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沖縄ノート の商品レビュー

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23件のお客様レビュー

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2025/10/30

個人的にはヒロシマ・ノートほどではなかった。変換前の沖縄のレポートとして、また沖縄を見る日本人として読者も自分も他人事にしないという強い情念で内側へ検証していこうという姿勢は誠実かもしれないが、歴史が響かせる怒りの前に慄きすぎていて、ヒロシマ・ノートより言葉の普遍性に欠けているよ...

個人的にはヒロシマ・ノートほどではなかった。変換前の沖縄のレポートとして、また沖縄を見る日本人として読者も自分も他人事にしないという強い情念で内側へ検証していこうという姿勢は誠実かもしれないが、歴史が響かせる怒りの前に慄きすぎていて、ヒロシマ・ノートより言葉の普遍性に欠けているように感じます。また現代の沖縄問題について考える上ではむしろ精神的に深掘りしすぎて発展させるのが難しい。裁判沙汰になった集団自決についてより他の部分のほうがいま見ると評価が難しいところかな。

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2025/09/30

戦後の沖縄、特にアメリカ統治下の時代に著者が実際に沖縄に行って感じたことを記載した内容。単に、著者の沖縄に対する感じ方を書いているのではなく、沖縄のアイデンティティーや文化、本土に対する沖縄県民の劣等感と抑圧された苦しみを記載していた。

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2025/09/23

大江さんの著作は広島ノート以来。それは数十年前のことだが、広島ノートは読んでいて途中で挫折した記憶ある。 この沖縄ノートを読んで、なんで挫折したのかよくわかった気がした。 読みづらい、それだけ。 内容は深いが…

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2024/08/31

レジャーとして沖縄を訪れることももちろん良いことだが、その際には歴史的な視点を欠かないようにすることも大切だと思った。そして、それは現在にまで続いているということも。 大江健三郎の書き物を初めて読んだが、フランス文学のような描写の仕方などがあると感じた。

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2024/11/28

戦時中、慶良間(けらま)諸島において、赤松嘉次元大尉は沖縄住民に集団自決を強制した。大江健三郎『沖縄ノート』1970 赤松元大尉による自決命令があったという住民の供述は得られなかった。曽野綾子(その・あやこ)『ある神話の背景』1973 ※赤松嘉次元大尉の遺族は、2005年、大...

戦時中、慶良間(けらま)諸島において、赤松嘉次元大尉は沖縄住民に集団自決を強制した。大江健三郎『沖縄ノート』1970 赤松元大尉による自決命令があったという住民の供述は得られなかった。曽野綾子(その・あやこ)『ある神話の背景』1973 ※赤松嘉次元大尉の遺族は、2005年、大江健三郎・岩波書店を名誉毀損で訴えた。二審判決は「命令があったかどうかは”わからない”が、大江が命令を真実と”信じる”相当の理由があった」として原告の請求を棄却した。 遺族が遺族年金や弔慰金を国から支給してもらうには、自決した人々が準軍属扱いでなければならず、「軍の自決命令」が必要だった。そこで島民らは当時の駐屯隊の隊長であった赤松大尉に頼み「軍命」であったことを了解してもらった。曽野綾子『「集団自決」の真実』2006

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2025/08/05

 著者の心で響いていた「きみは沖縄のイメージを単純化しようとしているのではないか」という声。 これは明らかに我々に向けられた言葉だ。  いま改めて、沖縄を他の都道府県と質的に同じ程度の日本の構成地域として捉えられるのか私たちは考える必要がある。沖縄県は他の都道府県と比べれば圧倒的...

 著者の心で響いていた「きみは沖縄のイメージを単純化しようとしているのではないか」という声。 これは明らかに我々に向けられた言葉だ。  いま改めて、沖縄を他の都道府県と質的に同じ程度の日本の構成地域として捉えられるのか私たちは考える必要がある。沖縄県は他の都道府県と比べれば圧倒的に巨大な米軍基地が立地しておりそれはまず何より"米軍のため"のものであり、次点として沖縄、または日本の防衛を担うものである。この時点で、沖縄県は明らかに異常な状態にあると考えるべきだ。沖縄県は他の地域と比べても均質な日本の構成地域ではない。歴史的にみると沖縄はもともと琉球であったし、また沖縄戦という壮絶な地上戦の舞台にもなり戦後は独立するのに時間がかかった。  これらの事実を知った上で、沖縄は本土全く同じ色をした"日本"だと思っているとしたら、あなたは沖縄の単純化して捉えようとしているだろうし、おそらくそれは沖縄は"全き日本だ"という固定観念と在日米軍基地の存在を肯定したいがための単純化かもしれない。私は沖縄県を理解しようとし続ける試みを止めては行けないと思った。本土民の結論ありきでなく、全くゼロから沖縄の歴史と市民を理解したい。

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2023/03/21

難しかった。 大江健三郎さんの訃報を聞いたことが読むきっかけ。これが書かれたのは沖縄が日本に返還される2年前の1970年なので、かなり「沖縄を舐めるな」という気迫感が漂ってきた。 沖縄の人たちが味わってきた苦しみや辛さはもちろん理解したいと思うんだけど、大江さんの「本土の人たちは...

難しかった。 大江健三郎さんの訃報を聞いたことが読むきっかけ。これが書かれたのは沖縄が日本に返還される2年前の1970年なので、かなり「沖縄を舐めるな」という気迫感が漂ってきた。 沖縄の人たちが味わってきた苦しみや辛さはもちろん理解したいと思うんだけど、大江さんの「本土の人たちはわからない」論調が強すぎて、「多分私には一生わかってあげられない…ごめんなさい…」という気持ちになってしまった

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2022/08/25

少し難しくて読みづらかったです。 筆者の尊敬してる方に対する思い、沖縄に対する思いや第二次世界大戦後の沖縄の在り方など事実も知れて良かったです。

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2021/12/24

沖縄の話を知らなきゃいけなかったので、2冊目として選んだ本でした。 沖縄返還運動の話とか日本の悪いところがレポートされてる本に感じました。 戦争のことを考えるとメチャクチャ、沖縄が犠牲になっていたこと、今も犠牲になっていることを知っていたけど、それ以上にヒドい惨劇なのがよく分かる...

沖縄の話を知らなきゃいけなかったので、2冊目として選んだ本でした。 沖縄返還運動の話とか日本の悪いところがレポートされてる本に感じました。 戦争のことを考えるとメチャクチャ、沖縄が犠牲になっていたこと、今も犠牲になっていることを知っていたけど、それ以上にヒドい惨劇なのがよく分かる本でした。 ただ、文章の表現がちょっと前なのかなって思い、読みづらいところもありました。

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2021/09/27

本土は沖縄に属している 大江健三郎が鋭くついた、「本土」と「沖縄」の問題は解決されていないどころか、安倍•菅の強権政治によってより醜悪な形態をさえ取りつつあるのであって、この問題の部外者など真にいないのだと改めて、自戒を込めて。 わからない、時代を感じる、左巻き、、、 その無...

本土は沖縄に属している 大江健三郎が鋭くついた、「本土」と「沖縄」の問題は解決されていないどころか、安倍•菅の強権政治によってより醜悪な形態をさえ取りつつあるのであって、この問題の部外者など真にいないのだと改めて、自戒を込めて。 わからない、時代を感じる、左巻き、、、 その無自覚な暴力を大江健三郎は読者に突きつけているのだが、、、

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