クロノス・ジョウンターの伝説 の商品レビュー
2005.2.22. タイム・トラベル。もっと簡単に考えてたけど、こんなに大変なことなんだ。戻っても、ずっと未来へ弾き飛ばされる。それでも、主人公たちは時を駆け戻る。なんか救いのない感じが漂うのに、どの短編も、心にくい、じーんとするラストで良かった。ラブストーリーだよね?と、思う...
2005.2.22. タイム・トラベル。もっと簡単に考えてたけど、こんなに大変なことなんだ。戻っても、ずっと未来へ弾き飛ばされる。それでも、主人公たちは時を駆け戻る。なんか救いのない感じが漂うのに、どの短編も、心にくい、じーんとするラストで良かった。ラブストーリーだよね?と、思う。本当に心温まった話ばかりで、大好き。
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カテゴリはSFになるのだと思うんだけど、 これは恋愛小説だなー、と読みながら感じました。 女性に読んでもらいたい1冊。
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キャラメルボックスが舞台にしていたのをみて、この本を手にとってみた。 4話の短編集。キャラメルボックスがやったのは第1話の「吹原和彦の軌跡」。4話とも楽しめたが、やはり第1話が秀逸。 第1話のラストで主人公は場面にいない。けれどそこに忘れられ残されたあるものが、主人公の将来を暗示...
キャラメルボックスが舞台にしていたのをみて、この本を手にとってみた。 4話の短編集。キャラメルボックスがやったのは第1話の「吹原和彦の軌跡」。4話とも楽しめたが、やはり第1話が秀逸。 第1話のラストで主人公は場面にいない。けれどそこに忘れられ残されたあるものが、主人公の将来を暗示する。 まったく、巧い。こういう書き方は個人的に大好きである。 満足のいく一冊だった。
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過去へタイムトラベルできる機械「クロノス・ジョウンター」 その機械を使った3人の軌跡が描かれています。 キャラメルボックスさんのお芝居を見てから小説を読んだのですが、場面が思い浮かんでとてもリアルに読むことが出来ました。 ラストには3作とも泣きながら読みました。
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ありきたりの感情、お話かもしれない。 それでも人を突き動かす感情はとても綺麗で私は好きです。 借りた友達には驚かれてしまいましたが、私は読んでいて泣いてしまいました。 何度も何度も繰り返して読むものではないかな。数年に一度、読み返したい一冊だと思います。
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お芝居の1作目を観たあとに読み、この本のタンポポ娘に号泣しました。 読んだあと清々しいきもちになれます。
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どんなに強く祈っても、死ぬほど願っても、自分の命と引き換えにしても、科学が発達しても、死んだ人が生き返ることは無い。いくらファンタジーとはいえ。だから読んでいても物語に入り込むことはできなかった。
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作者の梶尾真治は「黄泉がえり」でしか知らなかった(しかも読んでいない…)から、この人はホラー畑の人だと思ってた。 実はSF畑の人だったんか〜。 SFは小難しい理屈がつらつら並べられている作品が多いので苦手なんだけど、これは割と作品の中にのめり込みやすかった。 この作品は「クロノ...
作者の梶尾真治は「黄泉がえり」でしか知らなかった(しかも読んでいない…)から、この人はホラー畑の人だと思ってた。 実はSF畑の人だったんか〜。 SFは小難しい理屈がつらつら並べられている作品が多いので苦手なんだけど、これは割と作品の中にのめり込みやすかった。 この作品は「クロノス・ジョウンター(以下CJ)」という過去に跳ぶ装置を巡る、3人それぞれの話と、外伝として「クロノス・コンディショナー」という精神だけ過去に跳ばす装置の話。 外伝の方は正直なくてもよかったですが、「CJ」に関わる3編は面白かったです。 どれも、いっそ清清しいぐらいに「恋愛」がテーマだった。 「吹原和彦の軌跡」の場合、傍から見たら全然幸福にはなれないけれど、それでもひたむきに目標に向かって成し遂げる姿は感動的。
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文化祭の劇の脚本の候補として読んだもの。 …うーん、あまり私の好みな話ではないかも。クロノス・ジョウンターっていう機械を使って過去にタイムスリップするんだけど、そこは魔法ではなくて科学の力なので、原理とかの解説がついてくる。私はそういうの読んでるとなんとなく冷めてしまうというか...
文化祭の劇の脚本の候補として読んだもの。 …うーん、あまり私の好みな話ではないかも。クロノス・ジョウンターっていう機械を使って過去にタイムスリップするんだけど、そこは魔法ではなくて科学の力なので、原理とかの解説がついてくる。私はそういうの読んでるとなんとなく冷めてしまうというか…。この本の中では"吹原和彦の軌跡"ってお話がいちばん好きでした。
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SFメロドラマ。 本書を原作に 映画「この胸いっぱいの愛を」(塩田明彦監督)と 演劇「クロノス」(演劇集団キャラメルボックス) が既に公開・公演されている。 3つの(三人の)エピソードからなるお話。 いわゆるタイムトラベラー物ではあるが、本書で登場するタ...
SFメロドラマ。 本書を原作に 映画「この胸いっぱいの愛を」(塩田明彦監督)と 演劇「クロノス」(演劇集団キャラメルボックス) が既に公開・公演されている。 3つの(三人の)エピソードからなるお話。 いわゆるタイムトラベラー物ではあるが、本書で登場するタイムマシン“クロノス・ジョウンター”が不完全な“機械”であることが、ドラマを感動的に作り上げる上でいちばんの装置として機能している。 登場人物のキャラクターも魅力的。 とりわけ二つ目のお話「布川輝良の軌跡」に登場する女性・枢月圭は魅力的。 時を越えた愛のお話で感動の涙を流したい人にはお奨めの一冊。
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