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羊をめぐる冒険(下) の商品レビュー

4

432件のお客様レビュー

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    134

  2. 4つ

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  3. 3つ

    94

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2021/01/28

美しい耳の彼女と共に、星形の斑紋を背中に持っているという一頭の羊と“鼠”の行方を追って、北海道奥地の牧場にたどりついた僕を、恐ろしい事実が待ち受けていた。一九八二年秋、僕たちの旅は終わる。すべてを失った僕の、ラスト・アドベンチャー。村上春樹の青春三部作完結編。野間文芸新人賞受賞作...

美しい耳の彼女と共に、星形の斑紋を背中に持っているという一頭の羊と“鼠”の行方を追って、北海道奥地の牧場にたどりついた僕を、恐ろしい事実が待ち受けていた。一九八二年秋、僕たちの旅は終わる。すべてを失った僕の、ラスト・アドベンチャー。村上春樹の青春三部作完結編。野間文芸新人賞受賞作。

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2021/01/21

ようやく完結。鼠と僕が10代、20代だった頃に会いたくなる。から繰り返し読み返す人も多いだろうなと思った。またいつか。

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2021/01/09

なんだろう、ちょっとよく分からなかった… なんの暗喩なんだろう…? ジェイのバーの雰囲気は好きだけど、それにしても雰囲気重視過ぎる気が…若いころの初期作品は読みにくく感じる…

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2020/12/27
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終わり方、けっこう?となってしまった。春樹作品で爆発とか、そういう大きな出来事(わかりやすい?というのかな?)があること、個人的にはあまりない気がしていたので、最後爆発するんだ…とちょっと不思議な感じがしました。上巻の方がわりと好みでした。

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2020/11/05
  • ネタバレ

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ノルウェイの森がセックスと死を描いた作品ならば羊をめぐる冒険は友情と死を描いた作品なのだろうか、、。 鼠は羊と心中して死んでいったわけだが羊がなんのメタファーなのか全くわからなかった。村上作品に挑むには僕の頭脳はいささか鍛錬を欠いているのかもしれないがその描写の美しさだけでも味わう背伸びを許して欲しい。 北海道の美深町を元にした作品ということで先日北海道に行ったときに高速で横目に見てきたがなんというか空気が尖っていて、人を研ぎ澄ます一方で死に近づける静謐な街という印象を受けた。どことなくただの田舎には思えない、思わせない何かがあったように感じる。

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2020/10/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2020.10.11 台風が過ぎ去った翌日に読了。 ラストの背中合わせでの鼠との再会、会話やエピローグは涙がとまらなかった。 ジェイズバーに行きたい。 そこで僕とジェイと、鼠とお酒を飲みながら話しがしたい。 10代の僕や鼠の時代がいいかな、20代半ばか、30代に入った僕か。どの時代にも鼠も出てきてくれるといい。明るいあたたかな季節に。

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2020/10/05

彼の小説はどうにも想像できそうでどうしてもできない登場人物が出てくる。羊男は丁寧にイラストまでついていたが、氷男なみに難しい。

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2020/09/06

学生以来の村上春樹。 このまどろっこしい言い回し、 ひとつの生活描写をキザに表現する文体に親近感が湧いていた当時を思い出した。

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2020/08/10

ほかの小説とのつながりがあるとは全く知らずに読んだが、純粋に単発の小説としておもしろかった。 が、ほかのレビューを読んでその他の作品も気になってきたので、鼠三部作だか羊四部作だかよくわからないが、ひとまず最初からきちんと読んでみよう。

Posted byブクログ

2020/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上下巻の感想です。 最初から最後まで全く飽きることなく楽しめました。 わたしにとっては、羊シリーズの中で最初に読んだ作品です。 (お勧めされて、羊→ダンス→風の歌→ピンボールの順で読みました。これが大正解でした!!おかげで4作品全て楽しめました!) ストーリーはひと言で言うと題名そのまま、"羊をめぐる冒険"なのですが、都会で孤独に暮らす主人公と、旅の中で出会う人たちがとても魅力的です。 そしてその出会いはすべて引き合わされたものであり、不思議な世界・謎解き・恐怖・愛情・友情にワクワクドキドキしながら進みます。 人間を操ることができる羊は夢に出てきそうなくらい恐ろしい存在ですが、耳が素敵なガールフレンドとお互いを想い支え合いながら旅をしたり、ドルフィンホテルのオーナーや羊男など、どこか憎めない可愛らしいキャラクターも出てきます。 もちろん最後はちゃんと真相に辿り着き、不思議な冒険を終わらせることができます。 帰りの汽車に乗っていると、さっきまでいた山の方から爆発音が聞こえてきて、窓から煙を見ているラストシーンは、ようやく長旅が終わり、解放されてハッピーとは言えない、旅の終わりの疲労感、旅で失ってしまった数々のものへの哀愁を主人公と一緒に感じました。 本当に主人公と一緒に冒険をさせてくれる本です。 そして、こちらを読んだらそのまますぐにダンス・ダンス・ダンスを読むことを強くお勧めします!

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