コイノカオリ の商品レビュー
短い物語が集まってて、とても読みやすかった。実際にありそうな物語たちばかりで、感情も移入しやすかった
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俺的に。 映画でも書籍でも、嫌だな?と思った作品は、レビューしないのが普通だ。 カッコつけるつもりでも無いけど、それがマイルールだ。 でも? 今回のはちょっと頂けない。 年甲斐もなく?男なのに?俺は恋愛小説が大好きだ。 そして。。。 恋愛映画も恋愛小説もハッピーエンドがマ...
俺的に。 映画でも書籍でも、嫌だな?と思った作品は、レビューしないのが普通だ。 カッコつけるつもりでも無いけど、それがマイルールだ。 でも? 今回のはちょっと頂けない。 年甲斐もなく?男なのに?俺は恋愛小説が大好きだ。 そして。。。 恋愛映画も恋愛小説もハッピーエンドがマストだとも盲信している。 〜〜〜 で。 本題だが。 そんな俺的に、これは無いな?と思った。 譲って。 ハッピーエンドだけが恋愛では無い!て理屈も許せるとしよう。・・その通りだ。 だが? こう言うのが、いわゆる大人の恋愛だ!てテーゼは如何なものか?とは、強く思う。 本アンソロジーのタイトルは? 恋の薫り/恋の香りでなく、コイノカオリだ。 だから? こう言う変化球(*しかもシンカーやナックル系)も分からなくも無い。 でも。 ちょっと違和感を覚えたなぁ。。。
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(2016/11/25読了) 井上荒野さんの作品は好きでよく読んだ時期があった。私の中で読むのが辛い時期があり、乗り越えた訳ではないけど、ちょっと読んでみようかなと思い立って、アンソロジーを借りてみた。 井上作品はやはり、ドンと胃の腑の奥深くに何かが落ちるような感覚で、私には群を...
(2016/11/25読了) 井上荒野さんの作品は好きでよく読んだ時期があった。私の中で読むのが辛い時期があり、乗り越えた訳ではないけど、ちょっと読んでみようかなと思い立って、アンソロジーを借りてみた。 井上作品はやはり、ドンと胃の腑の奥深くに何かが落ちるような感覚で、私には群をぬいて心に残った。 全体的に、薄い靄に包まらているようなのに、心に残る、不思議な作品たちだった。 (内容) 人は、一生のうちいくつの恋におちるのだろう。ゆるくつけた香水、彼のタバコや汗の匂い、好きな人に作った特別な料理―。柔らかく心に迫る恋の匂いをモチーフに繊細に、あるいは大胆に綴った6つのラブストーリー。 (目次) 角田光代 水曜日の恋人 … 女子高生と母の恋人 島本理生 最後の教室 … 夜間高校での出会い 栗田有起 泣きっつらにハニー … 女子高生とバイト先のマッサージ屋さん 生田紗代 海の中には夜 … 大学の同じサークル 宮下奈都 日をつなぐ … 母になったばかりの女性 井上荒野 犬と椎茸 … 30年前の恋人と親友、夫と自分
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色々な設定の恋の香りが味わえます。 「水曜日の恋人」シャンプーの匂いの裏に隠れている恋はつらいのかな。 「最後の教室」レモンの香りは淡い恋心かな。 「泣きっつらにハニー」蜂蜜の香りは妖しい感じがするけど。 「海のなかには夜」あまりかおりのイメージではなかったけれども、相反する気持...
色々な設定の恋の香りが味わえます。 「水曜日の恋人」シャンプーの匂いの裏に隠れている恋はつらいのかな。 「最後の教室」レモンの香りは淡い恋心かな。 「泣きっつらにハニー」蜂蜜の香りは妖しい感じがするけど。 「海のなかには夜」あまりかおりのイメージではなかったけれども、相反する気持ちがでている。 「日をつなぐ」豆を煮る時の匂い。落ち着く感じはするけれど、主人公は大変そう。 「犬と椎茸」椎茸を煮る匂いも印象に残る匂いではあるが、このように使われるとは。
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6人の作家さん(角田光代さん、島本理生さん、井上荒野さん他)のコイノカオリにまつわる話。 それぞれ別の話ですが、香りっていろんな思い出に結びついていたりして、余韻の残る印象的な話が集まっています。
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2014.1月 市立図書館 宮下奈都さんの「日をつなぐ」が読みたくて借りた。 他の人のの短編も良かった。 全体的にイイ感じ雰囲気の短編が多かった。 栗田有起さんの「なきっつらにハニー」が印象深い。
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『カオリ』がテーマの6つの恋愛小説アンソロジー。ひとは、一生のうち何度恋におちるのだろう。ゆるくつけた香水、彼のタバコや汗の匂い、ふたりでつくった料理からあがる湯気――柔らかく心を浸す恋の匂いをテーマに繊細に、あるいは大胆に綴る。角田光代「水曜の恋人」・島本理生「最後の教室」・栗田有起「泣きっつらにハニー」・生田紗代「海のなかには夜」・宮下奈都「日をつなぐ」・井上荒野犬と椎茸」。宮下奈都の40ページの作品を読む為に借りてきました。修ちゃん……。カオリでふと記憶を呼び戻す……。
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恋愛短編集で、いつかいつか読みたかった本。 中でも、お気に入りは、以下の3編。 水曜日の恋人/角田光代 垣間見る大人の世界に、ちょっと近づく気持ちをこんなに表現できるのは、角田さんならでは!美しい文章を丁寧に生み出している。 日をつなぐ/宮下奈都 豆の香りが、これからの家族を...
恋愛短編集で、いつかいつか読みたかった本。 中でも、お気に入りは、以下の3編。 水曜日の恋人/角田光代 垣間見る大人の世界に、ちょっと近づく気持ちをこんなに表現できるのは、角田さんならでは!美しい文章を丁寧に生み出している。 日をつなぐ/宮下奈都 豆の香りが、これからの家族を象徴しているようで、読んでいて、応援したくなった! 犬と椎茸/井上荒野 お寿司屋の椎茸の味わいのように、年齢を重ねていくと、良くも悪くもいろんな深みが、しみこんでいくんだよね!と思いながら、読了。
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角田光代ってやっぱり家族系の話がエグいな…。 でも『水曜日の恋人』が一番スキかも。 不器用であわい恋心がよかった。 島本理生が期待はずれだったかなぁ~ 『泣きっつらにハニー』と 『犬と椎茸』は わりとスキだったけど… スキなひと発見までに至らずでした。
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高校生の時に1度読んだが、そのとききちんと理解できたと感じたのは角田光代「水曜日の恋人」と栗田有起「泣きっつらにハニー」だけだった。つまり、主人公が自分と同世代のもに以外きちんと処理出来なかった。 島本理生「最後の教室」これは胸の底にずんと残る話だった。自分の親ほどに離れた女性と付き合う主人公。知ってしまったら最後、付き合えなくなってしまう。主人公の途方にくれた心情が妙にしっくりときて納得してしまった。 生田紗代「海のなかには夜」この話も主人公の気持ちが痛いほどにわかる。主人公は大学生で、サークルの合宿の風景が描かれている。嫌いと好きが共存して居づらい、という気持ちが細かく描かれている。 井上荒野「犬と椎茸」これは自分にはまだ早いかも知れない。ちらつく死の影、愛せない夫、犬。椎茸を煮る匂い。辛い。 今回特に印象深かったのが宮下奈緒「日をつなぐ」。 子供を抱えて豆を煮る話、と一括りには出来ない。しゅうちゃんとの距離感、リアルな会話、そして豆を煮るのだ。豆がふっくらと膨らみ、香りまでが再現されるような暖かく包まれる小説だった。
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