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「頭がいい」とは、文脈力である。 の商品レビュー

3.7

36件のお客様レビュー

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2022/11/15

文脈力、これは例えば、大学の授業や何らかの公演で話の下手な講師が喋っていることを想像してほしい、話の下手な講師なので内容は脈絡がない、抽象的過ぎたり、はたまた具体例を何個も羅列したり、しまいには講師のつまらない日常話にまで話は発展する、しかし、大学の授業や、公演では事前に何を話す...

文脈力、これは例えば、大学の授業や何らかの公演で話の下手な講師が喋っていることを想像してほしい、話の下手な講師なので内容は脈絡がない、抽象的過ぎたり、はたまた具体例を何個も羅列したり、しまいには講師のつまらない日常話にまで話は発展する、しかし、大学の授業や、公演では事前に何を話すかしっかりとした軸がある、現実には話が脈絡ないが一本話したいことの筋がある、それを文脈と呼び、それをつかむ能力が文脈力なのである。 文脈とは話の流れ以外にも広い意味で一本筋が通った意味の塊のことである、例えば、他人の性格なども一本筋が通ったものとして文脈といえる、他者の性格も文脈と呼び、自分の性格も文脈呼ぶ、脈絡がない不規則なものから一一筋の意味を見つけることを文脈力と呼ぶ、この文脈をうまくすりあわせることがコミュニケーションにおいて重要だと作者はのべている。

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2021/01/15

頭がいいって抽象的でどう定義すればいいか難しくないですか?そんな抽象的な頭の良さを「文脈力」という定義を用いて的確に捉えています。読んでみての個人的な見解ですが、「文脈力」とは以下3点で述べることが出来ると思います。 1点目、本質を常に捉えて俯瞰的に物事を見る力 2点目、物事を...

頭がいいって抽象的でどう定義すればいいか難しくないですか?そんな抽象的な頭の良さを「文脈力」という定義を用いて的確に捉えています。読んでみての個人的な見解ですが、「文脈力」とは以下3点で述べることが出来ると思います。 1点目、本質を常に捉えて俯瞰的に物事を見る力 2点目、物事を多面的に捉える力 3点目、他者の意見をブラッシュアップできる力 つまり、「文脈力」とは、物事を俯瞰的•多角的に捉えることができることで、常に全体像を把握し、他者の意見を踏まえ、今何を発言する必要があるか瞬時に理解し、的確な助言を行え、議論を推進することができる力であると考えています。

Posted byブクログ

2020/06/06

目的を考えながらやらないと意味ない、 自分の体験を話しに加えることで深みが出る、 主観と客観を意識する ことが大事だと感じました。

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2018/05/27

伝えたいことが分かりやすい反面、そのせいで内容はほとんど同じことの繰り返しに思えた。 実用書としてみれば、今後文章を書くときに使えそうである。

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2018/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「頭がいいと,一筋の光が見える」 頭の良さとは文脈力である.では,文脈力とは何か? 筆者が述べる,文脈力とは,相手と自身の意思を絡めあい,一本のしっかりとした糸を通すことである. 話はシンプルでなければならない( KISS : Keep It Simple, Stupid ). そして,展開は大きな流れを失ってはならない. しかし,ロボットのような論理の「簡素さ」「単純さ」「明快さ」のみが頭の良し悪しを決めるわけではない. 主観性と客観性が適度に含まれなければ,話に面白みなどない. F1レースに適度なカーブがなければ単なるマシンテストである. 面白みには基礎となる経験・知識のデータベースが必要なのは言うまでもない. 文脈力とは,曲がりくねっていても,自身も相手も見失わない,頭の中に走る一本の光の筋なのだ. 裏表紙にあるイラストが「頭の良さの段階」として最も明快である. Lv.1 再生:丸暗記 Lv.2 再構築:自分の言葉 Lv.3 アイデア:未開拓の領域へ Lv.4 型:あらゆる知識体系を消化することによるエッセンスへの昇華 要は,シンプルが最も汎用性があり応用が効き,最強ではあるが,肉付きが良い知識はやはり美味い.圧倒的,量による量質転換こそ,「頭の良さ」の真髄となる. 身につけるべき結論としての,頭の良さはこれである. 習得には,エッセンスを常に意図したインプット・アウトプットが肝要である. 今,自身の論理がどこをうろついていて,フェアウェイはどこでカップはどこに位置しているのか? 現在地把握と最短ルート探索を,自身にも相手にわかりやすく提示しつつ進めていく力が,頭の良さとして評価され,自身の方向性を照らし出すことになる. 感触として,若干,話が難しい部分もある. こう言う本を読めるのは,知的体力を鍛えることになるだろう. ゆっくり味わって読む精読向きの本. 行間広く,内容やレイアウトもまとまっている. 肉付きの良い知識をかけるのは著者,齋藤孝先生の本の特徴だろう.

Posted byブクログ

2017/03/20

頭がいい≠I.Q という論説そのものは決して真新しいものではない。E.Qを文脈力に特化して説明しているが、もう少し突っ込んで書いて欲しかった。清冽な川の流れにワクワクしながら入ってみたら、くるぶしまでしか深さのない浅瀬でした。でも、齋藤孝氏自体が、いわゆる頭のいい人で、書いてある...

頭がいい≠I.Q という論説そのものは決して真新しいものではない。E.Qを文脈力に特化して説明しているが、もう少し突っ込んで書いて欲しかった。清冽な川の流れにワクワクしながら入ってみたら、くるぶしまでしか深さのない浅瀬でした。でも、齋藤孝氏自体が、いわゆる頭のいい人で、書いてあることは理路整然としているし、とても分かりやすかった。それでも、この人の言うところの、コスモスからカオス、に挑戦して欲しかった。最近、暴論や極論に飢えている気がする。

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2015/09/28

頭の良さとは、点と点を結んで新たな線を作れることなのかな?、と思いました。 どの点を選ぶかの選択眼を持つために、話の意味をつかんで現実を把握する能力を伸ばす必要がありますけど、いろいろと方法が書かれていて勉強になりました。

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2013/12/14

•アイデアマンとは、文脈力に長けた人。 •仕事をしていく能力で大事なのは、段取りを覚えること。 •話を先に進めやすくするには、質問にも意味がある方が良い。 •記憶力が悪い人、頭が悪い人というのはいない。記憶というのは習慣であり、技である。記憶出来ないというのは、そのことに対して関...

•アイデアマンとは、文脈力に長けた人。 •仕事をしていく能力で大事なのは、段取りを覚えること。 •話を先に進めやすくするには、質問にも意味がある方が良い。 •記憶力が悪い人、頭が悪い人というのはいない。記憶というのは習慣であり、技である。記憶出来ないというのは、そのことに対して関心が持てないか、記憶する習慣を体得していないかのどちらか。 •記憶を定着させる一番のコツは、人に語ること。 •勉強は、脳の粘り強さを鍛えるためにやる。脳味噌の体力をつけるためにやるさいこうのトレーニングメニューである。 •一般的に女性はお喋りが好き。お喋りがストレス発散になるのは、消費的な充実感に結びつくから。

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2013/03/24

「知識がある」状態と「頭がいい」状態とは違う、というのはなんとなく経験上分かっていたことだけど、それがどういう状態なのか?、と問われると言葉につまるというのが大半の人だし自分もそうだったので、それを「文脈力」という言葉で説明しているのが的を得ているなと感じた。どうしたら「頭のいい...

「知識がある」状態と「頭がいい」状態とは違う、というのはなんとなく経験上分かっていたことだけど、それがどういう状態なのか?、と問われると言葉につまるというのが大半の人だし自分もそうだったので、それを「文脈力」という言葉で説明しているのが的を得ているなと感じた。どうしたら「頭のいい」人になれるのか、その訓練法や学校勉強の意義なども書いてあり、なるほどと納得出来る話しが多かった。ただ話があちこち飛び過ぎて広がり過ぎてるのが焦点がボヤけてしまっていると感じた。

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2012/12/09

「文脈力」、これがこの本のキーワードだ。 文脈について書いてあるところ。 『自分と人との関係づけ、つまり自他関係ばかり でなく、「他他関係」にまで気を配れる人は、 かなり文脈力に富んでいます。』 『文脈力という言葉には、人の感情世界を汲み取る、 相手が持っている文脈と自分の文...

「文脈力」、これがこの本のキーワードだ。 文脈について書いてあるところ。 『自分と人との関係づけ、つまり自他関係ばかり でなく、「他他関係」にまで気を配れる人は、 かなり文脈力に富んでいます。』 『文脈力という言葉には、人の感情世界を汲み取る、 相手が持っている文脈と自分の文脈を絡める ことができるという意識が基本にあります。』 『文章として書かれたものを読む、あるいは自分で 文章を書くという行為は、文脈力と培うために 最も有効なトレーニングメニューなのです。』 『話すことでも、あるいは書くことでも、問いを はさむ習慣をつけると、文脈を見失わずに 済みます。』 『「たとえば」は文脈を散らす。「つまり」はまとめる。 具体と抽象を往復できる力、これも文脈を 作っていくときのひとつの工夫です。 文脈というのはただ捉えるのではなくて、 流れに合わせて作っていかなければならない ものです。』 『場の文脈に対して自分の文脈を絡めていく、 自分を関わらせていくことが文脈力です。』 『「頭がいい」というのは、相手の意図とか 感情とか理論、その人が何をしたくてどうして こういっているのかがわかる人。脈絡を ぴたっとつかまえられるひとです。 生きていくうえで必要不可欠な力です。』 心に残った言葉。 『面白いと感じる三分スピーチとか、うまいと 思うエッセイは、みな起承転結をきちんと 押さえています。』 『書き言葉で「話す」練習をすること。』 『ある現実からどれだけの意味を引き出す 技術を持っているかによって、幸福度は変わる』 『「ローマンルーム法と呼ばれる記憶術。 (略) 視覚的映像というのは確実に記憶を 助けてくれます。』 『私たちが感じる充実感には、構築系と 発散系とがあります。』 『同じ時間を生きるにあたっては、やはり意味が 取り出せない人よりは、取り出せる人の方が、 充実感を味わえる。』 『ほどほどの六、七分目でやる勉強よりも、 十の力でやらなければつづかないようなことを、 からだを使って延々とやることで突き抜けていく』 『外部の風にさらされていないところは、 淀んでしまう。』 『社会的に価値を持つことが、本当の頭の よさだと私は思います。』 『「頭がいい」状態を維持することは、暗鬱な 気分を払拭できるということです。』

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