モンテ・クリスト伯(2) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
【概要・粗筋】 司祭の死後、シャトー・ディフを脱出したエドモンは、司祭の云う通りモンテ・クリスト島で宝を見つける。巨万の富を得たエドモンは、老父や婚約者メルセデス、そして自分を陥れた三人の男の消息を掴む。恩義を感じた元雇い主であるモレル氏の苦境を救い出した後、エドモンは復讐の準備を始める。そして、エドモンが投獄されてから23年の月日が流れた。 【感想】 シャトー・ディフの墓場が実は海であったなんて予想もしていなかったので、エドモン同様に驚かされた。 エドモンは、かつての隣人カドルッスから自分の逮捕後の物語を聞き出すが、エドモンがメルセデスに対してどのように思っているのか不明。しかし、メルセデスはフェルナンと結婚しアルベールを授かるも決して幸せそうではないと聞かされてなんと思ったのか。エドモンはモンテ・クリスト伯と名乗ってからも、たびたび感情が思わず発露してしまうことがあることからも、復讐心に凝り固まっていても、感情豊かな人であることには変わらないのだから、未練を残しているのかもしれない。これに関しては、これから明らかにされるのだろう。 モレル氏とその家族のエピソードは泣けた。しかし、モレル氏の息子であるマクシミリアンが再登場するとは思ってなかった。どのような役割をもって、モンテ・クリスト伯とどのような関わりをもつのか楽しみだ。
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地獄の底からはいあがっていくエドモン。いよいよ復讐へのステップを歩み始めます。 2巻目の半ば過ぎから視点がかわり、同時に純情、かつ情熱的だったエドモンが冷徹な謎の伯爵として表現されるのも一興。
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基本はシンプルな復讐劇なのに、やたらと枝葉が増えるのが、少々難かなあ。サッサと復讐劇を進めて欲しいわ。
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モレル氏のは別として、お金はもっと惜しんでと思ってしまう。金払いのよさで人々を利用するのだから、惜しんでいたら始まらないのはわかりますけれど。うーん小市民。
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前半ははらはらしながらダンテスの脱獄を見守っていたが、一段落したところから次の話への導入部がはじまり、それがやや長い印象だった。少し疲れた。自分に対して味方してくれた人たちへのお礼は終わり、ここからは復讐劇のはず。3巻以降が楽しみである。
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モンテ・クリスト伯 二巻 今回はなんとかどん底から這い上がり復讐を誓い実行に移し始めるあたりの話。 アルベールやフランツに近寄り、着実に復讐をはじめていく。 これからの盛り上がりが楽しみになる。
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エドモン・ダンテスは脱獄に成功し、密輸船に救助される。そこで働きながら、ファリア神父に教えられた財宝を探す機会を伺う。 全ては、復讐を果たすため―― 神父から学んだ語学・教養、あらゆる知識を駆使し、真相を探る冒険活劇的要素が読んでいて楽しいです。 そして以前お世話になった恩人には...
エドモン・ダンテスは脱獄に成功し、密輸船に救助される。そこで働きながら、ファリア神父に教えられた財宝を探す機会を伺う。 全ては、復讐を果たすため―― 神父から学んだ語学・教養、あらゆる知識を駆使し、真相を探る冒険活劇的要素が読んでいて楽しいです。 そして以前お世話になった恩人には、きちんと礼を返す紳士的な一面も。 後半、外遊に来ていたアルベールとフランツ。そこに現れる不思議な人物――モンテ・クリスト伯。 いよいよ復讐劇の幕が切って落とされる。
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イフの監獄から脱獄するまではちょっと退屈ですが、モンテ・クリスト伯として登場してからがまあ面白い!何で今まで読んでなかったんだろう!
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遂に脱獄を果たすエドモン・ダンテス。 当初予定していた方法とは異なるが、大きな妨害も無くシャトー・ディフから抜け出す事に成功した後、偶々通りかかった密輸船に拾われる。脱獄を果たしてからのエドモン・ダンテスは、捕縛される前とは桁違いの幸運と予てからの自身の資質で密輸船での地位も...
遂に脱獄を果たすエドモン・ダンテス。 当初予定していた方法とは異なるが、大きな妨害も無くシャトー・ディフから抜け出す事に成功した後、偶々通りかかった密輸船に拾われる。脱獄を果たしてからのエドモン・ダンテスは、捕縛される前とは桁違いの幸運と予てからの自身の資質で密輸船での地位も確立してゆく。(この幸運が投獄される前にもたらされれば、捕まる事もなかったのにねぇ・・・。なんて、な。そんな事したら物語がっ!) その後、幾らかの期間を密輸船で過ごした後、偶然と必然に導かれ、彼は監獄で教えられた財宝の眠る島「モンテ・クリスト島」へと上陸する。 エドモン・ダンテスの視点から詳しく書かれるのはここまでだ。その後は、彼以外の第三者からの視点をメインに物語は進む。 エドモン・ダンテスを陥れた経過については、カドルッスから手に入れた。 エドモン・ダンテスを助けようとしたモレル氏に対しては、破産の危機を救う事により少なからず恩を返した。 そして物語は遂に主たる部分に入ってゆく。 エドモン・ダンテスを陥れたフェルナンの息子アルベール、そして親友のフランツ。彼らの元へモンテクリスト伯爵が悠然と現れる。 第二巻はこんなところ。遂にアルベールとフランツも出てきた。「将を射んと欲すればまず馬を射よ」って感じですねっ! 脱獄する辺りでは、まだ冷徹なに復讐を果たすモンテクリスト伯爵としてのイメージは全く無いが、それもアルベールの前に現れる頃には、底の知れない不思議な人物となっていた。 次巻ではどう展開するのでしょうか。
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ファレル司祭に財宝を託されたダンテスは孤島の牢より脱出。しかし、恋人メルセデスは彼を諦め、結婚してしまっていた。手始めに世話になったモレル氏に援助をし、危機を救ったダンテスは、これからは悪魔の心で、自分を陥れた者達への復讐をすることを誓うのだった。
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