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『アリス・ミラー城』殺人事件 の商品レビュー

3.6

44件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    10

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  5. 1つ

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2009/10/07

孤島の中に建つ「アリス・ミラー城」に招待された十人の探偵。「『アリス・ミラー』を手に入れるのは最後に残った一人である」という言葉に従うように、一人ずつ殺されていく。 舞台設定も過去作品へのオマージュも全部犯人に繋げるミスリードなのがすごい。これは作中の元ネタを知っている(アリス...

孤島の中に建つ「アリス・ミラー城」に招待された十人の探偵。「『アリス・ミラー』を手に入れるのは最後に残った一人である」という言葉に従うように、一人ずつ殺されていく。 舞台設定も過去作品へのオマージュも全部犯人に繋げるミスリードなのがすごい。これは作中の元ネタを知っている(アリス好きとか「そして誰もいなくなった」とか)人ほどあっさり引っかかりそう。私はといえば最初「ここにルディの友達いるよね?」→「あれ人形?勘違いだった?ルディ頭おかしい人?」→「あああああまじすか」という流れでした。 入瀬の途中の発言はなんだかなーとか、最後の犯行動機はトンデモすぎるだろとか、キャラクターがいちいち萌えるなあとか、考えるところは色々ありましたが面白かったです。

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2009/10/07

『そして誰もいなくなった』のように次々と人が消えていっておもしろい。 犯人の動向に周りがあまり気を配っていないのが気になる。

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2011/09/16

これは…! クローズドで求めていた、疑心暗鬼だらけ…!! 好きです。大好きな設定です。 出だしがちょっとぽんぽん人が出てきてわかりづらいところがあったんですが、 後半のテンポは良かったです。 ちょっとアンフェアな感じはしたけど、おもしろかった!

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2009/10/07

(2008-6) 初めての北山猛邦さん。 探偵さんが、ばったばったと殺されちゃうのには驚きました。でもなんかスッキリしない・・・(−"−)う〜ん 読了後は、むっきゃーやられたーでした(笑)おもしろかったです。

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2009/10/04

ファンタスティックなミステリーで魅せられました。 じわじわくる面白さ。 今、かなり気に入ってる作家さん。

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2009/10/04

殺されるとわかっているものの、淡々と事務的に殺戮が繰り返されるのは案外怖いものだなあと思ったりした。トリックは大掛かりな部類に入るのだろうが、何となく歯切れが悪い。いろんなことに関する“理由”はすべてこじつけ。その代表たるものが動機。本作品に動機やキャラ造形は不必要でOKなのだろ...

殺されるとわかっているものの、淡々と事務的に殺戮が繰り返されるのは案外怖いものだなあと思ったりした。トリックは大掛かりな部類に入るのだろうが、何となく歯切れが悪い。いろんなことに関する“理由”はすべてこじつけ。その代表たるものが動機。本作品に動機やキャラ造形は不必要でOKなのだろうが、それでもこんな馬鹿馬鹿しい動機は聞いたことがない。 サプライズ・エンディングの意味に気付くまで時間がかかりすぎたが、綱渡り的な一発ネタでよく勝負する気になったものだと素直に感心してしまった。密室、ダイイング・メッセージと本格の要素は豊富だが、思わず冷笑してしまうシーンも多く、読後感は微妙に不快だった。

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2010/03/23

閉じられた城に招かれた名探偵達が一人また一人と消えて行く。……この典型的ミステリのシチュエーションだけで軽くメシ三杯はいけます。前作「クロック城」「瑠璃城」よりも舞台設定はわりとマトモ。でもミステリとしての完成度は頭ひとつ抜けています。いやあ見事に騙されました。ネタバレになるので...

閉じられた城に招かれた名探偵達が一人また一人と消えて行く。……この典型的ミステリのシチュエーションだけで軽くメシ三杯はいけます。前作「クロック城」「瑠璃城」よりも舞台設定はわりとマトモ。でもミステリとしての完成度は頭ひとつ抜けています。いやあ見事に騙されました。ネタバレになるので詳しくは触れませんが。

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2009/10/04

雰囲気も凝ってて面白かったです。ラストのページを見たとき鳥肌が立ちました。全然気づかなかったので驚きました。すごくよかったです。チェスの配置図にも感動しました。无多君とるーがかわいい! この作品でファンになりました。観月さんが好きです。

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2009/10/04

タイトル見て読んだんですよ。二つのアリス作品とアガサの「そして誰もいなくなった」を組み合わせたオマージュ作品であるのは十分楽しめた。でも犯人をみんな除外して推理してたのが納得できない!アンフェアだ〜!って怒ってたんだけど、確かにヒントってか複線ははっきり点つけてあったからなー悔し...

タイトル見て読んだんですよ。二つのアリス作品とアガサの「そして誰もいなくなった」を組み合わせたオマージュ作品であるのは十分楽しめた。でも犯人をみんな除外して推理してたのが納得できない!アンフェアだ〜!って怒ってたんだけど、確かにヒントってか複線ははっきり点つけてあったからなー悔しいことに変わりはないけど。とにかくラストが不満です。犯人逃げおおせちゃうんだもん。動機はまぁ現実問題だよね。こんなんで殺されたくないけど。登場人物がアリスの名前からとってるのはなんとなくわかってたけど全部は知りませんでした…アリス読まないとダメですね。

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2009/10/07

▼『物理の名手』と呼ばれてる作家さんの出世作?なんでしょうか。カバー右の鏡文字等、気合みなぎっている感じがします。物理六ヶ条、いいなあ。▼タイトルからわかる通りアリスを元に作ってあります。参加者がみんなアリスのキャラを模してあるのが面白いですね。古加持=小鹿(鍛冶屋?) 鷲羽=ワ...

▼『物理の名手』と呼ばれてる作家さんの出世作?なんでしょうか。カバー右の鏡文字等、気合みなぎっている感じがします。物理六ヶ条、いいなあ。▼タイトルからわかる通りアリスを元に作ってあります。参加者がみんなアリスのキャラを模してあるのが面白いですね。古加持=小鹿(鍛冶屋?) 鷲羽=ワシ 堂戸=ドードー 山根=ヤマネ ルディ=ルディ 窓端=帽子屋(マッドハッター) 観月=三月兎 海上=海亀 ナイ多=ダイナ 入瀬=アリス(一文字ずつ前にずらす)▼アリスマニアの方に是非是非、読んで頂きたい!▼作家さんが徹頭徹尾フェアプレーで、トリックについて情報を下さるのに好感がもてます。しかし私、どうも推理小説の「アウトサイダーの存在」が許せないです。ラストのそれだけが不満。入瀬がキャスリングした意味も、アリスのオマージュでしかなかったし……トリックがメインで犯人はどうでもよかったんだろうか。▼サウンドノベルもののバッドエンドみたいな終幕です。『そして誰もいなくなった』が下地になってるから予定調和だけれど。▼犯人の犯行理由にちょっと笑った。真剣な話なんですけど……グリーンピースの過激派みたいな?(12/17 読了)

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