雪とパイナップル の商品レビュー
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チェルノブイリ原発事故により、放射能に汚染された灰を含む黒い雨が降ったベラルーシ共和国における白血病患者(アンドレイ)一家と日本からの救済活動で現地の医療にかかわった人との心温まる実話。 柔らかい挿絵も加えた大人の絵本という形も非常に読みやすく、完成度の高い作品。 アンドレイ少年の命を救うことは出来なかったが、家族の言葉にある通り、ムダではなかったことがよくわかる。 大人が手にとり、子供達にも伝えていきたいと思うステキな一冊でした。 説明 内容紹介 心があたたかくなるノンフィクション絵本。 チェルノブイリの放射能汚染で白血病になった少年アンドレイと、日本からきた若い看護師ヤヨイとの心の交流を、ベラルーシの美しい自然を背景に描いた絵本。読む人の涙と感動をさそう作品です。 メディア掲載レビューほか 雪とパイナップル チェルノブイリ原発事故の救済活動で知り合った少年とその家族をつづった絵本。少年のために極寒の中、パイナップルを探し歩いた看護師に対する家族の「感謝」の気持ちに触れ、著者は心を動かされる。絵は唐仁原教久氏。 (日経メディカル 2004/09/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.) -- 日経BP企画 内容(「BOOK」データベースより) 心あたたまる感動のノンフィクション絵本。 内容(「MARC」データベースより) チェルノブイリの放射能汚染で白血病になった少年と日本からきた若い看護婦との心の交流を、ベラルーシの美しい自然の挿絵とともに描く。心あたたまる感動のノンフィクション。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 鎌田/実 1948年東京都生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。1974年、長野県の諏訪中央病院に赴任、その後院長をへて現在管理者一貫して「住民と共に作る医療」を実践。チェルノブイリの救済活動にも参加し、ベラルーシ共和国フランチェスカ・スコーリヌイ勲章受章 唐仁原/教久 1950年鹿児島県生まれ。1984年デザイン事務所Happy Birthday Company設立。1985年HB GALLERY開廊。現在イラストレーター、またアート・ディレクターとして、広告・装丁・雑誌などを中心に多くの作品を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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一番大切なものを失ったときでも、人間は感謝することができることを知りました 家族ってむずかしい。人間は、一人では生きられない。いい家族があるといいなあ 希望を組織することが大切なんだと思った 優しい心は、人から人へ伝染していくだって ちかごろ、世界は許すこと、感謝すること、微笑みあうことを忘れてしまっていることに、おかあさんの言葉から気がつきました
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◆原発事故は少年に何をしたか◆ チェルノブイリ原発事故は、広島の原発500発分の放射能を放出した。ベラルーシ共和国に住むエレーナは生後6チームを乳母車に乗せて美しい自然の中を毎日散歩した。エレーナは何も知らされていなかった。数日前に隣の国の原子力発電所で爆発が起きたことを・・・。...
◆原発事故は少年に何をしたか◆ チェルノブイリ原発事故は、広島の原発500発分の放射能を放出した。ベラルーシ共和国に住むエレーナは生後6チームを乳母車に乗せて美しい自然の中を毎日散歩した。エレーナは何も知らされていなかった。数日前に隣の国の原子力発電所で爆発が起きたことを・・・。少年は10才になり、急性リンパ性白血病を発症する。長野県から救助に赴いた医療チームが治療現場で出会った少年と家族の物語である。
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背景にある情報が多すぎて絵本になりきれていない感は否めないが、ああ、鎌田医師の本だな、という感じはよくわかる。
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チェルノブイリの放射能汚染で白血病になった少年アンドレイと、日本からきた若い看護師ヤヨイとの心の交流を、ベラルーシの美しい自然を背景に描いた絵本。これからこういうことが起こるのかと思うと気持ちが重い。 この本はチェルノブイリ原発事故の影響で乳児のときに被爆し、白血病と戦う少年...
チェルノブイリの放射能汚染で白血病になった少年アンドレイと、日本からきた若い看護師ヤヨイとの心の交流を、ベラルーシの美しい自然を背景に描いた絵本。これからこういうことが起こるのかと思うと気持ちが重い。 この本はチェルノブイリ原発事故の影響で乳児のときに被爆し、白血病と戦う少年、アンドレイと日本から来た若い看護士のヤヨイによる物語です。もしかすると、不謹慎をあえて承知のうえで書きますが、これと同じことが近い将来の日本で起こりえるかもしれない、ということを考えてしますと、頭を抱え込んでしまいます。 物語の舞台はベラルーシ。チェルノブイリ原発事故の放射能汚染が最もひどかった場所です。そこで白血病に冒されたアンドレイのために日本から来た看護士のヤヨイが最後のほうで、余命いくばくもなくなってしまった彼のために厳寒の中をパイナップルを探して歩く。僕は絵を描いている唐仁原教久氏のことをはじめてこの本で知りました。彼の描く絵がこれまた痛切で、読んでいて目頭が熱くなりました。これはぜひ東京電力の社員に読んでもらいたいなぁ。書かれてあることは、すべて真実なだけに余計に重い。希望は、果たしてあるのか?これからその災禍が明らかになっていく中で読んでいただければ、ありがたく思います。
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泣けないじぶんが、どうなんだろ。と思う。 けど、それも、ひとつの指標かな。とも思ったりする。 いまのじぶんのココロだから。 だれかのために、まっすぐ、ひたすらまっすぐ動けるひと。 大切なひとを失い、哀しみのまっただなかにいるのに、ひとへの感謝の気もちを、言葉にできるひと。 期せ...
泣けないじぶんが、どうなんだろ。と思う。 けど、それも、ひとつの指標かな。とも思ったりする。 いまのじぶんのココロだから。 だれかのために、まっすぐ、ひたすらまっすぐ動けるひと。 大切なひとを失い、哀しみのまっただなかにいるのに、ひとへの感謝の気もちを、言葉にできるひと。 期せずして、ふたりとも女性だったことに、わたしの心はふるえました。
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・・・雪の中のパイナップルの絵が心に染みわたる・・・ 人生はときに意地悪だけれど・・・。チェルノブイリの原発事故による放射能汚染で白血病になったベラルーシの少年がいました。骨髄移植後、食事をほとんどとれなくなった少年に、日本からきた若い看護師が付き添っていました。何とか食事を、と...
・・・雪の中のパイナップルの絵が心に染みわたる・・・ 人生はときに意地悪だけれど・・・。チェルノブイリの原発事故による放射能汚染で白血病になったベラルーシの少年がいました。骨髄移植後、食事をほとんどとれなくなった少年に、日本からきた若い看護師が付き添っていました。何とか食事を、と願う彼女の心が少年に力を与え、やさしい心は周りに広がり伝わっていきます。心があたたかくなるノンフィクション絵本。
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どんな状況であっても、その中にあるわずかな「希望」を見失う事なく追い続けることが、人と人を深いところでつないでいき、物事をかえていく力になるんだとおもいました。原発事故の起きている今、特に現実味をもって迫ってくる作品です。
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チェルノブイリ事故の影響で白血病になった少年家族と、治療に関わった日本人の話。 半泣きになってしまった、、、。
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請求記号:369.3/カ 資料番号:010953560 「“生きる”ということ」を問う三冊① チェルノブイリの原子力発電所四号炉が爆発。そのとき風が北側に吹いていたので、ベラルーシ共和国に高濃度の放射能汚染地帯が広がりました。 唐仁原 教久の画もやさしく、大人が読む絵本になってい...
請求記号:369.3/カ 資料番号:010953560 「“生きる”ということ」を問う三冊① チェルノブイリの原子力発電所四号炉が爆発。そのとき風が北側に吹いていたので、ベラルーシ共和国に高濃度の放射能汚染地帯が広がりました。 唐仁原 教久の画もやさしく、大人が読む絵本になっています。
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