コンプレックス の商品レビュー
コンプレックスとどう付き合っていくかを考えるヒントが得られたことと、コンプレックスは必ずしも悪いものではなく、成長のきっかけになるものだということが理解できたのが良かったです。 話題は、そもそもコンプレックスとは何か?から始まり、コンプレックスが人の心(自我)にいかに影響を与え...
コンプレックスとどう付き合っていくかを考えるヒントが得られたことと、コンプレックスは必ずしも悪いものではなく、成長のきっかけになるものだということが理解できたのが良かったです。 話題は、そもそもコンプレックスとは何か?から始まり、コンプレックスが人の心(自我)にいかに影響を与えているのか?コンプレックスをいかに乗り越えるか?と徐々に深まっていきますが、専門的な内容も平易な言葉で、具体例を多く挙げ説明されているので、興味深く読み進められました。 本の内容からは離れますが、文章の端々から河合隼雄さんの強い探究心と、自身の能力が有限であることへの自制の念が感じられます。見習いたい姿勢です。
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私が変わり始めたせいか とってもおもしろかった。 少し大学の頃よりも理解できることが増えた …ような気がする(笑) でもまだまだ読み足らないと思うから何回か読み直したい。 普遍的無意識について、今まで本能と何が違うのかなと思っていたけど これを読んだら少し違いが見えてきた気...
私が変わり始めたせいか とってもおもしろかった。 少し大学の頃よりも理解できることが増えた …ような気がする(笑) でもまだまだ読み足らないと思うから何回か読み直したい。 普遍的無意識について、今まで本能と何が違うのかなと思っていたけど これを読んだら少し違いが見えてきた気がする。 けどまだまだだなぁ。 これを読んだら自分にはまだまだ想像力が足らない ってことがわかったから なんとかしよう。 ただ私には影とコンプレックスの違いがイマイチわからない…
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心理学者としてこんなにもバランス感覚の取れた人は珍しいのではないか。自身の学派、心理学自体の価値を過信することなく、冷静に、適切に、解説を書いているように思う。 個人的には、就職活動の前に読んでおきたかった気がする。
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読むたびに考えさせられる一冊。 「われわれが、誰かに対して「虫が好かない」とか、毛嫌いするなどの場合、われわれはその人が自分のコンプレックスを人格化したものではないかと考えてみるとよい。」
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友人に進められた本。 河合さんの本は初めて読んだが、 とても読みやすかった。 実際の臨床の例などもあり わかりやすい内容だった。
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2011/8/31 読み終わった コンプレックスについて、わかったような〜わかってないような〜感じ。
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今まで読んできた河合隼雄の本の中では最も学術的な著書だった。彼独特の語り口調などはなく、ユング派の一人としてユングが提唱した「コンプレックス」の解明から男女について、その背後の元型にまで及んで述べている一冊。 日常的に「コンプレックス」という言葉を耳にするようになり、私個人も意味...
今まで読んできた河合隼雄の本の中では最も学術的な著書だった。彼独特の語り口調などはなく、ユング派の一人としてユングが提唱した「コンプレックス」の解明から男女について、その背後の元型にまで及んで述べている一冊。 日常的に「コンプレックス」という言葉を耳にするようになり、私個人も意味をよく考えずに「〇〇がコンプレックスだ。」などと用いてきたが、その語源は「inferiority complex」にあり、最初に使用したのはユングであったことなど知らないことも多かった。コンプレックスから派生して、私たちの中にある「自己」や「自我」との関わり、またそこから一体どうやって主体性がおびやかされるか、など非常に深く知ることの出来る一冊だった。浅学なため、理解が浅い部分が多かったので、筆者があげられている多くの参考書の中からまた派生して読んでいきたいと思う。
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孤立と自立は違いについて、引用したいんだけど付箋をはるのを忘れちゃった。 自立しているひとは周りと関係が作れるけども、孤立しているひとは作れないから、そこは区別して考えるべきということだったように思うけども。 コンプレックスというのは一般に思われているような「劣等感」というよりは...
孤立と自立は違いについて、引用したいんだけど付箋をはるのを忘れちゃった。 自立しているひとは周りと関係が作れるけども、孤立しているひとは作れないから、そこは区別して考えるべきということだったように思うけども。 コンプレックスというのは一般に思われているような「劣等感」というよりは、実際はもうひとりの自分、的な存在なんだろうなと漠然と思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 「コンプレックス」という言葉は日常的に用いられるが、その意味を正確に理解している人は少ない。 それは、現代なお探険の可能性に満ちている未踏の領域、われわれの内界、無意識の世界の別名である。 この言葉を最初に用いたユングの心理学にもとづいて、自我、ノイローゼ、夢、男性と女性、元型など、人間の深奥を解き明かす。 [ 目次 ] 第1章 コンプレックスとは何か 第2章 もう一人の私 第3章 コンプレックスの現象 第4章 コンプレックスの解消 第5章 夢とコンプレックス 第6章 コンプレックスと元型 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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香山リカさんが、「最近、鬱病ですといって会社を休んでおいて趣味のことには元気に出掛けていく人がいる」 と言っていたが、この本の中で、鬱だと言っていても趣味のことは楽しくできる人はいる、というようなことが書いてあった… ・・昔から似たような人いるようです!
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