クロノス・ジョウンターの伝説 の商品レビュー
「この胸いっぱいの愛を」を見てから買った本。 過去へ飛ぶことの出来る機械、クロノスジョウンターに出会った人たちの、それぞれの物語が綴られた作品。 そんなんありか・・・!と思いつつも「よかったね・・・布川くん!」とか思ってしまった「布川輝良の軌跡」が私は一番好きでした。 わりとハッ...
「この胸いっぱいの愛を」を見てから買った本。 過去へ飛ぶことの出来る機械、クロノスジョウンターに出会った人たちの、それぞれの物語が綴られた作品。 そんなんありか・・・!と思いつつも「よかったね・・・布川くん!」とか思ってしまった「布川輝良の軌跡」が私は一番好きでした。 わりとハッピーエンド的に終わるものばかりなので、読んだ後は悪い気分にはなりません。 大切なものを失う前の過去にとべる事実。 自分が同じ状況におかれたら? 間違いなくとびたい。でも、その代償を天秤にかけても私はとべるだろうか。 読んだ後に自分なら?と考えてしまった本。 ぜひお芝居も見てみたいお話です。
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SFはあまり得意分野じゃないので避けていたのですが、タイムトラベルが安っぽくなくおもしろく書かれています。3作あるのですが、どれも味があるお話。映画にしてもおもしろいはず。
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なんといっても「吹原和彦の軌跡」。読み終わった後に考えさせられることがその都度変わる、万華鏡のような物語。ほか3作はベタですが、なぜか泣ける。梶尾マジックだと思う。
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過去へ飛ぶ機械をめぐる話。以前読んだ梶尾氏の本は笑える本だったんで、ちょっと以外だった。泣ける。ちょっと強引かもってところもあるけど、泣けちゃいました。
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時間+恋愛テーマに絶対的な評価をもつ梶尾真治。そんな彼の時間+恋愛連作が面白くない訳がありません。まさに王道。まさに直球勝負。 クロノスジョンターという、不完全なタイムマシンを巡って描き出される話はどれも、クロノスジョウンターがないと成立しないものばかり。「SFでしか表現しえ...
時間+恋愛テーマに絶対的な評価をもつ梶尾真治。そんな彼の時間+恋愛連作が面白くない訳がありません。まさに王道。まさに直球勝負。 クロノスジョンターという、不完全なタイムマシンを巡って描き出される話はどれも、クロノスジョウンターがないと成立しないものばかり。「SFでしか表現しえない話」です。
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「クロノスジョウンター」タイムマシンだけれど、決して現在には戻れない宿命を背負っている、それでも人はタイムマシンに縋るときがある。
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版を重ねるごとに、話が追加されているらしいが、今回手に取ったのは文庫版ではなく、ハードカバー版のため、収録されている話は「吹原和彦の軌跡」と「布川輝良の軌跡」の2編。吹原の方は先にキャラメルボックスの舞台を観ていたため、登場人物やサブストーリがない分、すっきりとした印象。しかしラ...
版を重ねるごとに、話が追加されているらしいが、今回手に取ったのは文庫版ではなく、ハードカバー版のため、収録されている話は「吹原和彦の軌跡」と「布川輝良の軌跡」の2編。吹原の方は先にキャラメルボックスの舞台を観ていたため、登場人物やサブストーリがない分、すっきりとした印象。しかしラストシーンはやっぱり泣けるなあ。
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純愛の物語です。一歩間違えれば、ストーカーに近い(笑)しかし時間SFには恋愛が相性いいです。過ぎ去っていく時のせつなさ故でしょうか。小道具としての「銀のカエル」が印象的です。美しい物語は、饒舌に語りすぎない余韻があってこそ美しいんだなぁということを、再確認させてもらいました。
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切ないです。成就される想いと、そうでない想い。 時間というものは戻れないから、貴重なものだと感じるんです。でも、戻れてしまったら? パラドックスを言い始めたら、色々ありそうですが、物語としてはすごく綺麗です。
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物体を過去に射出する装置、「クロノス・ジョウンター」と、それに関わった人々を描くラブストーリー中短編4編。色々と不完全なタイムマシンと、その制約を活かした内容は面白いが、最初の『吹原和彦の軌跡』を除いた3編は似たようなエンドなので、ちょっと食傷気味かも。にしても、タイムトリップ×...
物体を過去に射出する装置、「クロノス・ジョウンター」と、それに関わった人々を描くラブストーリー中短編4編。色々と不完全なタイムマシンと、その制約を活かした内容は面白いが、最初の『吹原和彦の軌跡』を除いた3編は似たようなエンドなので、ちょっと食傷気味かも。にしても、タイムトリップ×恋愛というのは、ハッピーエンドにせよアンハッピーエンドにせよ、相性いいよなぁ。
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