司馬遼太郎が考えたこと(2) の商品レビュー
竜馬がゆくを書く動機など、司馬さんが書いてきたそれぞれの小説への思いなどが解ってとても参考になりました。
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文学のはたらきのなかで、もっとも大きな光栄の一つは、人間の典型をつくるということ、日本の作家のなかでそれをつくり得たのは、谷崎潤一郎「痴人の愛」のナオミと吉川英治「宮本武蔵」の武蔵像、この二例のみらしい(P214参照) いまでは普通に、どこにでもいそうなナオミ的女性は、当時として...
文学のはたらきのなかで、もっとも大きな光栄の一つは、人間の典型をつくるということ、日本の作家のなかでそれをつくり得たのは、谷崎潤一郎「痴人の愛」のナオミと吉川英治「宮本武蔵」の武蔵像、この二例のみらしい(P214参照) いまでは普通に、どこにでもいそうなナオミ的女性は、当時としては驚愕するほどセンセーショナルだったんだろうと思われる。小説のナオミが新しい典型となったと理解する。
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いろんな作品のあとがきだとかちょっとしたエッセイだとかをまとめたもの。テンポよく読める。講演会のほうが優れてはいますね。
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昭和36年から昭和39年ころの随筆集。 司馬さんがどのようなことに興味を持ち、どのように考えていたのかが少しだけ垣間見れる。 「歴史」、「小説」というものについてはどのように考えていたのだろうと常々気になっていたので大変楽しく読むことができた。
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このシリーズを順番はバラバラで11巻まで読んでいます。その中でこの巻が、今までのところ一番おもしろかったです。 奥さんとのなれ初めの話は、他では読んだことがなく、ほほ笑ましく感じました。 また自宅兼仕事がにしていた、西長堀のマンモスアパートに関する記載も多くありました。大阪...
このシリーズを順番はバラバラで11巻まで読んでいます。その中でこの巻が、今までのところ一番おもしろかったです。 奥さんとのなれ初めの話は、他では読んだことがなく、ほほ笑ましく感じました。 また自宅兼仕事がにしていた、西長堀のマンモスアパートに関する記載も多くありました。大阪市立中央図書館に通っている私には、何だか分からないですが、ちょっとうれしいです。 巻末の作品譜を見ると、週刊誌の写真への文章が多いようです。奥さんとのツーショット、仕事場、司馬さんのトラック運転手姿、の写真を見てみたいです。いつか暇があったら、大宅壮一文庫まで閲覧に行きたいです。
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司馬遼太郎が『竜馬がゆく』や『燃えよ剣』などを執筆していた頃のエッセイ集。僕が生まれる20年ちょい前。 神戸に関するエッセイが多く、4年間神戸に住んでた身として大変興味深い。 「神戸は大阪の山手である」という言葉が印象に残った。
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重いわぁ。2冊目に入りそろそろ重複ネタをどうしようかと思っていたりすると、突然素晴らしいお話に出会えたりする。編年体で組まれているためだ。下手に同系のものでまとめないのは非常に良い案でしたね。長編を書いてる途中で零れ落ちた珠玉のエッセイ。いや本当に幸せですね。
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