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スカイ・クロラ の商品レビュー

3.7

431件のお客様レビュー

  1. 5つ

    98

  2. 4つ

    135

  3. 3つ

    126

  4. 2つ

    26

  5. 1つ

    7

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2023/01/11

素直に面白かった。  時系列的にはこの後に出版されているものが先になるようですが、シリーズすべて読み終えてからまたこの本を読んだら、より深く入り込めるんだろうと思う。 このままの気持ちで次の作品を読みたい

Posted byブクログ

2022/09/22

虚構のようなフィクションでありながら、 現実のノンフィクションなんじゃないか、 とも思えてしまいます。区別がつかない。 背景もわからず無為に日常を送る。 意味なんか考えずに皆、無感情に。 これってすごい怖いことなんじゃ… 人は生まれて死んでいくという大筋は変えられないとしても...

虚構のようなフィクションでありながら、 現実のノンフィクションなんじゃないか、 とも思えてしまいます。区別がつかない。 背景もわからず無為に日常を送る。 意味なんか考えずに皆、無感情に。 これってすごい怖いことなんじゃ… 人は生まれて死んでいくという大筋は変えられないとしても、その間をできるだけ有意義にしたいとあがく。そう願う。そうしたいと思う。 そんな気も起こさず、願うこともせず、決められた相手に、淡々と決められた行動をするしかない、永遠に生き続ける子供、空を這うもの。 ———キルドレ 操縦し、索敵し、照準し、追跡し、回避し、撃墜し、被弾し、墜落し、帰還し、飛翔し、飛散し、繰返し、忘却し、終始し、起伏し、唯心し、喪神し、霞みし、迷いし、憂いし、儚い死、短い詩。

Posted byブクログ

2022/08/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

難しかった。 人は自分の人生に意味を見出そうとしたり、人との価値観の違いに苦しむけど、それこそが濁りで、汚れだということを主人公は考えるんだろうか… 主人公の「何にも縛られたくない」という気持ちや、草薙の「死こそが救い」な考えはよく分かる。 生き返ることがわかっていれば尚更だ。 人生、生きることこそ縛りだとは思う。 あまりにも今生きている現実とはかけ離れていて、鳥になって地上を眺めているような気持ちになった。 ふわふわします。

Posted byブクログ

2022/06/04

余計なモノが無い、素朴でかつ美しい文章。 空中戦の描写がとてもよかった。 6.5 / 10点満点中

Posted byブクログ

2021/12/25

森博嗣さんの死生観が見られるのだと感じました。 あくまでも私の感じたことです。 まだまだ謎だらけです。

Posted byブクログ

2021/12/01

2021/12/01 00:17 うーん…喜嶋先生の話と同じように、一文一文が簡潔なので、どんどん読み進められる。そして、こちらはもう、最後は詩のようで。 結局最後まで「子供」と言われているキンドレとはなんなのかよくわからなかったが、おそらく、戦死でなければ死んでも死んでも生き返...

2021/12/01 00:17 うーん…喜嶋先生の話と同じように、一文一文が簡潔なので、どんどん読み進められる。そして、こちらはもう、最後は詩のようで。 結局最後まで「子供」と言われているキンドレとはなんなのかよくわからなかったが、おそらく、戦死でなければ死んでも死んでも生き返ってくるのだろう。 ナ・バ・テアという続編があるそうだから、それも読んでみたいなと思った。 この作家にも、乙川さんのような、読んでて「ああ、良いなこの言い回し」と思える一文がある。次も出会えるかな。

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2021/10/30

スカイ・クロラシリーズ5作目。 (出版順では1作目ですが時系列的には5作目) はっきりしない。 すっきりしない。 でもそのおかげで不思議な世界観が保たれている。 幻想的な物語が好きな方(抽象的な小説に抵抗がない方)はスカイ・クロラを1冊目に読むことで、スカイ・クロラの世界観...

スカイ・クロラシリーズ5作目。 (出版順では1作目ですが時系列的には5作目) はっきりしない。 すっきりしない。 でもそのおかげで不思議な世界観が保たれている。 幻想的な物語が好きな方(抽象的な小説に抵抗がない方)はスカイ・クロラを1冊目に読むことで、スカイ・クロラの世界観を新鮮な気持ちで堪能できます。 ※時系列順に読むとあれこれ考えてしまいます。 幻想的な物語が苦手な方、物語の入りやすさを重視したい方、シリーズを一気読みする方には時系列順に読むことをお勧めします。 シリーズ作品と捉えるか、単体作品と捉えるかでガラッと見え方が変わる不思議な小説ですね。

Posted byブクログ

2021/10/28

友人から勧められて読んだ本だったが、面白かった。詳細や余計な説明がないからこその世界観が出来上がっている。本来心や気持ちは言葉で表すことはできないし、表現できたとしてもとてもチープなものになってしまう。登場人物の心情を行動面から考えながら読み進めることができた。

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2021/10/25

読書メーターを始める前に一度読んでいたから実は再読。高校のときこの真っ青な色に惹かれて買ったものだった。あのころはあまりの話の急展開さに首をかしげたものだったけど、今回読んでみて不思議と自然に受け入れることができた。その分自分が何かしら成長したってことなのかもしれない。

Posted byブクログ

2021/10/05

果てしなく美しい物語。詩的な表現が多く使われている。読後ふと空を見上げてしまうことが多くなった。空は綺麗で何物も拒まない。 複雑な描かれ方がされており、一周読んだだけでは理解しづらく、状況が把握できない部分があった。だがそういう部分も含めて、何故かこの作品に強く心を惹かれてしまう...

果てしなく美しい物語。詩的な表現が多く使われている。読後ふと空を見上げてしまうことが多くなった。空は綺麗で何物も拒まない。 複雑な描かれ方がされており、一周読んだだけでは理解しづらく、状況が把握できない部分があった。だがそういう部分も含めて、何故かこの作品に強く心を惹かれてしまう。その正体を知るためにいつかまた再読してみたい。

Posted byブクログ