みどりの月 の商品レビュー
2編の短編からなる短編集。 不思議な雰囲気を醸し出していて、なかなか物語に入り込めなかった。 両作品ともいえるけど不可解なのは、ああいった状況に陥ってまでなぜ一緒に居続けるのか?そして、なぜあのラストなのか?ってこと。 両作品とも「イライラ」が常態化していて、なんか読んでても、読...
2編の短編からなる短編集。 不思議な雰囲気を醸し出していて、なかなか物語に入り込めなかった。 両作品ともいえるけど不可解なのは、ああいった状況に陥ってまでなぜ一緒に居続けるのか?そして、なぜあのラストなのか?ってこと。 両作品とも「イライラ」が常態化していて、なんか読んでても、読み終えてもすっきりしない。 星は、2.5。
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すみません、駄目でした。 なにか違う、と思いながらもそこから抜け出せない女性たちの姿は見ていてもどかしく、もっと早くやめてしまえばいいのに!と言いたくなってしまいます。 彼と同棲することになったら男女の同居人がいてだらしない人たちだった、とか、旅先で出会ったオレンジ色のスカートの...
すみません、駄目でした。 なにか違う、と思いながらもそこから抜け出せない女性たちの姿は見ていてもどかしく、もっと早くやめてしまえばいいのに!と言いたくなってしまいます。 彼と同棲することになったら男女の同居人がいてだらしない人たちだった、とか、旅先で出会ったオレンジ色のスカートの女がずっとついてくる、とか。 もちろん現実にはこんなふうに、本当にギリギリまで気付けないんだろうけど。 でもなんだかだからこそ胸がきりきりしちゃって、楽しんで読むことはできませんでした。
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角田光代の本を始めて読みました。 現代っ子の孤独やら喪失感やらなんやらかんやが、ぎっしりと冷たくつまっている本です。
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これはちょっと… よくわかんなかったなぁ。頭が混乱する気がする…。 何が何だか最後までわからない、ってのと、 何でそうなるのか気持ちが見えてこない、ってのと。 感情移入しにくいってことかな、要は。 それで客観的に見てみても、あんまり理解できなくって…。 「かかとのした」って後...
これはちょっと… よくわかんなかったなぁ。頭が混乱する気がする…。 何が何だか最後までわからない、ってのと、 何でそうなるのか気持ちが見えてこない、ってのと。 感情移入しにくいってことかな、要は。 それで客観的に見てみても、あんまり理解できなくって…。 「かかとのした」って後半の話、まだ読んでない。 こわくて読めないんだけど、角田光代だからそうそうめちゃくちゃなことはない、よねぇ…。 今回はめずらしく辛口評価。
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恋人キタザワのマンションで一緒に暮らすことになった私(沢田南)。 そこにはキタザワの身内のマリコ、その恋人のサトシが同居していた。 成り行き任せで始まった男女四人の奇妙な同居生活を描く。 こんな設定、きっとありえない…と思い、 それにこんな関係にゴミ屋敷に、こういう雰囲気にきっ...
恋人キタザワのマンションで一緒に暮らすことになった私(沢田南)。 そこにはキタザワの身内のマリコ、その恋人のサトシが同居していた。 成り行き任せで始まった男女四人の奇妙な同居生活を描く。 こんな設定、きっとありえない…と思い、 それにこんな関係にゴミ屋敷に、こういう雰囲気にきっと私は、南以上に苛々していたと思う。 責任とか取り決めとかなく、自分にも相手にも規則をつくらず…。 こんな状態で人間関係は成り立っていかないと思うのだが、 しかし、本当にこういう感覚の人ばかりが集まったとしたらありえる話なのか?とも思ってみたりして。 久しぶりに読破した小説のわりには、読み終わったあとは何の感動もなかった。 人間模様が理解できず、途中で何度も投げ出したくなった小説。 『かかとのしたの空』が『みどりの月』から続くお話ということさえ解らなかった(><)
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この作者は、不快感・不潔感を書くのが上手いのだと思う。 読むと決して良い気持ちにはなれなく、むしろ少しイライラする。 と同時に、ところどころに良い表現があり (タイトルにもなった「みどりの月」のくだりとか) そこに魅力なのかもしれない。
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読んでいてイライラするような本でした。(解説を読むと、著者の思い通り??) イライラしている主人公とともにイライラし、その主人公に対してもイライラし……
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『みどりの月』『かかとのしたの空』の2編からなる。 『みどりの月』は狂ってる。 二組のカップルが共同生活をする。人間関係はおかしいし、主人公以外の3人の考え方がおかしい。 『かかとのしたの空』は冷めた夫婦が無計画長期旅行に出る話。途中から現地で出会った「女」が付きまとってくる...
『みどりの月』『かかとのしたの空』の2編からなる。 『みどりの月』は狂ってる。 二組のカップルが共同生活をする。人間関係はおかしいし、主人公以外の3人の考え方がおかしい。 『かかとのしたの空』は冷めた夫婦が無計画長期旅行に出る話。途中から現地で出会った「女」が付きまとってくる。この「女」がなんか憎らしい。そう読ませる作家がうまい。
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私が最初に出会った角田さんの本。 まだ直木賞をとる前だった・・。 この本で、角田さんにはまりました
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二つのお話が掲載されているのだけども、どちらにも鬱陶しい女が出てくる。ああ、いるんだよこういうヤツ…でも、いなくなったらなったでちょっと物足りない気分になるんだよなあ…。とか、妙なとこで共感したりして。なんか、旅したくなりました。
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