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羊をめぐる冒険(下) の商品レビュー

4

432件のお客様レビュー

  1. 5つ

    134

  2. 4つ

    145

  3. 3つ

    94

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    1

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2021/05/05

青春3部作、完。 読み終えた後、爽やかな気持ちになった。 鼠はこれで報われたような気がするし、この終わり方じゃないと終われなかったような気がする。 下巻の途中までは情景描写が多めで、ちょっとイメージするのに苦労したけど、僕のリミットがあと1週間しかなくなってからは、物語の展開の...

青春3部作、完。 読み終えた後、爽やかな気持ちになった。 鼠はこれで報われたような気がするし、この終わり方じゃないと終われなかったような気がする。 下巻の途中までは情景描写が多めで、ちょっとイメージするのに苦労したけど、僕のリミットがあと1週間しかなくなってからは、物語の展開のテンポがよかった。 これで主人公は失うものは失い、どんな生き方をしていくのだろう。きっと20代よりいい人生を送るんじゃないかな、と思いを馳せる。

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2021/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもしろく引き込まれる小説だった。 羊博士や羊男、鼠やジェイについて、個性的な登場人物と戦後の時代設定。 疑問に感じる場面もあったが、鼠の死を受け止めようとする主人公の最後がよかった。仕事も妻も、ガールフレンドも鼠も失ってしまったけど、なぜか希望が見えるような終わり方だった。

Posted byブクログ

2021/04/05

面白かった。 人生2度目の読了でしたが、年齢を重ねてから読んでも読み終わったあとの気持ちは変わらなかった。 少し不思議な物語と、オシャレな言い回しが村上春樹春樹の特徴とも言えるが、それは昔も変わらずな感じだった。 若い頃に読んだ村上作品をこの歳でもう一度読み返してみたいという...

面白かった。 人生2度目の読了でしたが、年齢を重ねてから読んでも読み終わったあとの気持ちは変わらなかった。 少し不思議な物語と、オシャレな言い回しが村上春樹春樹の特徴とも言えるが、それは昔も変わらずな感じだった。 若い頃に読んだ村上作品をこの歳でもう一度読み返してみたいという気分になった。

Posted byブクログ

2021/03/22

最後の鼠との会話はグッときた 村上春樹の作品でこんな気持ちにさせられたのは初めて また、初めから終わりまでこんなに物語がわかりやすく、整頓されてるのも彼の作品ではこれだけだと思う 多分何回も読み直すであろう作品

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2021/03/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

村上春樹は苦手だったが、これは良かった。 初期だからかそこまで春樹節が強くなくて読みやすい。ただ、白昼夢のような世界観とアメリカ映画ばりにキザな登場人物にじわじわハマる。 最後に主人公が理不尽に何もかも失ったのが良かった。 風の歌を聴けでも感じたが、村上春樹の小説のキャラクターは常に淡々としているせいか、ネガティブな出来事もひとつの現象だと割り切ることができ、読んでいて落ち込むことがない。すごい。

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2021/03/14

ラストが勢いよく終盤にかかるのは相変わらずだが、締めがよくスッキリできた。またいつか読んでみていいとも思えた。友人を大切にしたく思えた。

Posted byブクログ

2021/04/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【2021年7冊目】 圧倒的に後半が好きな物語だなと読了して思いつつ、でも前半のくだりがなければ後半もないのだろうなという気もする。 背中合わせでの会話シーンがグッと来ます。「俺は俺の弱さが好きなんだよ」というのは強い人でないと言えない言葉だなと思うので、強い鼠か巨悪な羊を倒したんだなと。 今回が2回目。時間をおいて何度でも読みたい物語。余談になりますが、羊男(挿絵)が記憶の中の羊男よりいかつかったので、人間の記憶って曖昧だなぁと思いました。

Posted byブクログ

2021/02/09

“羊に憑かれた男”や“羊男”に“鼠”など、登場人物が多彩で魅力的だ。“羊”を探す旅に北海道へ...その明確なロケーションが物語へと加速させた。人との繋がりを頼りに淡々と運命を受け入れた“僕”。全てを失ったが、掛け替えのない友情だけが清々しく残った...

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2021/02/04

星の模様がついた羊、社長、羊博士、鼠、男、最後に皆が繋がって、目的が果たされた。ぐるぐる考えている割にあまり感情を表に出さない主人公が最後に涙したのは、いい終わり方だった。

Posted byブクログ

2021/02/03

初めて村上春樹の作品を読んで、性的なことを文学的に描写している部分に不快感を覚えていたけれど、最後のシーンは「僕」と「鼠」の絆が優しく描かれていてすごく好きだった。 三部作って知らずに読んじゃったから他の二作品も読まなきゃ。

Posted byブクログ