巷説百物語 の商品レビュー
小股潜りの又市を筆頭とした濃い面子が、妖怪話を用いて悪人を退治していくという仕掛けに引き込まれます。 短編集ですが、どの話も悪人を追い詰めていくトリックが巧妙で、京極氏の凄さを感じました。 オススメの話は最後の「帷子辻」。 ラストの又市のセリフが印象的でした。
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シリーズ最新作・前巷説百物語を読んでしまったために、その次に当たるシリーズ第1作であるこの本を買ってしまいました。読みたい本を全部買ってたら、床が抜けるよぅ。 2007/8/14 読了
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京極夏彦に入るなら、これから。 全ての謎には理由がある。 という楽しさ。 日本妖怪って、魅力がありますね。
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巷説シリーズ第一弾。 『後巷説百物語』で第百三十回直木賞を受賞したが、その巷説シリーズの原点とも言える作品。 本作も受賞はしていないものの作品としてのクオリティは非常に高い。
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こちらも京極夏彦先生の作品。京極堂シリーズとは異なった作風となっていますが、これまた面白い。やはり、分厚いですが、短い話がいくつか入っているためか、京極堂シリーズよりも読みやすい印象です。また、それぞれの作品に出ている人物が意外な部分でつながっていたりするので・・・・。
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京極夏彦の代表作。 アニメ化もされている。 おもしろい話なのだが、飽きが来ると全然読めなくなる。 また、本が厚いのでこの手の小説が苦手な人向けではない。
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読み終わった後にとても哀しい気持ちになる.でもそれがいやではない.文体は古いですが読みやすく,そして引き込まれるストーリー.読み始めたらとまらず何度も繰り返してしまう.
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帷子辻が好き。「この世は悲しいぜ。(中略)おまえも奴も、人間は皆一緒だ」というところ(文庫版464頁)、何度も何度も読み返したものだ。
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寺への帰路で豪雨に見まわれ、やむなく途中のあばら屋に逃げ込んだ1人の僧。小屋には白装束の御行、人形遣いの女、そして初老の商人と若い男が居合せていた。雨宿りの余興に始まる「百物語」。一見無関係な怪談話は、意外な符号を伴って僧の心の内で形を成す。小屋の外では「しょり、しょり」と何者か...
寺への帰路で豪雨に見まわれ、やむなく途中のあばら屋に逃げ込んだ1人の僧。小屋には白装束の御行、人形遣いの女、そして初老の商人と若い男が居合せていた。雨宿りの余興に始まる「百物語」。一見無関係な怪談話は、意外な符号を伴って僧の心の内で形を成す。小屋の外では「しょり、しょり」と何者かが小豆を磨く音が。やがて僧は、恐るべき怪異と出会う…。
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「妖怪小説」でお馴染みの方の「妖怪時代小説」第一弾。お話の仕組み自体はそれほど違いませんが、時代背景のせいか引き算の後に妖怪が残る形というのが個人的には好みです。
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