漱石文明論集 の商品レビュー
中学校の読書感想文のテーマに「ぼっちゃん」が指定されて以来、小説家としての夏目漱石って嫌いでたまらないのですが、やっぱり近代日本を代表するインテリであることには間違いありません。 そのことを確信してしまった本がこれ。
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「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「こころ」 どれもこれも夏目漱石の代表作であるけれど、 まったくぴんとこない。 「智(ち)に働けば角(かど)が立つ。 情(じょう)に棹(さお)させば流される。 意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。 とかくに人の世は住みにくい。」 ...
「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「こころ」 どれもこれも夏目漱石の代表作であるけれど、 まったくぴんとこない。 「智(ち)に働けば角(かど)が立つ。 情(じょう)に棹(さお)させば流される。 意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。 とかくに人の世は住みにくい。」 この文をよんですこし漱石がすきになる。 「私の個人主義」 「現代日本の開化」 講演を文章化したものを読んで、漱石の良さがはじめてわかった。
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夏目漱石の公演記録、日記、書簡などをまとめた本。教師をしていた漱石が当時の教え子達に向けて書いた「愚見数則」は学生のうちに一度は読んでおきたい。甘えた人生観に鞭をいれられるようです。月に一度は読み返したくなります。
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何かを創り出そうともがいている人、 真似ばかりしてしまうと悩んでいる人(自分です)に 『模倣と…』をそれとなくお勧めしたい 背景のないオリジナルなんてもろいもんだなとひしひし思う 読後、結構へこみつつも夏目節に励まされた…気がする
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この本に収録されている講演って、本当は漱石のべらんめえ口調で語られたのでしょうね。 録音機材が当時に有ればなあ。
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漱石の講演会や新聞での評論、日記や書簡などが収められている本。漱石の考えを直接的に知るには最良の本だと思う。明治時代の日本や日本人について語っている内容は第二の明治時代と呼ばれるグローバル化の中にいる現在の日本や日本人にも悉く通じている。ますます漱石は偉大だなと思うようになった。
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「現代日本の開化」「私の個人主義」などを収録。「自己本位」など漱石のベースとなる考えがたくさん詰まっています。
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