青列車の秘密 の商品レビュー
アガサクリスティーのポアロ作品の中では評価が低めなこちら。 読んで納得。なんていうか……「とっ散らかってる」感じがする。 登場人物が多すぎるのかなぁ……次々に名前が出てくるから覚えきれない。キャラが覚えられないから、謎解きあたりもさらっと読んじゃう。 豪華なんだけどなー。舞台はす...
アガサクリスティーのポアロ作品の中では評価が低めなこちら。 読んで納得。なんていうか……「とっ散らかってる」感じがする。 登場人物が多すぎるのかなぁ……次々に名前が出てくるから覚えきれない。キャラが覚えられないから、謎解きあたりもさらっと読んじゃう。 豪華なんだけどなー。舞台はすごい豪華なんだけどな。うーん、残念。
Posted by
冒頭なかなか事件も起こらずポアロもなかなか登場しないが、テンポよい展開でどんどん読み進んだ。内容はどちらかというとスリラー風味の推理小説。推理モノとしては物足りないが、恋愛要素などもあり物語としては楽しめた。
Posted by
楽しく読めたけど、全体的に情報が拡散してて焦点が合わない感じ。読後に、あれはどうなったんだっけ?と消化不良に陥った。宝石が入った赤いスーツケースはどこにいったのか??図書館に返却したので確認できない、、 キャサリン、、聡明な女性ですが、結局ワルな人を選んでしまうのね、、と残念な...
楽しく読めたけど、全体的に情報が拡散してて焦点が合わない感じ。読後に、あれはどうなったんだっけ?と消化不良に陥った。宝石が入った赤いスーツケースはどこにいったのか??図書館に返却したので確認できない、、 キャサリン、、聡明な女性ですが、結局ワルな人を選んでしまうのね、、と残念な気持ちになった。もっとキャサリンに選択肢をーー!!笑 この小説ではポワロの優しさが印象的だった。女性として自分に自信が持てない人に優しいんだよなぁ。 パポポラスの娘ジアやレノックスタンプリン。 灰色の脳細胞を持ち、本作でも誰の言葉も信じない、というポワロとは別のパパポアロの顔。 ただこの小説って、結局、女性は男性によって幸せが決まり、そして大概相手を見極める力が無い、、って言ってるような気がした。アガサクリスティが書きたかったことなのかなぁ? そしてミレーユは最終的に宝石ゲット。一番得してたりして、、
Posted by
読みはじめの方は話が全然頭に入ってこず(笑)。 犯人は意外な人ではあったけど、ラストは何だかあっという間だった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
豪華列車ブルー・トレインの中で、富豪の娘ルース・ケタリングが殺され、火の心臓と呼ばれる有名なルビーが盗まれます。そこで、たまたま同じブルー・トレインに乗っていたポアロと遺産を相続したキャサリン・グレーが仲間となり、捜査を行います。 彼女の愛人だったアルマン・ド・ラ・ローシュ伯爵や、彼女と別居中の夫デリク・ケタリングなど、怪しい人物はいるのですが、二人とも性格的に殺人を犯すとは思えません。デリクが逮捕された後も、もやもやした気持ちが残りました。しかし最後に二人は、意外な犯人を見つけ出しました。“本気で恋をした(p432)”ことが、犯人の弱みでした。
Posted by
最後まで自分には犯人が分からなかったけれど、ミステリーとして、また物語として今一つ洗練が足りない気がしないでもないかなあ。読み返してもオープニングの意味が計りかねるし、愛する一人娘を失った父親の心情も意外とケロッとして感じたし。動かし方が足りない登場人物も多かったと思う。
Posted by
離婚寸前のケッタリング夫妻に関する物語と、相当な遺産を相続したグレイの物語の2つの物語が青列車でつながる導入部分や、複雑な男女関係や伝説のルビー盗難を描いた展開部分は高く評価できるが、伏線や探偵の推理という点では物足りなさを感じる作品。ちょっとしたトリックが盛り込まれていて、ポア...
離婚寸前のケッタリング夫妻に関する物語と、相当な遺産を相続したグレイの物語の2つの物語が青列車でつながる導入部分や、複雑な男女関係や伝説のルビー盗難を描いた展開部分は高く評価できるが、伏線や探偵の推理という点では物足りなさを感じる作品。ちょっとしたトリックが盛り込まれていて、ポアロの真相説明は一見複雑に見える事件の状況をうまく説明してはいるが、仮説にすぎず、決定的な証拠を示しているわけではない。登場人物も拡散しすぎで、うまく活かせていない印象。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
偶然大金を手にすることになった女性がブルートレインで殺人事件に遭遇。ポワロと一緒に謎をとく。 アガサクリスティ自身は本作の出来に不満だったようだが内容は十分に面白い。登場人物たちの恋愛関係が事件を複雑化しており、誰が真相を隠しているのか読み通せない。犯人のアリバイのトリックは大胆かつ痛快。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
クリスティーのはじめての列車ものだと思われる(1929年)。文章は非常に読みやすい。キャサリンという女性がでてくるが、ポワロと友になり、ミス・マープルの原型なのかもしれないなと思った。英国女性の良さがでていると思う。推理小説としては、少々強引と思えなくもない。イギリス貴族に嫁いだアメリカン・プリンセスとか、豪華列車や社交界とか、当時の世相も興味深い。
Posted by
昔読んだはずなのにあんまり内容覚えてなかったなぁ 推理小説に恋愛要素を絡めると駄作になってしまうパターンが多い気がするんだけど、アガサ・クリスティーは推理小説における恋愛描写を上手く扱ってるよね キャサリン・グレーは田舎で老女の話の聞き役ばかりをしていたというから、もっと騙され...
昔読んだはずなのにあんまり内容覚えてなかったなぁ 推理小説に恋愛要素を絡めると駄作になってしまうパターンが多い気がするんだけど、アガサ・クリスティーは推理小説における恋愛描写を上手く扱ってるよね キャサリン・グレーは田舎で老女の話の聞き役ばかりをしていたというから、もっと騙されやすいタイプのように思えたのだけど想像以上に芯のしっかりしたタイプだったようで、きちんと周囲に対して判断を下していたどころか犯人の見当すらつけていたのは驚いた。 顔の判別がつかないほど殴られていたという描写を見た時につい入れ替わりトリックを考えてしまったけど、事実はもう少し意外だった。あの真実を考えつくのはちと厳しそうだな
Posted by