袋小路の男 の商品レビュー
内容(「MARC」データベースより) 「あなた」とは指一本触れないままの12年間、袋小路に住む男にひたすら片思いを続ける女を描いた究極の純愛小説。川端康成文学賞受賞の表題作を含む3篇を収録した短篇集。『群像』掲載を単行本化。
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袋小路にある家に住む、あなた(小田切孝)に恋をして、12年。一度も触れたことすらない人を思い続ける、純愛のような、ゆがんでいるような・・・お話でした。相手の小田切孝は、私には「ろくな男じゃないわっ!」って男なのですが、惚れてしまった弱みというのでしょうか??他に男ができても、すぐ...
袋小路にある家に住む、あなた(小田切孝)に恋をして、12年。一度も触れたことすらない人を思い続ける、純愛のような、ゆがんでいるような・・・お話でした。相手の小田切孝は、私には「ろくな男じゃないわっ!」って男なのですが、惚れてしまった弱みというのでしょうか??他に男ができても、すぐに戻ってきてしまう主人公に、読んでいて呆れるやら同感するやら・・・。これは出会って12年間の話ですが、おそらくこの二人は一生こんな感じなんだろうなぁ・・・って思いました。
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二人の距離が好きです。読んでて歯がゆいけど、それもこの作品の魅力になっていると思いました。「アーリオ オーリオ」もかなり好き。
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《大学に進学して、社会人になっても、指さえ触れることもなく、ただ思い続けた12年。 それでも日向子の気持ちが、離れることはなかった。》 という紹介文に惹かれ、自分の経験と重なる内容か?!と思い期待して読んだが(期待しすぎたのかも)、うーんよくわからない話だった…。主人公二人の「...
《大学に進学して、社会人になっても、指さえ触れることもなく、ただ思い続けた12年。 それでも日向子の気持ちが、離れることはなかった。》 という紹介文に惹かれ、自分の経験と重なる内容か?!と思い期待して読んだが(期待しすぎたのかも)、うーんよくわからない話だった…。主人公二人の「自分に酔ってる」感が強すぎて、あまり共感できない作品でした。
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11/23? 純文学なのにそれっぽいくどさを感じない。あとこの人の社会生活の経験が作品に生きている気がする。好きだなあ。
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いやぁ、好みが分かれるところでしょうが、私はこれ大好き!! 大好きなんだけど別に特に求めるものがあるわけでなく、もう決まったいびつな距離感を保っているこの状態。矛盾するようで確かに存在するこうゆう気持ち。それをそのまま書けるとはすごいなぁとただ感心です。この変な状態を味わったこと...
いやぁ、好みが分かれるところでしょうが、私はこれ大好き!! 大好きなんだけど別に特に求めるものがあるわけでなく、もう決まったいびつな距離感を保っているこの状態。矛盾するようで確かに存在するこうゆう気持ち。それをそのまま書けるとはすごいなぁとただ感心です。この変な状態を味わったことのない人にはあまり響かない本なんだろうと思う。
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これと一緒に収録されてた短編が、国語の模試の小説で出たことがある。なんだか、のほほんとなる話だった。
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相変わらずさらーっとしてるけどなんか心に残る。 関係ないけど絲山さんの作品って車の車種が詳しく出てくる。
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現代の純愛小説。 12年間思い続けたが、振り向いてもらえず、しかもつかずはなれずの関係なんて・・・つらすぎる!!!
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なかなか切ない恋愛小説。この小田切、プライドが邪魔してる。大学も2狼した。作家としても芽が出ない。必要としているのに言い出せない。はっきりしない関係、でも一度だけ関係を持ちそれっきりになることよりも、何もないまま会い続けることを選んだ二人。心以上のものが必要になれば他の人で済ます...
なかなか切ない恋愛小説。この小田切、プライドが邪魔してる。大学も2狼した。作家としても芽が出ない。必要としているのに言い出せない。はっきりしない関係、でも一度だけ関係を持ちそれっきりになることよりも、何もないまま会い続けることを選んだ二人。心以上のものが必要になれば他の人で済ます。淋しいのか、そんな風な寄りかかり方もあっていいのか。女が自立し強いから成立している。と言って長くこのままだともういっしょになることもできないだろうし、切ないなあ。小田切孝の言い分 これは袋小路の男の続きアーリオ オーリオ 余り良くわからない、なんだろう。2006/1/12
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