黒い仏 の商品レビュー
石動戯作シリーズの2作目。 読めばわかるさ本書の技巧と狙いが、妖しい雰囲気は探偵も読者も巻き込んで新たなミステリの舞台に垂れ込める。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前知識なく読むとまさに壁に叩きつけたくなる気持ちはわかります。私は事前に壁本、バカミスとわかっていて読んだので、法術バトルのシーン、そしてクトゥルフにつながる部分はまさに手を叩いて大喜びしましたが。 個人的に色々想像の余地を残す作品の方が好きなので、あのラストは◎です。
Posted by
変則ミステリかつバディもの? まっとうなミステリを期待して読むとひっくり返りそうだけど、個人的には満足でした。 シリーズが結構あるようなので、追いかけてみよう。
Posted by
これも積読だった本。本の雑誌・どんでんランキングで、栄えある1位を獲得し、それはさすがに手元にあるなら読むしかないよな、ってことで。ただそうなると、当然、通り一遍のどんでんではないと考えるし、驚きのトリックとかを超えて、多分世界が変わる系何だろうな、ってのは予想がついてしまうとい...
これも積読だった本。本の雑誌・どんでんランキングで、栄えある1位を獲得し、それはさすがに手元にあるなら読むしかないよな、ってことで。ただそうなると、当然、通り一遍のどんでんではないと考えるし、驚きのトリックとかを超えて、多分世界が変わる系何だろうな、ってのは予想がついてしまうというもの。実際そうだった訳だけど、驚きが半減する反面、違和感なく世界観に馴染めたって部分もあり、まあどんでん系と知って読んでも良いのかな、と。なんだかんだ結構楽しめて、ほぼ一気読みしてしまいました。
Posted by
いやいや…最初は楽しめましたが、途中、『???』てな感じで、最後は付いていけなかった〜。 ごめんなさい、最後まで辿り着けてません。 あたしにはムリだった〜。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作『美濃牛』の展開は予想出来たとしても、この結末は誰にも予測出来ない。名探偵が超人的トリックに挑んだ作品。嫌いじゃないです。最後の一文も好きです。例えばこれが単発の作品として終わるのならそれまでのことだが、シリーズの一つとしてこの物語が存在することにも魅力を感じる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「なんか色々な前評判は聞くけれど、講談社から出ている探偵ものなのだから多少設定が特殊でもジャンルはミステリなのだろう」 そう思っていました、実際に読むまでは……。 衝撃は受けたけど、ふざけんなって思ったけど、面白かったです。 石動さんから見える手がかりだけを総合するとちゃんと石動さんと同じ推理にしかなりようがないように作られてるのが何気にすごいなと思う。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シリーズ物の探偵、石動戯作ものなので、当然これは本格ミステリだと思ったのです。 ところが読み進めるうちに、何やら雲行きが怪しくなってくる。 これは伝奇小説なのか? 結果的には名探偵石動戯作は、依頼された案件の外に殺人事件の謎も解いてしまうのだけど。 でも、これ、絶対受け付けない人が一定数いると思うわ。 『ハサミ男』を読んだ時の衝撃は「おおっ!」だとしたら、この作品の衝撃は「ええ~っ!?」 面白いなあ、殊能将之。 デビュー当時から評価が高いのは知っていたけど、個人的にはノーマークだったので、今さらながら衝撃が大きすぎます。 もっと早く読んどけばよかったなあ。 もったいないことをしました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
かなりの反則でぐだぐだになりそうなところ、よくまとまっているところはすごい? どこまでが反則なのかわからなくなってくるので最後の方はちんぷんかんぷんな点もあり。
Posted by
例えば、名探偵による謎解き後の超展開なんかを、メタミス的に捕えることもできるだろうが、それはやっぱり考えすぎで、これはどう見ても悪ふざけだよ。褒めるのもけなすのも、あまり真剣になるのは違う気がする。ミステリ的な部分に目を向ければ、トリックは軽めながら、変に良くできてる。ただ、ミス...
例えば、名探偵による謎解き後の超展開なんかを、メタミス的に捕えることもできるだろうが、それはやっぱり考えすぎで、これはどう見ても悪ふざけだよ。褒めるのもけなすのも、あまり真剣になるのは違う気がする。ミステリ的な部分に目を向ければ、トリックは軽めながら、変に良くできてる。ただ、ミステリとしてはいちばん美味しいところを、明後日の方角にぶん投げてるので、欲求不満にはなるかな。ラーメン屋でそこそこ美味しいカレーを出されたようなものか。
Posted by