魔法があるなら の商品レビュー
デパートが、我が家。 子供の頃に一度だけ、夢に見た姿。 はらはらして、ほっとして、かわいくて。 少しだけ心が軽くなる。
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アレックス・シアラーのストーリーは、どんな設定なんだか… と最初はゆるゆると読み始め、どんどんハマって、 最後はいっきに読んでしまいます。 読み終わるとよかったーと楽しい気分で終わるのですが、 どこか重い社会問題もココロに残ります。 この本もそうで、ホームレスなお母さん・娘2人...
アレックス・シアラーのストーリーは、どんな設定なんだか… と最初はゆるゆると読み始め、どんどんハマって、 最後はいっきに読んでしまいます。 読み終わるとよかったーと楽しい気分で終わるのですが、 どこか重い社会問題もココロに残ります。 この本もそうで、ホームレスなお母さん・娘2人の3人家族が、 ある高級デパートにこっそり住んでしまうというお話。 スリルもあるし、取り調べ室で主人公のビリーが語るように話が進んでいくのも面白いです。
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≪内容覚書≫ シングルマザーの母親。 心配性な長女。 まだ幼い次女。 住むところがなくなってしまった3人がやってきたのは、 夜の高級デパートだった。 ≪感想≫ 読んでいて、つらかった…。 心配性なリビーにすごく共感してしまった。 このお母さん、ぶん殴ってやりたい、と何度思ったことか。 ファンタジーなんだけど、 実際にやれそうなファンタジーなせいで、 想像しすぎて疲れてしまった。 それだけ作品に引き込まれる良作、ということなんだと思う。 が、好きか嫌いかで聞かれたら、 ハラハラドキドキしすぎて、疲れるから嫌い。 特に、悪いことしてて、ばれたらどうしよう…!という、 ハラハラドキドキは好きになれない。 それに耐えるくらいなら、 罪を告白して楽になってしまいたいタイプなので、 この本は、読んでいてつらかった。 どんな種類のものでも、ハラハラドキドキが好き!という人には、 オススメできる作品。 後半の事件や結末は、ちゃんとファンタジーで、 個人的には、むしろ安心して読めた。 デパート生活のリアルさが、この本の最大の魅力だと思う。 …あれ、でも、魔法……?? タイトルは合わない気がしなくもない。
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こんなのあり!?って感じだった。 デパートに住むというだけでどうかと思うけど、しかも高級デパート。住むのならもっと堂々と夜遊べばいいのにママは変なところで『常識』を持ち出している気がする。 最後はハッピーエンドで良かった。 でも口ひげのおじさんはまだ謎。
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この作家の凄いところは、社会問題を題材にファンタジーを書くところ。この本での題材は「シングルマザー」と「就職難」かな。それだけ聞くと重たい題材なのに、 「シングルマザーで生活が苦しい」⇒「じゃあデパートに住んじゃえばいいんでない?」 この発想で一気にコミカルなファンタジーにしてしまっていることろがスゴイ。 ご都合主義だっていいじゃない!こういうの大好きです
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中学生のころに読んだ本。 「デパートに住めたら」を実現したらどうなるか、という本。 ただ「デパートに住めて楽しいな」ではなく、その裏の設定もいい。
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大型ジョッピングモールに行きたくて真似したくなってしまう! 可愛らしすぎるハラハラ感がたまらなくていっきに読みましたw
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子供が2人、シングルマザー、住む家なし。 私なら一体どうするだろう? この母親のアイデアは突拍子もないものだれど、 それは子供を愛するが故。 私がこの生活をしても、この物語の中の長女の様に 能天気な母親にイライラしたり、 心配してばかりだと思うけど、 一生に一度くらいは、こんな生...
子供が2人、シングルマザー、住む家なし。 私なら一体どうするだろう? この母親のアイデアは突拍子もないものだれど、 それは子供を愛するが故。 私がこの生活をしても、この物語の中の長女の様に 能天気な母親にイライラしたり、 心配してばかりだと思うけど、 一生に一度くらいは、こんな生活も良いかも知れない。
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ママと幼い2人の姉妹が高級デパートに住むという、荒唐無稽な内容なのですが。。。。 前半は、デパート内のあちこちの売り場で、食べたり、遊んだり、寝たり、と、とりとめのないことを、ダラダラ語っているように思えたのですが、途中から、どんどん引き込まれていきました。 しっかりものの長女、リビーの目線で書かれているのですが、能天気なママや小さい妹に対してハラハラする様子が手に取るようで、ついリビーに加担してしまいました。後には泥棒とわかる”ミスターM”やドアマンの”口ひげさん”に対する印象が、子供の目線で、だんだん変わっていくところもかわいらしくてよかった。 ラストはささやかなハッピーエンドが用意されていて、ほっとしました。 でもタイトル、なんでこうなっちゃったんだろう。「世界で一番ステキなデパート」とかでいいと思うけどなあ。これには小5息子も同意。
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