理由 の商品レビュー
登場人物が多く混乱す…
登場人物が多く混乱するが、よくできた構成です。映画になるとのことですが・・・、見るのが大変そう・・。
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宮部は社会派作家の地…
宮部は社会派作家の地位を確固たるものとしてますね。すごいの一言。「火車」もそう、時代時代にいろいろな題材を取り上げてます。物凄い勉強家でもあるんでしょうね、尊敬します。ただその題材が我々般ピーにマッチしていない(少なくとも私のような小市民には全くマッチしていない)のでなかなか感情...
宮部は社会派作家の地位を確固たるものとしてますね。すごいの一言。「火車」もそう、時代時代にいろいろな題材を取り上げてます。物凄い勉強家でもあるんでしょうね、尊敬します。ただその題材が我々般ピーにマッチしていない(少なくとも私のような小市民には全くマッチしていない)のでなかなか感情移入しにくい場面もあると思います。私は「世間知らず」なので宮部は合わないのでしょうか?
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色んな人間関係が複雑…
色んな人間関係が複雑に絡み合い、発展していく物語。宮部さんの代表作だけど個人的にはあまり好きではありません。
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登場人物がとても多か…
登場人物がとても多かった。自分は火車や模倣犯が好きだけど、これはあまり好きになれなかった。
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宮部みゆきにしては残…
宮部みゆきにしては残念ながらイマイチ。あちこちに話が飛んで、やたらと長く感じてしまう。
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長いお話でした。が終わるのがもったいない位、味わって読みました。今現在も、何でこんな事件が起きるのか、理解できないような悲惨な事件が起きますが、この小説でも、現代社会や人間の奥底に迫り、考えさせられました。
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理由(宮部みゆき/著)読了。 東京荒川区の超高層マンションで殺人事件が起きた。室内には中年男女と老女の遺体。ベランダから転落した若い男。ところが、四人の死者は、そこに住んでいるはずの家族ではなかった…。 これが宮部みゆき作品かという固い書き口。 ドキュメンタリー的手法も取り入...
理由(宮部みゆき/著)読了。 東京荒川区の超高層マンションで殺人事件が起きた。室内には中年男女と老女の遺体。ベランダから転落した若い男。ところが、四人の死者は、そこに住んでいるはずの家族ではなかった…。 これが宮部みゆき作品かという固い書き口。 ドキュメンタリー的手法も取り入れられている。 そして登場人物が多い。 読み進められるかという不安がありましたが、最後まで読み終えました。 いい作品でした。 私は読むのが遅いので800頁読むのにに3週間かかってしまいました。 まだ未読の模倣犯は、5巻で2,800頁あるので11週かかりそうです。 読もうかどうか迷っています。
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高層マンションで起きた一家四人殺人事件をめぐる、あらゆる家族の話、という感じだった。それぞれに不和を抱えた家族。事件の内容もすぐにはわからなくて、色々な人々の視点からその事件が語られる。インタビューのような語り口と、回想を挟む形のちょっと変わった構成だったけど面白かった。立場や人...
高層マンションで起きた一家四人殺人事件をめぐる、あらゆる家族の話、という感じだった。それぞれに不和を抱えた家族。事件の内容もすぐにはわからなくて、色々な人々の視点からその事件が語られる。インタビューのような語り口と、回想を挟む形のちょっと変わった構成だったけど面白かった。立場や人が違えば見え方も感じ方も違って、でも、ただ起こった出来事だけが真実で、だけど最後まで本当に何があったかはわからない。という感じだった。宮部みゆきの小説って面白い。
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大雨の日に超高層ツインタワーマンションの一室で一家4人殺害事件が起きた。しかし、殺されたのはマンションの住民台帳にある人物ではなかった。殺害された4人は一体誰なのか?そして、殺人犯と事件の真相とは…? 小説というより、まるでドキュメンタリー映画を見ているような展開で面白かった!...
大雨の日に超高層ツインタワーマンションの一室で一家4人殺害事件が起きた。しかし、殺されたのはマンションの住民台帳にある人物ではなかった。殺害された4人は一体誰なのか?そして、殺人犯と事件の真相とは…? 小説というより、まるでドキュメンタリー映画を見ているような展開で面白かった! いろんな人物の目から見た事件現場、事件の裏側が、最終的には一つの結論(着地点)に結びついていく。その様がとても斬新で、600頁を超える長編だけどテンポ良く読めました。 キーワードは「家」、そして「家族」。いろんな「家」の中に暮らす様々な「家族」の形が、衝撃的な事件を真相へ導いてくれる。小説としてはめちゃくちゃ面白いけど、現実にもありそうなコワ〜イお話でした!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者に直木賞受賞作で社会派の小説とくれば読まないわけにはいかない。 頁をめくる指が止まらなかったよ。 実際あったっという練馬一家殺害事件をベースにしてある小説らしいけど、概要を読む限り実際の事件の方が数倍、凄惨極まりない事件だった。 大雨の夜に小説はヴァンダール北千住ニューシティという高層マンションの2025室で3人の死体とその部屋から転落死した若い男の遺体から事件から始まる。 そこから逃亡した石田直澄(46歳)が犯人と思われたが、 実際は…。 それぞれの証言から深まる謎と真実、ほんとに読み応えじゅうぶんだった。 こちらに出てくる悪党は綾子のどうしようもない彼、八代裕司くらいか。(育った環境をみれば同情すべき点なあるけど) あと派手好きで見栄っ張りの小糸静子といいなりになってる夫の小糸信司くたいかな、でも個性的ってだけで悪人ではない。 さまざまな人が、家族が出てくるけどそれぞれの事情を抱えながら懸命に生きている。 石田直澄は人が良すぎ! いくら赤ちゃんの母親だからって綾子をかばって殺人犯にならなくてほんと良かった。 てか3人を殺したのは八代裕司だしね。 この綾子は八代裕司を殺したって言ってたけど、殺そうと向かってきた彼をふりほどいて転落させていわば正当防衛ではないのかな。その辺は詳しく書かれてなかったけど。 最近の著者は時代小説ばかりだけど、たまには現代を舞台に こういう硬派な小説も書いてほしいな。
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