笑う招き猫 の商品レビュー

山本幸久(著者)

2012/08/27

漫才で笑いの頂点を目指す、アカコとヒトミ。

太っちょでいつまで経っても子供のアカコ
身長180センチのヒトミ

大学時代に招き猫を売っていたアカコとの出会い。
血のつながりはない祖母の頼子さん。
芸能事務所にスカウトしてきた永吉と
元アイドルのユキユメノと売れない芸人の乙、娘のエリ。

テレビで笑いとは言えないいじられ方をして荒稼ぎするよりも
正真正銘の漫才を通じて笑いをとりたいと
意気込んでいる二人に時折ふりかかる困難。

去っていく人も含め、周りにいた人たちと
アカコの純粋さとヒトミの決意で成り立つ絆。

永吉がちょっと最後に失望だわｗ
アカコが忘年会でキンラキをぶん殴ったのは快感だし
ヒトミの愛車のレッドバロンもいいね。

あーおもしろかった）^o^（

2012/08/02

帯の井上ひさし誉めすぎだ。
私は単に類型的な楽しいお話しとしか感じなかった。
芸人の話だけど、女芸人ならではの悔しい思いとか惨めさとか食えない苦労とか妬みとか読みたかった。あのユメノとかいう女だけを枠外に置いて都合よく悪者にするのもなんだかなあ…。

2012/03/02

久々に読み終わった後も「主人公たちのその後」が気になる本に出会えた。
みな、キャラが立っており、テンポもよく読みやすかった。
だからか、じっくりでも一日で読破。
作者の別の本もぜひ読んでみたい。

2011/12/28

女性お笑い芸人「アカコとヒトミ」を中心に話が進む。
途中からテンポよく話が展開し、一気に読み終えた。
ふわふわとした読後感。
アカコもヒトミもキャラが魅力的で読み物として面白い。
だけど、女性の友情はなかなか自己投影が難しいところがあるのと
ほかのキャラがちょっと物足りない感じを受ける。
デビュー作らしいし、ほかの作品も機会があれば読んでみたいとは思う。
アカコの作る歌はかなりいい。

2011/09/04

この本かなり好き!
テンポのいい会話とか漫才とかアカコの歌とか!
なんだかなーってモヤモヤする時は必ず読みたくなります。

2011/09/01

ハッピーエンドやないけどそこが逆にリアルというか、行き過ぎなくて失望もなく、物足りなさが焦がれる要因になってて調度良かったんかな。でも罠がいっぱいなのに放置な部分が結構あって残念やった。もうちょっと広げてほしかった。

2011/02/27

最近大のお気に入りのこの作者。
どうもこれがデビュー作らしい

駆け出しの女漫才コンビがやりたい放題!しゃべって泣いて笑って、ついには唄まで歌いだす♪

とにかく主役の2人が生き生きとして魅力的
テレビドラマに向いてるかな？って印象

2010/12/18

お笑いコンビ「アカコとヒトミ」が芸人として一人前になっていく過程を葛藤を含めて描いた作品。
好きなことと向き合うことは不安で苦しいことだが、一度向き合うと、その好きなことからはどうしても逃げられないのかもしれないと思った。いろんなことを始めては放り出していたヒトミがお笑いからは逃げなかったこと、お笑いの世界に巻き込んだのはアカコだったのでアカコがコンビの軸かと思いきや、コンビの絆を支えていたのはヒトミだったことなど、なんというか心に沁みた。主人公であるアカコとヒトミ以外の新人芸人達、事務所の社員達、さまざまなキャラクターがよく作られていて、そのおかげかストーリーにぐいぐい引き込まれた。
葛藤を含んではいるものの、全体として明るく面白いストーリーだった。

2010/07/08

http://saiteikoushinhindo-tukiichi.dreamlog.jp/archives/51290111.html

2010/03/08

駆け出しの漫才コンビの「アカコとヒトミ」
ヒトミは身長が高く、弁当屋でバイトして、自転車の「レッドバロン」が交通手段。アカコは血のつながりの無い元銀座ホステスだった祖母の頼子と用賀の大きな家で暮らしている。
マネージャーのデブヨシ、売れないピン芸人で元アイドルの妻と娘のいる乙、事務所の売れっ子コンビ「キンキラ」
エヌ・エッチ・ケーの番組のオーディションにピンチヒッターで出ることになるが・・・・