黒い仏 の商品レビュー
なんですか、これ?コメディー?ドラえもんかと思った(笑) スラスラ読めるので、何でも受け入れる許容範囲の広い方にはオススメ。 それでホンマに良かったのかアントニオって言いたい。
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素晴らしい! 途中まで普通の推理小説なのに、中盤あたりから、もうなんでもありな展開 ここまで予測不可能なストーリー読んだことがない 最後の一行につい苦笑してしまった。 石動戯作シリーズの第一作の「美濃牛」をまだ読んでいないため、登場人物たちの設定がよくつかめなかったので、こち...
素晴らしい! 途中まで普通の推理小説なのに、中盤あたりから、もうなんでもありな展開 ここまで予測不可能なストーリー読んだことがない 最後の一行につい苦笑してしまった。 石動戯作シリーズの第一作の「美濃牛」をまだ読んでいないため、登場人物たちの設定がよくつかめなかったので、こちらも今後、目を通したい。
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批判も賞賛もそりゃ受けるだろう。奇を衒うというよりも、暗黙の了解を飛び越えた作品の方が正しい都思われる。こういった作品は多いのでありといえばありでないかしら。 さんてんの視点から進んで行く作品ではあるけれど、全く別の作品のようで、別の一点で一本の作品にしているよう。ミステリーだと...
批判も賞賛もそりゃ受けるだろう。奇を衒うというよりも、暗黙の了解を飛び越えた作品の方が正しい都思われる。こういった作品は多いのでありといえばありでないかしら。 さんてんの視点から進んで行く作品ではあるけれど、全く別の作品のようで、別の一点で一本の作品にしているよう。ミステリーだと思わずに、物語と思えば面白い。
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証拠に関する面白いミステリとの噂を聞いて読んだ。 探偵役の依頼調査と、それと同時に影で進むもう一つの物語が重なった時に起こった他のミステリで見たことがなかったとんでもない仕掛け。 これに関して賛否が別れるのは分かる。自分は面白く感じた。
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再読。多くの本格ミステリファンが激怒したというのは十分想像できるのだけど、作中で名探偵石動戯作が「とんでもないカヴァー」の例としてあげていたサン・ラによるデューク・エリントンナンバーのように、わからなくても面白がることはできると思うんだ。太陽神サン・ラが邪悪なわけはないから、石動...
再読。多くの本格ミステリファンが激怒したというのは十分想像できるのだけど、作中で名探偵石動戯作が「とんでもないカヴァー」の例としてあげていたサン・ラによるデューク・エリントンナンバーのように、わからなくても面白がることはできると思うんだ。太陽神サン・ラが邪悪なわけはないから、石動は(今回の事件の「真相」同様)まったくわかっちゃないのだけど。
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至る所で批判されたり、賞賛されたりしている黒い仏。 読みました。 批判されるのも、賞賛されるのも たしかに といった感じ。 個人的には壁本(壁になげつける本)にはならなかったです。 面白い・・・と言えば、面白いといえなくもない。 でも怒りたい気持ちもわかる・・・...
至る所で批判されたり、賞賛されたりしている黒い仏。 読みました。 批判されるのも、賞賛されるのも たしかに といった感じ。 個人的には壁本(壁になげつける本)にはならなかったです。 面白い・・・と言えば、面白いといえなくもない。 でも怒りたい気持ちもわかる・・・。 もやもやします。 なんていうか 京極の「どすこい」や蘇部さんの「六枚のとんかつ」が許せれば許せるのでは・・・。 まぁ、えと、うん。 ハサミ男や美濃牛的展開を期待してはいけない作品。
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なんだコレ。問題作と言われているのも納得。 奇をてらいすぎでしょ。 あまりに安っぽい超能力バトルに唖然。ここをもう少ししっかり作り込んでいればもう少し楽しめたと思うのだが。本格推理物と思わせておいて実は...というアイデアに酔ってしまって超能力バトル物としての面白さはあまり追求しなかったみたいですね。 読んだ後で知ったのだが、これってシリーズ2作目なのね。1作目を読んでからの方がよかったのだろうか? でも今さら1作目を読む気にもなれないなあ。分厚いし。
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東京のあるベンチャー企業の社長から、福岡県阿久浜の安蘭寺に隠されていると云われる円載の秘宝を探すように依頼された探偵・石動戯作とその助手のアントニオは、たまたま用事で東京に来ていた安蘭寺の住職・星慧と共に安蘭寺へ向かい手がかりを探しに古文書を読み漁る。 同じ頃、同じ福岡県は那の川...
東京のあるベンチャー企業の社長から、福岡県阿久浜の安蘭寺に隠されていると云われる円載の秘宝を探すように依頼された探偵・石動戯作とその助手のアントニオは、たまたま用事で東京に来ていた安蘭寺の住職・星慧と共に安蘭寺へ向かい手がかりを探しに古文書を読み漁る。 同じ頃、同じ福岡県は那の川のアパートの一室で身元不明の死体が見つかる。その部屋にはひとつも指紋が残されていなかった。中村裕次郎警部補とその部下の今田がこの事件の捜査に当たる。 全く無関係に見えるこの二つの事柄だが・・・ そんなのありか!? なるほど、コレは確かに賛否両論わかれるますね。本格推理物を王道とするならば、コレぞまさしく邪道。でも、たまにはこんな小説もいいよね。 面白い本を読みたいという人には特にお勧めはしませんが、こういうのもんあるんだ!って驚きたい人や、この手は反則だろ!と時に憤慨したい人は是非読んでみて下さい!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
全ての指紋がふき取られた部屋で発見された身元不明の男の死体。 冒頭はごくごく普通のミステリー小説です。 なぜ指紋がふき取られていたか?男は誰なのか?警察の捜査で明らかになっていく人間関係、犯人の行動、そして名探偵の登場。 しかし段々と物語は思わぬ方向へ向かっていきます。 前もってこの作品の評判は聞いていたので予想外の展開を楽しめましたし、個人的にはおもしろい『ミステリー小説』だと思っていますが、人にはジャンルに拘らずに気軽に読みなよ、と言いたいです。おもしろいミステリー小説だよ、と薦めたら怒られそうな気がします。 拘った方がより衝撃を受けられるかもしれませんが。 ネタバレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 裏で暗躍するとんでもない組織がいますがそれはひとまず置いといて、一人の男が殺された事件には現実的で論理的な解決がなされていることに満足しました。 指紋がふき消されていた謎への説明、アリバイトリック、歴史に隠された宝の在り処と楽しいミステリー小説です。 この解決が実際には真実でなかったとしても、探偵が真っ向から謎に取り組んでいる姿と解決があるからこそ、わたしはもう一つの展開も楽しめたのだと思います。 そしてもう一方のアントニアが主人公(?)となって繰り広げられる派手で壮大なバトルもおもしろい。 土台となっている神話についてわたしは詳しくないので拾えていないネタが随分あるんだろうとは思いますが、細かく調べる気にはなりませんでした。 詳しければより楽しめるのでしょうが、知らなくても大丈夫だと思います。 同時進行で全く別々の方角をみている石動とアントニオですが、いたるところで2つのストーリーがお互いに干渉し影響しあっているのが楽しかったです。 反則技ともいえるこの展開をアリにして探偵の推理をこんな風に完結させてしまうと、この世の謎を探偵が合理的に解き明かすミステリー小説が成り立たなくなってしまう。…なんて事も考えられるわけですが、こういう本が【たまには】あってもおもしろいじゃん、とわたしは思いました。
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名探偵石動は、9世紀に天台宗の僧が唐から持ち帰った秘法を探すよう依頼された。同じ頃、福岡の古いアパートで身元の分からない男の絞殺死体が!ミステリーなのかどうか不明!
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