日本の思想 の商品レビュー
とにかく難しいですが…
とにかく難しいですが、それだけ本当に重要なことがかかれていると思います。日本の近代とはどういうものであったか、思い知らされました。「過去との十全たる対決」をずっとしてこなかった私たちは、今そのツケを払わされているのかもしれません。日本に生きる人の、必読書です。私も、一生かかって読...
とにかく難しいですが、それだけ本当に重要なことがかかれていると思います。日本の近代とはどういうものであったか、思い知らされました。「過去との十全たる対決」をずっとしてこなかった私たちは、今そのツケを払わされているのかもしれません。日本に生きる人の、必読書です。私も、一生かかって読み倒していこうと思います。
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思想の古典作品であり…
思想の古典作品であり、それは「classic」と表現されるにふさわしい一流の輝きを保ち続けています。『であることすること』など、現代を切り取るナイフとしていつまでも持ち続ける必要のある作品を、是非読んでいただきたいと思います。
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頭をフル回転させても…
頭をフル回転させてもわけがわからない。このような文章を理解するだけの力が欲しい。しかし日本人なら読むべき。後半は講演を起こした文章が入っているので面白く読める。
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本書を読む上で、私の…
本書を読む上で、私のおすすめの読む順番としては後半の章から読むことである。前半のⅠとⅡの内容は難解であったが、Ⅳ、Ⅲの内容は、「である」ことと「する」ことという観点からの社会情勢の考察と、「ササラ型」と「タコツボ型」に関する議論などは面白く読めた。また、本書が発行されたのは今から...
本書を読む上で、私のおすすめの読む順番としては後半の章から読むことである。前半のⅠとⅡの内容は難解であったが、Ⅳ、Ⅲの内容は、「である」ことと「する」ことという観点からの社会情勢の考察と、「ササラ型」と「タコツボ型」に関する議論などは面白く読めた。また、本書が発行されたのは今から40年以上前である。その間多くの社会システムが変化し、人々の考え方にも変化が生じてきているはずである。だが、読む中で、『タコツボ』化の指摘など、現在でも通じると感じる面が多々あり、驚きであった。改めて、読む続けられていく本には理由
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日本的特質はどこに…
日本的特質はどこにあり、何に由来するものなのか。日本の思想のありかたを浮き彫りにする。1961年発刊のせいか記述は平易とはいえない。内容も難しい。しかし、日本人なら、苦労してでも読むべき書。必ずタメになる。
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数年ぶりに再読。 難解ではあるが、文章の配置はそれなりに明快というか、Ⅰ〜Ⅲで述べられた思想を(比較的)平易にまとめたのが「「である」ことと「する」こと」という印象。そういう意味で、「「である」ことと「する」こと」が定番教材になっているのは、納得がいく。 あと、数年ぶりとはいえ、...
数年ぶりに再読。 難解ではあるが、文章の配置はそれなりに明快というか、Ⅰ〜Ⅲで述べられた思想を(比較的)平易にまとめたのが「「である」ことと「する」こと」という印象。そういう意味で、「「である」ことと「する」こと」が定番教材になっているのは、納得がいく。 あと、数年ぶりとはいえ、細かいエピソードはけっこう覚えていて(高村光太郎のエピソードとか)、そこから以前読んだ時の自分の興味関心が透けて見えたのはおもしろかった。
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常に自らアップデートすることの重要性を改めて痛感させられた。「である」だけでは通用しない。 その意味では、学習と試行錯誤が不可欠である。自分にはまだまだ知らないことがたくさんあると言う自覚が必要であろう。
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他で日本思想の入門書を読んだので、もう一歩踏み込んでみようかしらと思って手に取った。入門書で感じていた「あれ?そもそも日本に思想てあるのか?」という問いにこの本は応えてくれた気がする。 ベースとなる知識が必要なので、全てを理解したわけではないが読み取れる部分からは発見と驚きがあり...
他で日本思想の入門書を読んだので、もう一歩踏み込んでみようかしらと思って手に取った。入門書で感じていた「あれ?そもそも日本に思想てあるのか?」という問いにこの本は応えてくれた気がする。 ベースとなる知識が必要なので、全てを理解したわけではないが読み取れる部分からは発見と驚きがあり、面白かった。
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國體(国体・こくたい)という非宗教的宗教、タコ壺文化とササラ文化、日本特有のイデオロギーが、権力者に通底する無責任体質とつながっている。その基盤に近代からの天皇制があるだろう。誰かのせい、もしくは先例重視に努めてしまうと、皆が保身に終始する社会となり決して向上しない。変わらない、...
國體(国体・こくたい)という非宗教的宗教、タコ壺文化とササラ文化、日本特有のイデオロギーが、権力者に通底する無責任体質とつながっている。その基盤に近代からの天皇制があるだろう。誰かのせい、もしくは先例重視に努めてしまうと、皆が保身に終始する社会となり決して向上しない。変わらない、変えないことを伝統・保守とうそぶく輩が台頭する限り令和のニッポンは進歩を望めない。
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前半難しかった。 講演をまとめた後半は急に言ってることがわかるようになる。 たこつぼ型とささら型の例にもあるように日本の思想には軸とか根っこがないということを言ってるのだけど、本当にそうなのか、またではどうすれば良いか?などを考えるには本が難しかったのでまた読んでみたい。 ひとま...
前半難しかった。 講演をまとめた後半は急に言ってることがわかるようになる。 たこつぼ型とささら型の例にもあるように日本の思想には軸とか根っこがないということを言ってるのだけど、本当にそうなのか、またではどうすれば良いか?などを考えるには本が難しかったのでまた読んでみたい。 ひとまず考えるきっかけになる、という点で読んで良かった。
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