袋小路の男 の商品レビュー
第30回川端康成文学賞。 始まりも終わりもない、まさに袋小路な関係。 本当になにも起こらない。 そして、それはきっとこの先も変わらないんだろうと思わせるような終わりかた。 思いあたる関係が私にもひとつある。
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寝てくださいと頼んでも絶対寝てくれなくて、でもなんかそばにいてほしいっていう雰囲気をかもしだしてる男に片思い。出口のないトンネルでも幸せを少しでも感じられるなら離れようがないのです。
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う〜ん…なんだか(やっぱり?)小田切さんが好きになれなかったものの、時間が主人公にもたらした彼への気持ちは決して「妥協」ではなく、「熟成」されたもののように感じました。『アーリオ オーリオ』の教育テレビのようなやりとりの(14歳ってこんなのだろうか…)不自然さが気になったものの(...
う〜ん…なんだか(やっぱり?)小田切さんが好きになれなかったものの、時間が主人公にもたらした彼への気持ちは決して「妥協」ではなく、「熟成」されたもののように感じました。『アーリオ オーリオ』の教育テレビのようなやりとりの(14歳ってこんなのだろうか…)不自然さが気になったものの(好みの女性に対する質問の哲のかわし方はとっても自然だったと思う!)、「ダークマター、ダークエネルギー」の部分にはとても惹かれました。
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好きな人が戻ってくるのを待つ。その行為の終わりがいつくるのかはわからない。終わりがあるのかさえわからない。
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じれったくもあるけど片思いは永遠の関係が保てる。 自分が好きなことさえ止めなければ・・・ 自分が多くを望まなければ・・・
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こんな恋愛のかたちもあるのか。あたしはぜったいにいやだ。でも、このふたりの空気はすごくよくて、こんなに人をおもうことができないあたしにとって羨ましくもあります。
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2006.02. 本編よりも「アーリオ オーリオ」の方が私は好き。おじさんとその姪っ子が、プラネタリウムを見に行ったり文通をしたりする話。アーリオ オーリオはオリーブ油とにんにくだよなぁ、なんてことを考えずに読みたい。 2005.02.14. 最初どーかなーと思ったけど、実は切...
2006.02. 本編よりも「アーリオ オーリオ」の方が私は好き。おじさんとその姪っ子が、プラネタリウムを見に行ったり文通をしたりする話。アーリオ オーリオはオリーブ油とにんにくだよなぁ、なんてことを考えずに読みたい。 2005.02.14. 最初どーかなーと思ったけど、実は切なくて、なんかバカな登場人物が、すごく愛おしかった。”きゅん”ときた。一人称がうまいなぁ、と。ふつうの恋愛じゃなくて、ヘンテコなのに、すごく”きゅん”だった。「アーリオ オーリオ」もおもしろいし。
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人との距離感を探っていく。 小田切がどうしようもなくわけがわからないが、2話目のラストで好きになった。姪がかわいい。
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切ない、こんな男を好きになったら不幸だ。リリーフランキーのような、女にだらしなそうで、優しい、自分しか好きじゃない色気のある男。そんな男を好きになってしまった女の話。 短編アーリオオーリオも味わい深い話。はずれなしの一冊。
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ああ、はいはい。 純愛とかそうじゃないとかは 世間が決めることであって これは一つの恋の形である。
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