パーカー・パイン登場 の商品レビュー
あなたは幸せ?そうで…
あなたは幸せ?そうでないなら、ぜひパーカー・パインを読んでみましょう!殺伐としていないし短編集なので、読みやすいと思いますよー
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不幸な人を募集する広…
不幸な人を募集する広告を出したパーカーパイン氏が次々と訪れる奇妙な依頼に応えていく。
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自分は不幸だと嘆く人…
自分は不幸だと嘆く人たちがかけこむパーカー・パインの事務所。私立探偵パーカー・パインは様々な方法で彼らを幸福へと導く。
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パーカー・パインと聞…
パーカー・パインと聞いて、あまりピンとこない人が多いかも?彼はとても魅力的な不幸専門の私立探偵です!
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『黄色いアイリス』ではじめましてだったパーカー・パインについてもっと知りたくて、短編集を手に取りました。 前半は"パーカー・パイン劇団"が奮闘するお話、そして中盤からはパイン氏が旅先で出会う"不幸な人たち"の悩みを解決する構成に。 単発ド...
『黄色いアイリス』ではじめましてだったパーカー・パインについてもっと知りたくて、短編集を手に取りました。 前半は"パーカー・パイン劇団"が奮闘するお話、そして中盤からはパイン氏が旅先で出会う"不幸な人たち"の悩みを解決する構成に。 単発ドラマとして発展できそうな形だけに、パイン氏の登場がこれ限りなのがなんとも残念。月曜20時のドラマでやってそうなのに……。 個人的に好きだったのは「退屈している軍人の事件」。『ハロウィーン・パーティー』に登場したリンゴ好きのオリヴァ夫人の筋書きに、思わずニヤリ。こういう誰も傷つかない結末にはほっこりしてしまいますね。 多くの活躍はありませんでしたが、パーカー・パイン氏(とその仲間たち)と「あなたは幸せ?」の新聞広告には、一度読んだら忘れられない印象を植え付けられたのでした。
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前半の配列の妙が音楽の構成のようで気に入った。似たような話の繰り返し、と思ったところに3話目で転調し、締めは(いかにも作り話めいているけれど)赤く盛大に輝く夕焼けのような力強い清々しさ。最終話も小説というメディアならではのトリックが楽しめた。
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“身上相談探偵(?)”、パーカー・パインを主人公とした連作12話の短編集です。 「あなたは幸せ?でないならパーカー・パイン氏に相談を。」 ↑こちらの広告にホイホイされて、パーカー・パイン氏の事務所を訪れた人達のお悩みを、パイン氏の指示を受けた事務所のスタッフ達があの手この手で解...
“身上相談探偵(?)”、パーカー・パインを主人公とした連作12話の短編集です。 「あなたは幸せ?でないならパーカー・パイン氏に相談を。」 ↑こちらの広告にホイホイされて、パーカー・パイン氏の事務所を訪れた人達のお悩みを、パイン氏の指示を受けた事務所のスタッフ達があの手この手で解決していく展開です。 この、“チーム・パイン”のメンバーとして、ミス・レモンやオリヴァ夫人といった、ポアロものにもちょいちょい出てくるキャラが登場したりというサービス(?)も嬉しいですね。 様々な立場の人々の、あらゆるお悩みを、“今度はどんな筋書きで解決するのかな~”と、何だか大掛かりなドッキリを思わせるような仕込みっぷりを楽しみながら読ませて頂きました。 ただ、解説にもありましたが第七話「あなたは欲しいものをすべて手に入れましたか?」以降は、パイン氏が中東、エジプト、ギリシャ等に旅立ち、行く先々で事件に巻き込まれてそれを推理するという、トラベル・ミステリに方向転換しています。 「“お悩み解決”では“ミステリ”が足りない!」と、クリスティーが思ったのかどうかは謎ですが、個人的にはもうちょい“チーム・パイン”(又は“パーカー・パイン劇団”・脚本オリヴァ夫人)路線を見てみたかった感じです。 因みに、例の新聞広告“あなたは幸せ?・・”の隣に欄に記載されていた、 「フローラ ─── いつまでも待つ ──── J」 という広告も、“Jはフローラに会えたのか?”と、勝手に気になった私ですww。
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2004年発行、早川書房のクリスティー文庫。12編。この主人公は全く知らなかったが、解説にもあるとおり「アガサの探偵の中で最も知名度が劣る」とのこと。しかし、特に前半の本人が動かず人生の難問を解決するところは、とても面白い。後半は旅情ミステリだが、できれば前半の筋を押し通してほし...
2004年発行、早川書房のクリスティー文庫。12編。この主人公は全く知らなかったが、解説にもあるとおり「アガサの探偵の中で最も知名度が劣る」とのこと。しかし、特に前半の本人が動かず人生の難問を解決するところは、とても面白い。後半は旅情ミステリだが、できれば前半の筋を押し通してほしかったところ。後半が面白くないわけではないが、ほかの探偵、特にポアロで置き換えが利きそうなところが、この探偵が好ましく思う私からすると面白くないところである。 収録作:『中年夫人の事件』、『退屈している軍人の事件』、『困りはてた婦人の事件』、『不満な夫の事件』、『サラリーマンの事件』、『大金持ちの婦人の事件』、『あなたは欲しいものをすべて手に入れましたか?』、『バグダッドの門』、『シーラーズにある家』、『高価な真珠』、『ナイル河の殺人』、『デルァイの神託』、解説:「解説」小熊文彦(小説家)
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アガサ・クリスティの探偵キャラクタものの短編集。であるが、パーカーパイン自体は有名では無い印象。 最初の方、椅子に座っていながらにして他のキャストを通じて問題を見事に解決する様を描く、という試みは面白く感じた。しかし、そのネタが続かなかったのか、後半からは冒険者のミステリー風にな...
アガサ・クリスティの探偵キャラクタものの短編集。であるが、パーカーパイン自体は有名では無い印象。 最初の方、椅子に座っていながらにして他のキャストを通じて問題を見事に解決する様を描く、という試みは面白く感じた。しかし、そのネタが続かなかったのか、後半からは冒険者のミステリー風になってしまい、トミー&タペンスとあまり代わり映えしない者となってしまった印象。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編ながらストーリーも魅力があり、ラストはクリスティーお得意のどんでん返し満載。どの話も面白いけど、一番好きなのは退屈な軍人の話。ほんとに結婚するの?!大丈夫??と思ったところに相手も相談者だったと読者に知らされるオチは、シンプルだけれど、だからこそはっとさせられて爽快。シリーズものにならなかったのは残念すぎる。もっと読みたかった。
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