1,800円以上の注文で送料無料

理由 の商品レビュー

3.6

545件のお客様レビュー

  1. 5つ

    82

  2. 4つ

    204

  3. 3つ

    174

  4. 2つ

    43

  5. 1つ

    13

レビューを投稿

登場人物が多く混乱す…

登場人物が多く混乱するが、よくできた構成です。映画になるとのことですが・・・、見るのが大変そう・・。

文庫OFF

宮部は社会派作家の地…

宮部は社会派作家の地位を確固たるものとしてますね。すごいの一言。「火車」もそう、時代時代にいろいろな題材を取り上げてます。物凄い勉強家でもあるんでしょうね、尊敬します。ただその題材が我々般ピーにマッチしていない(少なくとも私のような小市民には全くマッチしていない)のでなかなか感情...

宮部は社会派作家の地位を確固たるものとしてますね。すごいの一言。「火車」もそう、時代時代にいろいろな題材を取り上げてます。物凄い勉強家でもあるんでしょうね、尊敬します。ただその題材が我々般ピーにマッチしていない(少なくとも私のような小市民には全くマッチしていない)のでなかなか感情移入しにくい場面もあると思います。私は「世間知らず」なので宮部は合わないのでしょうか?

文庫OFF

色んな人間関係が複雑…

色んな人間関係が複雑に絡み合い、発展していく物語。宮部さんの代表作だけど個人的にはあまり好きではありません。

文庫OFF

登場人物がとても多か…

登場人物がとても多かった。自分は火車や模倣犯が好きだけど、これはあまり好きになれなかった。

文庫OFF

宮部みゆきにしては残…

宮部みゆきにしては残念ながらイマイチ。あちこちに話が飛んで、やたらと長く感じてしまう。

文庫OFF

2024/06/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

凄まじい。初期宮部作品の人気と評価に納得。 超高級マンションで、一家惨殺事件と転落事件が同時に発生。だが彼らは皆、全くの他人同士だった。 何故彼らはそこにいたのか。 何故殺されねばならなかったのか。 何故殺さねばならなかったのか。 何故逃げねばならなかったのか。 何故、何故、何故。 通常「真相」と呼んでいるものは事件の表層でしかなく、事件に至るまでの個々の「理由」はわからないまま日々は過ぎてしまう。 ドキュメンタリーの形をとって、関係者たちの証言を素に、事件の起こった経緯が浮かび上がってくる。ひとりの人間が書いた小説とは思えないほど、それぞれの思考方法や行動原理がバラバラ。書きすぎていると思うほどに詳細に執拗に内面が書かれていて、実によく見えるので「どうしてその人がそうしたのか」に違和感が無い。 唯一引っかかるとすれば「ヤシロユウジ」だが、これは多分意図的にぼかしていると思う。 「彼がそうした『理由』があなたには理解できますか?」と。 コイトタカヒロは幽霊に会うことは無いだろう。彼は自分の中の「ヤシロユウジ」を知っているから。同じ理由で、殺さないで生きていけるんじゃないかな。 不動産についての知識を少し増やせた。 「競売」を経験した事はあったが、その先に起こり得る諸々は知らなかった。分不相応にもマンションを買ってみようかとした時期もあったが、流れて良かったなぁと今では思う。

Posted byブクログ

2024/05/28

「理由」 なぜタイトルが理由なのか? 最後の最後、読み終えて本を閉じて初めて分かりました。 事件の真相は一つ。 ただ、そこに至るまでにたくさんの人、たくさんの家族が複雑に絡み合っており、過程や動機、背景は様々。 この事件はこうだからこうなった、と一言では言い表せないたくさんの「...

「理由」 なぜタイトルが理由なのか? 最後の最後、読み終えて本を閉じて初めて分かりました。 事件の真相は一つ。 ただ、そこに至るまでにたくさんの人、たくさんの家族が複雑に絡み合っており、過程や動機、背景は様々。 この事件はこうだからこうなった、と一言では言い表せないたくさんの「理由」がそこには存在しています。 実際の事件もそうなのかもしれない。 私たちはテレビや新聞の報道で一つの面しか知る事はないけれど、ゆっくりと丁寧に紐解いていけば、同じようにたくさんの「理由」が隠れているのかもしれない。 そうしみじみと感じてしまいました。 作中にはたくさんの家族が出てきます。 一つとして同じ家族はなく、みんなそれぞれに抱えている問題や考え方が違います。 その中でも特に目に付くのは、親の勝手に振り回される子供の存在。 宮部みゆきさんの他の作品にも多々見られるのですが、なす術のない子供にとって毒親の存在は、本当に胸が苦しくなる思いです。 こうならないようにしなくては…と、親や家族と言うものについて、深く考えさせられました。

Posted byブクログ

2024/05/26

さすがの宮部みゆきさん とても面白かった。 ドキュメンタリー的手法って説明に書いてあったけど、いろんな視点から事件をみていてとても面白かった。 最後は一気読み!

Posted byブクログ

2024/05/25

#読了 2024/5/25 理由/宮部みゆき 多分昔読んだ。見覚えのあるシーンなんだけど、全然続きを覚えてない。面白く最後まで。 普通の人間が、一歩ずれただけで弱い立場に落ちてしまう。読んでいて凄く恐ろしかった。普通の生活の傍に、悪意やどうしようもない事態は存在している。

Posted byブクログ

2024/03/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長いし、暗い、、 評価1.9 audible 21時間58分  事件の起こった高層マンションの紹介から始まる。もちろん事件の詳細も述べられるのではあるが、これが長い。エレベーターの仕組みから、セキュリティまである意味宮部みゆきらしく暗い雰囲気で説明されていく。細部が重要なとこは分かるが、事件の詳細を知る前にちょっと飽きてくる。  やっと分かったことはどこの誰だか分からない4人の死体。しかも一人は転落してる。これがスタート。  話はスタートしたがスムーズにはすすまない。次は事件の起こった部屋の持ち主である小糸家の話。これも相変わらずの暗い話で、このトーンで続くのかと思うと小説の行く末が心配になる。  こんな感じで事件を振り返りながら情報が少しづつまとめられていく。次第に全体像がつかめてくるのではあるが、ついでに述べられる周辺一家の家族背景が重々しくて嫌になる。特に覗き見したくもない姉弟関係、嫁姑問題、若くして子をつくった出戻り娘、親子喧嘩から悪徳不動産を掴まされる父親などの家族問題を知ることと引き換えに事件の情報が少しづつ得られる。皮肉な言い方をすれば、こういうのが作者の得意技のようにも思われる。作者のファンには怒られそうだが、暗い話を我慢するたびに新しい情報を一つ知ることができるシステムに辟易とする。もちろん、この作風が社会派小説としても評価が高いことは分かっているし、こっちが少数派のことも分かる。ただお気軽に楽しく読める本をこよなく愛する僕には苦痛でしかない。もっとお気軽に読みたい、、  最後までこの雰囲気は変わらず、特に驚きもなく終幕を迎える。いろいろな人に怒られそうだが、一応総括しておくと、暗くて長い話と向き合う非常に苦痛な時間であった。このような小説を評価するような文学的な才能は残念ながら僕にはない。

Posted byブクログ