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スカイ・クロラ の商品レビュー

3.7

431件のお客様レビュー

  1. 5つ

    98

  2. 4つ

    135

  3. 3つ

    126

  4. 2つ

    26

  5. 1つ

    7

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2020/04/18

スカイ・クロラシリーズ第1弾。ちょっと難しくて面白さが分かりませんでした。(まだ1作目だからかな?)ただ、シリーズを通して読み深めると好きになれそうな世界観と設定だったので続きは楽しみです。

Posted byブクログ

2020/02/19

再読。このシリーズは全部読んだのだけれど当時読んだ時はいまいち没入しきれなかったので最初からまた読んでみたいと思ったので再読してみた。この作品は世界観も雰囲気も独特でそれがぴったりハマる人は滅茶苦茶好きになる小説だと思う。過剰な装飾もなく余分な説明もなくただただシンプルでどこか澄...

再読。このシリーズは全部読んだのだけれど当時読んだ時はいまいち没入しきれなかったので最初からまた読んでみたいと思ったので再読してみた。この作品は世界観も雰囲気も独特でそれがぴったりハマる人は滅茶苦茶好きになる小説だと思う。過剰な装飾もなく余分な説明もなくただただシンプルでどこか澄み渡った青空を思わせる本作。続きも再読していこうと思う。

Posted byブクログ

2020/01/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読みながら、カズオイシグロの「わたしを離さないで」の提供者の設定を思い出した。←ドラマを見ていてその設定に気分が悪くなって途中から見なくなった。最後まで見たら印象変わるのかもしれないけど、子ども産んだばかりのわたしには辛すぎた。 スカイ・クロラも、大人にならない、殺されない限り死ねない、闘うための子ども、、という設定に目眩がして、読むのを断念しようかと思った。 淡々とした文体。飛行機のことはよくわからないから戦闘シーンとかほぼ素通りしてしまう。 Wikipediaで見たらスカイクロラは後編の内容とのことなので、ナバテアから読み直してみようと思う。

Posted byブクログ

2019/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アニメ映画版の独自解釈はさておき、文章の方が心情描写において優れているという所感。視聴者の知り得ない情報も入ってくる。食欲と性欲の欠落した村上春樹っぽくて好みの文体だ。

Posted byブクログ

2019/11/20

人が乗っていても、乗っていなくても、堕ちていくのは飛行機であって、その飛行機の内臓まで考える暇なんてない。 僕たちは、確かに、退屈凌ぎで戦っている。 でも……、 それが、生きる、ということではないかと感じる。 呼吸さえしていれば、死ぬことはない。食べて、寝て、顔を洗い、歯を磨...

人が乗っていても、乗っていなくても、堕ちていくのは飛行機であって、その飛行機の内臓まで考える暇なんてない。 僕たちは、確かに、退屈凌ぎで戦っている。 でも……、 それが、生きる、ということではないかと感じる。 呼吸さえしていれば、死ぬことはない。食べて、寝て、顔を洗い、歯を磨く。それを繰り返すだけで、たったそれだけで、生きていけるのだ。 唯一の問題は、何のために生きるのか、ということ。 生きていることを確かめたかったら、死と比較するしかない、そう思ったからだ。 どうしてコクピットを開けなかったかって? たぶん、死ぬときは、何かに包まれていたかったのだ。 生まれたときのように。 そんな死に方が、僕の憧れだから。 ボールの穴から離れた僕の指は、 今日の午後、 二人の人間の命を消したのと同じ指なのだ。 僕はその指で、 ハンバーガーも食べるし、 コーラの紙コップも摑む。 こういう偶然が許せない人間もきっといるだろう。 いつ堕ちても良い。 いつ死んでも良い。 抵抗があっては、飛べないのだ。 同じ時代に、今もどこかで誰かが戦っている、という現実感が、人間社会のシステムには不可欠な要素だった。 本当に死んでいく人がいて、それが報道されて、その悲惨さを見せつけないと、平和を維持していけない。いえ、平和の意味さえ認識できなくなる。

Posted byブクログ

2019/10/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 主人公は戦闘機パイロットのカンナミ・ユーヒチ。カンナミが配属された基地には4人のパイロットと指揮官の草薙水素がいた。カンナミは何度か出撃を重ねながらも淡々と日々を過ごしていた。 カンナミの前任者クリタは、噂によると草薙に銃で撃ち殺されたらしい。キルドレである草薙はカンナミに「死にたい、君も殺して欲しい?」と言う。キルドレとは、戦争のために作られた永遠に生き続ける人間である。 カンナミは以前いたクリタの生まれ変わりだった。草薙はクリタを愛していたため殺した。そんな草薙をカンナミは銃で撃ってあげたのであった。 【感想】 生と死について考えさせられる、何度も読んでいるシリーズ。小説と映画では草薙の結末が異なる。時系列としては5/6番目に当たる。

Posted byブクログ

2019/03/10

初読の時には本作の面白さが理解できていなかった。主人公カンナミ・ユーヒチの一人語りの物語は、読者に必要と思われる状況説明を極限まで削ぎ落されたまま進行していたし、それから、途中途中に出てくる叙事詩的な文章が受け入れられなかったのかも知れない。本文に出てくる戦闘機がプロペラ機である...

初読の時には本作の面白さが理解できていなかった。主人公カンナミ・ユーヒチの一人語りの物語は、読者に必要と思われる状況説明を極限まで削ぎ落されたまま進行していたし、それから、途中途中に出てくる叙事詩的な文章が受け入れられなかったのかも知れない。本文に出てくる戦闘機がプロペラ機であることや、後半で説明されるプロペラを機体後部に置くプッシャー式なのが、プロペラを機体前部に置くトラクター式しか想像できなかった自分には興味深かった。

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2019/01/01

映画の原作ということでちょっと気をひかれたので、買ってみました。出張のお伴、2冊目。 (1冊目は「神様からひと言」荻原浩、3,4,5冊目は「グミ・チョコ・パイン」大槻ケンヂです) 内容はまぁ、それほどわるくもないし、話のひっぱりかたもそれほど嫌味じゃない。飽きずに読めました...

映画の原作ということでちょっと気をひかれたので、買ってみました。出張のお伴、2冊目。 (1冊目は「神様からひと言」荻原浩、3,4,5冊目は「グミ・チョコ・パイン」大槻ケンヂです) 内容はまぁ、それほどわるくもないし、話のひっぱりかたもそれほど嫌味じゃない。飽きずに読めました。 でもなー、カタカナ語を「伸ばさない」表記が、非常にイライラします。「カウンタ」「シャッタ」というような書き方ですね。IT関係の人の好きな表記法ですが、日常語までこれをやられると違和感があります。こういう人たちがお酒を飲む場所は「バ」なんでしょうか。(「バー」ではなく・・・) そうそう、意地悪を言うようですが、一生懸命そうやって書いているわりに、「ラダー」(飛行機の方向舵)は「ラダー」なのでした。ふふん。それもちゃんと「ラダ」にしないとおかしいんじゃないの!? というわけで、内容よりも表記法にいらだったので、星3つにします・・・。映画を先に見ればよかったのかなぁ。

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2018/12/30

読んだという記憶はあったけれど、驚くほど何もおぼえていなかった。読んだ事実が欲しいそういう読み方をしてしまっていたのかもしれない。あるいは自分の中の何かが以前と変わったのかもしれない。ただ今回はとても記憶に残る良い小説だったなと感じた。けれども、もしかしたらこの感想だけが後の記憶...

読んだという記憶はあったけれど、驚くほど何もおぼえていなかった。読んだ事実が欲しいそういう読み方をしてしまっていたのかもしれない。あるいは自分の中の何かが以前と変わったのかもしれない。ただ今回はとても記憶に残る良い小説だったなと感じた。けれども、もしかしたらこの感想だけが後の記憶に残るのかもしれない。

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2018/11/12

森博嗣の、シリーズではない読み切りモノ。 主人公は戦闘機のパイロット。新しい基地に転属されたところから物語が始まる。 序盤を読み進めているところ(多分まだ起承転結の起の部分)では舞台設定は不明。おそらく日本。時代も不明。近未来と思われる。しかし登場する飛行機がプロペラ機と言うこと...

森博嗣の、シリーズではない読み切りモノ。 主人公は戦闘機のパイロット。新しい基地に転属されたところから物語が始まる。 序盤を読み進めているところ(多分まだ起承転結の起の部分)では舞台設定は不明。おそらく日本。時代も不明。近未来と思われる。しかし登場する飛行機がプロペラ機と言うことを考えると、数十年前を設定しているかもしれない。背景にしても詳細は分からない。どうも主人公が所属する組織(or国家)と敵対する組織が交戦中らしい。 自分のような航空機に関しての素人が読むレベルでは、理屈やメカニズムの描写は詳細と思える。 読了。 あらすじは、キルドレと言われる遺伝子操作されて誕生した人種が主人公だった。その人たちは、物理的に破壊されない限り死なないらしい。それらの人が繰り広げる戦争が舞台だ

Posted byブクログ