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謎のクィン氏 の商品レビュー

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36件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

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2019/03/13

短編だけど、一通り同じ人物が登場します。クイン氏は、一貫して神出鬼没の道化師です。死の猟犬のような超常的な話もあって、ゾクッとします。推理に超常的なテイストをプラスした感じです。

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2019/03/07

なんとも独特だなあ。なかなか面白い。解説の冒頭で「ブギーポップは笑わない」が引用されてて驚いたけど、確かに共通点あるかも。

Posted byブクログ

2021/04/10

 どこからともなく現れて去っていくハーレクイン氏が示唆を与え、サタースウェイト氏が推理&解決する。  二人で協力する息の合った活躍が良い。  しかしこのハーレクイン氏、どことなく人間離れしている。  クリスティ版『世にも奇妙な物語』といった感で、今の日本でもマンガやドラマや映画に...

 どこからともなく現れて去っていくハーレクイン氏が示唆を与え、サタースウェイト氏が推理&解決する。  二人で協力する息の合った活躍が良い。  しかしこのハーレクイン氏、どことなく人間離れしている。  クリスティ版『世にも奇妙な物語』といった感で、今の日本でもマンガやドラマや映画にしたら受けそう。  意外とマンガ化や映像化はされていないようです。     私なんかも子どもや若い頃は主人公でありたいとシャカリキになっていたのですが、アラフィフになった今、決して自分は主人公タイプではないと悟りました。  だから脇役タイプのサタースウェイト氏がハーレクイン氏から示唆を受けて突然主役に躍り出るという展開が面白く感じます。  又は、決して表舞台には出ないけど他人にいい影響を与えるハーレクイン氏のようになりたいと思ったり。  深くは付き合っていないけどお互い信頼し合っているサタースウェイト氏とハーレクイン氏の距離感や付き合い方は素晴らしいと思ったり。  ある程度年齢を重ねるとより一層面白く感じる物語だと思います。  しかしクリスティの作品年譜を見ると、ハーレクイン氏のシリーズは、クリスティが30代後半の時期に集中的に描かれているんですね。  まだ若い時代にこんな渋い作品を描いたとは渋過ぎるというか老成し過ぎていませんか?  しかし、その後本当に年齢を重ねるに並行して少しづつ書き継いで頂きたかったものです。     それで、またまた性格の悪い私によるあら捜しコーナーです。  決して作品を冒涜する意図ではありません。  空気を読めないので疑問点を率直に口に出してしまうタイプなので申し訳ありません。    (以下、ネタバレブログにて) 少年少女・ネタバレ談話室(ネタばらし注意!)  謎のクィン氏 ネタバレ検討会   http://sfklubo.sblo.jp/article/188405602.html

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2015/11/26

何よりもかによりも、 サタースウェイト氏の裕福な暮らしぶりが羨ましい\(^o^)/ 周りの方々も優雅で、 幸せな時代に見える…

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2015/07/08

久々に本棚奥からひっぱり出してきて何度目かわからない再再読。 昔からアガサクリスティの中で1,2を争うぐらい気に入っていて、何度も読んでるわりによく無くすので3回ぐらい買いなおした気がします。 内容的には安楽椅子探偵…とはちょっと違うけども色々なところを動いて回る感じでもない。...

久々に本棚奥からひっぱり出してきて何度目かわからない再再読。 昔からアガサクリスティの中で1,2を争うぐらい気に入っていて、何度も読んでるわりによく無くすので3回ぐらい買いなおした気がします。 内容的には安楽椅子探偵…とはちょっと違うけども色々なところを動いて回る感じでもない。 またミステリのようだけれどもファンタジーのようでもありと言う雰囲気が全面に漂っている。 突然現れる神秘的な人物ハーリ・クィン氏は、主人公たちの話を聞き、主人公たちから話を聞き、それを組み立て事実を話すが、決して答えを与えず主人公たちに答えを導き出させて、そして答えが出ると魔術のように消えて行く。 そんな不思議な感じが個人的に気に入った部分なのかなと思う。 正直、主人公サタースウェイト氏が人間観察好きの決してハンサムでも若くもない62歳のおじいちゃんと言うのも気に入っています。ものすごく。

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2014/08/04

再読だか。再々読だか。。 以前は良さがよくわかりませんでした ポワロほど派手ではなく、マープルほど 緩急自在な訳でもなく。 そもそも探偵役とワトソン役がぼやけて あいまいで しかしこの霧の中のようなファジィな感じが 今は心地よいことに気づきました サタースウェイト氏も素敵な...

再読だか。再々読だか。。 以前は良さがよくわかりませんでした ポワロほど派手ではなく、マープルほど 緩急自在な訳でもなく。 そもそも探偵役とワトソン役がぼやけて あいまいで しかしこの霧の中のようなファジィな感じが 今は心地よいことに気づきました サタースウェイト氏も素敵なところもある反面 厭らしいところももちあわせていて、 クィン氏も優しいのかと安心していれば 牙を見せつけてくるような怖さもあり 炎がゆらめくと影が変わるような 夢幻の暗い世界観です クリスティの小説に出てくる人物は たいてい類型的です。 でもこの二人は例外です ミステリというより雰囲気を楽しむ短篇集

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2013/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アガサ・クリスティー が生んだ「推理をしない名探偵」ハリー・クイン登場。ハリー・クインは(たぶん人間ではない)「死者の代理人・恋人たちを救う男」なので、推理しなくても最初から全てを知っている。そこでハリー・クインは、「他人の人生の傍観者」サタースウェイト老人にヒントや霊感を与え、彼に事件を解決させる。 事件が解決し、ハッピーエンドで終わっても、ハリー・クインは悲しげに去ってゆくことが多い。その理由は、 1.死んだ男が、生きている妻・恋人を救うため、「死者の代理人」ハリー・クインに仕事を依頼する。ハッピーエンドで終わっても、死んだ男の愛は、生きている妻・恋人に届かない。届いても、死んだ男が生き返ることはない。 2.ハリー・クインには「死ぬと決まっている人間の運命」を変える力はない。最悪の場合、「死ぬと決まっている人間」に「幸せな夢」を見せてから死なせることがある。『道化師の小径』では、サタースウェイトを使わず、ハリー・クイン本人が「幸せな夢」を見せる仕事をした。 ……こういう宿命を背負うハリー・クインは事件解決後、「その先に何もない断崖の端を目指して去ってゆく」、あるいは「いつの間にか消える」ことが多い。ハリー・クインという人名には「道化役者」という意味があり、普通の人間には一瞬、彼の姿が「仮装した道化役者」に見えることがある。 本の題名通りハリー・クインは「謎の探偵」。なお、読んだ『謎のクイン氏』は石田英士先生が翻訳した古い本。

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2012/09/08

傍観者、または観客であったサタースウェイト氏が、クィン氏と出会うことで、役者になることができた。氏にとってそれは新鮮な喜びだった。故に、氏はクィン氏と再会する度に思春期の若者のような無邪気な喜びを露わにした。けれど、思春期はいつしか終わる。 それは、当人にとっては、絶望的であるか...

傍観者、または観客であったサタースウェイト氏が、クィン氏と出会うことで、役者になることができた。氏にとってそれは新鮮な喜びだった。故に、氏はクィン氏と再会する度に思春期の若者のような無邪気な喜びを露わにした。けれど、思春期はいつしか終わる。 それは、当人にとっては、絶望的であるかもしれない変化。 氏が10代の若さを持っていれば、糧にすることもできるだろうが、彼は既に円熟していた。 傍観者であるが故に初でもあったサタースウェイト氏にとって、この体験は残酷だった。 これで続編がなければ、私も凹むとこだったけど、よかったよ! 早速図書館行ってきます。

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2012/01/17

普段から、ポアロシリーズが好きで クリスティー作品はよく読むが、 ブクログユーザーの方々の、 この作品の評価が高かったので興味を持った。 あれ?聞いた事のある名前があるぞ。 と思ったら、 サタースウェイトって以前読んだ「三幕の殺人」に 登場したお金持ちだ! おお、まさかこん...

普段から、ポアロシリーズが好きで クリスティー作品はよく読むが、 ブクログユーザーの方々の、 この作品の評価が高かったので興味を持った。 あれ?聞いた事のある名前があるぞ。 と思ったら、 サタースウェイトって以前読んだ「三幕の殺人」に 登場したお金持ちだ! おお、まさかこんなところに登場しているとは・・・。 「三幕の殺人」でも個性の強い登場人物の陰に隠れながらも、 「観察者」としてなかなかの活躍をしていたかと思うけれど、 こちらでは謎の人物のクィン氏に導かれながら、 見事に探偵の大役を果たしている。 12編の短編はそれぞれ個性があって、読後感は、 不思議な終わり方でちょっとすっきりしないものから、 背筋がぞくっとするような不気味さを残すもの、 そしてほっと笑顔で読み終えることの出来るものまで様々。 クリスティー自身もお気に入りのシリーズだったらしい。 その「お気に入り感」が伝わってくるような、 一つ一つが丁寧な仕上がり。 この続編となる「クィン氏のティー・セット」もぜひ読みたい。

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2011/11/02

探偵のいない探偵小説。 クィンは示唆する人。 人間観察が好きで、広い交際を持っているサタースウェイトはクィンに影響され、事実を組み上げて解決する人。 面白かったなぁ。 クィンが謎めいてるので、幻想的ではあるけど、サタースウェイトが愚痴を言ったり現実味があるので、ちょっと不思議な雰...

探偵のいない探偵小説。 クィンは示唆する人。 人間観察が好きで、広い交際を持っているサタースウェイトはクィンに影響され、事実を組み上げて解決する人。 面白かったなぁ。 クィンが謎めいてるので、幻想的ではあるけど、サタースウェイトが愚痴を言ったり現実味があるので、ちょっと不思議な雰囲気になっている。 「クィン氏のティーセット」(マン島の黄金に所収)も読んでみたい。

Posted byブクログ