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「決定的瞬間」の思考法 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2020/12/09

正しさVS正しさ、の場面でどう判断するべきか、非常に考えさせられました。また、カズオ・イシグロの「日の名残」について語られているため、読んだことのある方には分かりやすいのではないかと思う。日の名残、まだの方は読んでほしいです。

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2018/01/07

決断をしなくてはいけないときのためにどのような準備をしておくかという本。哲学者などの考え方をもとに解説している。ニーチェ、カント、アリストテレス、マルクス・アウレリウス・アントニウスなど。 事例は出ているが、そこに正解が示されているわけではない。 日ごろから自分に向き合い、どのよ...

決断をしなくてはいけないときのためにどのような準備をしておくかという本。哲学者などの考え方をもとに解説している。ニーチェ、カント、アリストテレス、マルクス・アウレリウス・アントニウスなど。 事例は出ているが、そこに正解が示されているわけではない。 日ごろから自分に向き合い、どのような生き方をしたいかを意識しておくことが大切という話だと思った。

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2012/07/11

哲学色があってちょっと難解。でも「こはわが路である、なんじの路はいずくにあるか」「幸運は勇気のある人に味方する」。この二つの文だけでも読む価値はあった。

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2012/02/05

----- 原題はDefining Momentsであるとのこと。 自分の価値観の「境界線を引く瞬間」を表している。 ----- 正しいことと正しいこと、のジレンマに陥った時、 選ぶ選択肢にはそれまでの自分のすべてが現れる。 のみならず、その先の自分を定義する。 自分の人生で何が...

----- 原題はDefining Momentsであるとのこと。 自分の価値観の「境界線を引く瞬間」を表している。 ----- 正しいことと正しいこと、のジレンマに陥った時、 選ぶ選択肢にはそれまでの自分のすべてが現れる。 のみならず、その先の自分を定義する。 自分の人生で何が大事か、何が譲れないか。 ----- 「自分」は極めて多元的で多層的である。 子供として、夫・妻として、親として、 友人として、同僚として、ビジネスパーソンとして、 日本人として、社の一員として、 男性として、女性として、 所属、属性など、色んな自分を持っている。 その中にどのような意味付けがあり、 どのような自分を大切にするのか、 そういう問いでもある。 ----- とても実際問題として、ということに 生々しく触れているのが面白い。 決定的瞬間で自らの望む選択肢を選び、 それが実現されるためには、プロセスと結果が 伴わなければいけない。日常的に自分が生きている中で 選んでいる選択肢、それが影響する。 ----- 決定的瞬間は小さくとも、見えづらくとも実は 生きている中での一瞬一瞬で起こり続けている。 それまでの自分が反映されて「選び」、 選んだことでまた自分の生き方が新しく「方向付け」される。 そういう繰り返しで人は自分を定義して行く。 -----

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2011/11/22

正誤がはっきりしている場合ではなく、「いずれの選択肢も正しい状況でどちらかを選択して決断しなければならない状況("Defining Moments")において、いかに考えて前に進むか」を、3つのケースを通じて重厚に論じている。哲学、倫理等の観点をも織り込んで3...

正誤がはっきりしている場合ではなく、「いずれの選択肢も正しい状況でどちらかを選択して決断しなければならない状況("Defining Moments")において、いかに考えて前に進むか」を、3つのケースを通じて重厚に論じている。哲学、倫理等の観点をも織り込んで3つのケースを深堀りし、決してノウハウを提示するのではなく「問い」を投げかけることで読者自らにも問いかける。"Defining Moments"を乗り越えることで、改めて自分を知り、更なる成長や人格形成につながるわけだが、そうした瞬間をしっかりと感じ取り、本書で投げかけられた「問い」に自ら取り組み、自分の価値観と対峙し内省することを繰り返し実践していくことの大切さを身にしみて感じた。

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2009/10/04

結構究極の中での意思決定って未経験で、他人のを見てもドキドキ・・・。ある執事としてのキャリアを積んでいたイギリス人が"共に働いていた父の臨終を看取るべきか、執事として会議のクライマックスを見届けるべきか"の決断を迫られるとか・・・読んでいてドキドキする例その1...

結構究極の中での意思決定って未経験で、他人のを見てもドキドキ・・・。ある執事としてのキャリアを積んでいたイギリス人が"共に働いていた父の臨終を看取るべきか、執事として会議のクライマックスを見届けるべきか"の決断を迫られるとか・・・読んでいてドキドキする例その1です。

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