FLY,DADDY,FLY の商品レビュー

金城一紀(著者)

2011/03/26

２０１１年３月２３日

日付が変わったばかりの夜から、朝まで一気に読む。

p106
「自分がどんな肉体になりたいのか、どんなふうに強くなりたいのか、頭の中に理想図を描いて、それに近づけよう努力するんだ」
（中略）
「漫然と数をこなそうと思うなよ。想像しながら動くんだ。俺たちは人間で、機械じゃないんだからな」

p152
「跳ね返ってきた暴力を、また跳ね返そうとして暴力を振るう。その繰り返しだ。だから、暴力連鎖に巻き込まれたくなかったら、できるだけ相手傷つけずに勝って、暴力の世界からさっさと逃げ出すことだ。それに－」
（会社の妬み・足の引っ張り合いにも当てはまると思った）

p160
「力は頭の中で生まれて、育つんだ。頭でダメだと思った瞬間に、力は死ぬんだぜ」

p174-177
「勝つためには、想像することだ」
「実際におっさんが石原と闘うのは一度きりだ。でも、頭の中では何百回と闘える。歩いている時、電車に乗っている時、トイレに入っている時、頭の中で色々な状況を想定しながら石原と闘い続けるんだ。闘い方は教えたろ？」
「百回目か二百回目か三百回目か、俺には分からねぇけど、おっさんは石原に勝つだろう。その時の映像と感覚を忘れずに、何度も何度も頭の中で反芻するんだ。あとは対決の時に、その通りに自分の体を動かせばいいだけだ」
「自分の想像力を信じられないくらいなら、闘うのはやめろよ。でもって、おっさんは死ぬまで誰かの想像力に踊らされながら生きていけばいい」
「どんな人間だって闘う時は孤独なんだ。だから、孤独であることさえ想像するんだ。それに、不安や悩みを抱えていない人間は、努力してない人間だよ。本当に強くなりたかったら、孤独や不安や悩みをねじ伏せる方法を想像して、学んでいくんだ。自分でな」

2011/03/23

高校に通う娘が理不尽な暴力をふるわれたことで壊れてしまった家族の再生と父親の成長物語。「レヴォリューションNo.3」のあのメンバーが大活躍。ベタもベタ、大ベタだけど泣きました。「GO」と共に映画も見てみようと思います。

2011/03/14

小説を読むに限る。
こんな時は。

泣けた。
ひと夏の、47歳サラリーマンの冒険譚。

生気が甦るのは、必死で頑張る人の姿を見た時。
いつも疲れ顔のコンビニの店主が見た、鈴木一の必死さ。

2011/03/08

舜臣の鷹の舞のワンシーンが映画みたいでとても好き。

私の場合、恐怖の向こうに何が見えるんだろう。

2011/02/08

金城作品と初めて出会った本です。
おもしろい。
この一言に尽きます。
はじめはすごい暗いなって思ったんです。
でもゾンビーズと出会ってからが面白い！
もうそこからは引き込まれました。
感情がどんどん入っていきました。
面白かったです。

2010/12/02

最初から最後まで、走り抜けるみたいに読み終えた。
できすぎな話だけど、くさいけど、やりすぎだけど、なのに、リアルなんだな。
手に取るようにわかる、息遣い。

高校生はやっぱり可愛い。でも、親父も負けないくらい可愛くて、素敵です。
いいじゃんいいじゃん！青春の輝き。
大切なものはなにか、知っているよ。

2010/11/11

最初は、どうかな？と思いながら読み進めていたら、
どうなるのか、どうなるのか！！って
途中からどんどん面白くなって・・・。
でも、ラストは残念な気がした。
全体的に、もう少ししっかりした、ちゃんとした言葉回しやストーリーだったら
とっても面白かったのに、って思う。
これを他の人（私の好きな作家さん）が書いてたら、と想像したら
とってももったいない気がした。

2010/10/28

自分の力を過信して転ぶ。でもそこから先は2パターンしかない。怖がって限界の中で折り合いをつけていくか、諦めずに限界以上のものを求めるか。

僕たちは他人の想像から生み出されたものに埋め尽くされていて、踊らされている。でもそれを知ってか知らずか、その事実に対して向き合わずに過ごしている。向き合わなければ何も変わらない。自分を変えるのは面倒くさいし、怖いけれど、けど、一歩を踏み出しさえすれば、空も飛べるんだ。

2010/10/16

100724by朝日bお薦め
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爽快･痛快。又、読んで血を沸き立たそうぞ！
俺もやれるか、走~8km, 腹~50, スクワット~50, 腕立~20, 階段つま先昇り、ロープ昇り、マッサージ
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7, 101, 119, 159, 217,
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59, 62, 80, 83, 105-6, 112, 126, 157, 171, 178, 227, 230, 234,

2010/09/15

この作品が映画化されることになり、その主題歌をMr.Childrenが歌うと言うことで読んでみました。

暴行された娘の敵をとるために、あるキッカケで知り合った男子高校生達と修行する話。

そして僕はこれを読んで金城さんのファンになりました。

登場人物達が大変魅力的で爽快感を感じることができます。

とりあえず、読み終わった後は無性に走りたくなります。

かなりオススメです。