1,800円以上の注文で送料無料

ぶらんこ乗り の商品レビュー

4.1

525件のお客様レビュー

  1. 5つ

    197

  2. 4つ

    162

  3. 3つ

    106

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    4

レビューを投稿

2024/07/15

えらく久しぶりに再読。前に読んだのは小学生のときだ。弟である自分が、姉からもらって読んだ本。今になって、この本とそんな出会い方をしたことが特別なことに思えた。当時もえらく心に残り、内容もけっこう覚えていたが、それでもウルウルとくるものがあった。細かい表現までじっくり染み渡らせなが...

えらく久しぶりに再読。前に読んだのは小学生のときだ。弟である自分が、姉からもらって読んだ本。今になって、この本とそんな出会い方をしたことが特別なことに思えた。当時もえらく心に残り、内容もけっこう覚えていたが、それでもウルウルとくるものがあった。細かい表現までじっくり染み渡らせながら読みたい本。

Posted byブクログ

2024/07/01

この本は、きっとだれかの大切な本になり続けていくんだろうな、生きることにくるしくなったり、悲しくなったりしたときのおまもりのような本だと思う。 何回か読んで噛み締めたいようなお話。

Posted byブクログ

2024/04/03

言葉を話す代わりに、物語を 現実のような、空想のような、確かに存在していて、目には見えないもの 弟が本当に考えていたこと、私にもお姉ちゃんにもわからないけれど、大事なのはそこじゃない あたたかい

Posted byブクログ

2024/03/15

小学生のときに見たのを思い出した。 ローリングのくだりが衝撃的すぎて覚えている。 ずっとしっとり悲しかった記憶。

Posted byブクログ

2024/01/23

すきだ〜〜〜 リーガルリリーの『ぶらんこ』をより噛み締めたくて読んだのだけれど、焦燥とか体温とかすごくわかって、そうしてここに落ち着くのだなという回路がみえてうれしかった、とてもすき、理屈ではなくてこの本のなんかやわらかいところが感覚として、とても

Posted byブクログ

2024/06/13

不思議な作品である。 幼い弟を主人公として、幼い姉の視点で描かれた、残酷な現実を生き抜くこどもたちの物語。 弟は、物語の序盤で、声を失う代わりに、声なき者の声を聞き、届かぬ声を届ける力を得る。出だしから否応なしに運命を背負うところは、もののけ姫のアシタカを連想した。 弟は声...

不思議な作品である。 幼い弟を主人公として、幼い姉の視点で描かれた、残酷な現実を生き抜くこどもたちの物語。 弟は、物語の序盤で、声を失う代わりに、声なき者の声を聞き、届かぬ声を届ける力を得る。出だしから否応なしに運命を背負うところは、もののけ姫のアシタカを連想した。 弟は声なき者たちの声を、ものがたりにしてノートに書き付けた。道尾秀介『ノエル』みたいに、そのものがたりがスパイスになり、姉目線の文体と相まって、この作品に不思議な空気感をまとわせている。 姉は何の能力もない、弟を助けることもできないしその余裕もないけれど、弟は姉がいるからこそ、その力でふたりを守っている。松本大洋『鉄コン筋クリート』みたいに。 弟の声は返ってこないのか。弟は、ふたりはこの後どうなっていくのか。ふたりに救いは来るのか。 説明はない。 説明したい作品ではないのだろう。 僕にとって、あなたにとって、 弟とは、声とは、そして、雹とは、何なのか。 そうやって、絵本『あおくんときいろちゃん』みたいに、読む本なのだろう。

Posted byブクログ

2023/10/09

どうにも、家族兄弟の話には弱い。いしいしんじの書く弟たちは、揃ってどこか遠いところに行ってしまうなあ。

Posted byブクログ

2023/07/25

動物と通じ合う弟と、その弟を誇りに思って尊敬してる姉。2人だけの世界、弟、姉それぞれの世界。姉は弟の考えを想像する。 最後に行くにつれて胸が締め付けられるような感じだった。

Posted byブクログ

2023/06/02

ブランコに乗るのが得意な弟とその姉の物語。高校生の姉が,弟の残したノートを見ながら回想する。両親を失って死にそうな姉を,声を失った弟が偽の手紙で救うのが切なく暖かい。

Posted byブクログ

2023/05/26

全体的な文章のリズムとか世界観が好みじゃなくて読んでてゾワゾワした。犬叩くのは可哀想だからやめてくれ… 感受しきれなかったけどおばあちゃんは良いキャラしてたし、事故の後に孫二人に伝えた厳しい言葉が心に残った。

Posted byブクログ