推理に合った証拠を作ってしまうという話だ。 本格ミステリそのもののパロディ的な作品である。本格ミステリとして読んでしまうと本を投げてしまいそうなオチだし,バカミスともちょっと違う。しかし,石動偽作とアントニオのキャラクターと読みやすい文体などとあいまって,とても好きな作品である。★4で。

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2015/08/29

正統派ミステリーかと思いきや、本一冊が壮大なギャグだった。種明かしの殺人の描写で大笑いした。思い出したのが筒井康隆の「ヤマザキ」。山崎の戦いにおける豊臣秀吉の中国大返しで、諸大名との連絡に何の説明もなく電話を使い、普通に新幹線に乗る。あれに似ている。

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2014/12/06

なんでこんなにもミステリなのでしょうか… こんな離れ業(反則技)かましてるのになんで… びっくりするくらいロジカルなんですよ… 殊能さんを読むのは『ハサミ男』以来2年ぶりくらいですが、こんなにも妖しい作家だと知っていたらもっと早く読んでたのに… 下手物喰らいの僕にはぴったりです...

なんでこんなにもミステリなのでしょうか… こんな離れ業(反則技)かましてるのになんで… びっくりするくらいロジカルなんですよ… 殊能さんを読むのは『ハサミ男』以来2年ぶりくらいですが、こんなにも妖しい作家だと知っていたらもっと早く読んでたのに… 下手物喰らいの僕にはぴったりです ただ、叱責、批判もっともで、評価するしないは完全に好みの問題。 ミステリ歴とか全く関係ないでしょう。 それと本書をより楽しむために、クトゥルフ神話を表層的にでも知っておくといいと思います。

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2014/10/27

!???まったくノー情報で読んだので中盤一回本を閉じた。コントか。 まさかすぎる展開だったので読むのがつらかった…超能力バトルしんどかった

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2014/06/12

世界を揺るがす秘宝探しを依頼される名探偵。 部屋中の指紋が綺麗に拭き取られた奇妙な殺人現場。 怪しい女。 妖しい僧。 何かを隠す助手。 読者を待っている未だかつてない真相。

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