文庫版 塗仏の宴 宴の支度 の商品レビュー
内容(「BOOK」データベースより) 「知りたいですか」。郷土史家を名 乗る男は囁く。「知り―たいで す」。答えた男女は己を失い、昏き 界へと連れ去られた。非常時下、大 量殺戮の果てに伊豆山中の集落が消 えたとの奇怪な噂。敗戦後、簇出し た東洋風の胡乱な集団六つ。十五年 を経て...
内容(「BOOK」データベースより) 「知りたいですか」。郷土史家を名 乗る男は囁く。「知り―たいで す」。答えた男女は己を失い、昏き 界へと連れ去られた。非常時下、大 量殺戮の果てに伊豆山中の集落が消 えたとの奇怪な噂。敗戦後、簇出し た東洋風の胡乱な集団六つ。十五年 を経て宴の支度は整い、京極堂を誘 い出す計は成る。シリーズ第六弾。
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いつものシリーズものと違い、長編で物語が続いているのだけど、短編集のような並行したストーリーが進んでいく感じが面白い! 集落がまるごと消えてしまった、という出だしも興味をそそられるし、催眠術の奇妙な団体に惑わされてるのか!?という身近(京極堂シリーズにしては身近?)なネタなのが、親近感をもてて読みやすかった。ので★5つ。さくさく読めるし、妖怪もなんだがいつにもまして近い存在のような気がして(河童やのっぺらぼうとか)判りやすいね。 前半は催眠ネタが多かった気がするけど、後半のテーマも催眠なのかしら・・・。個人的に関口くんがかなり気になる・・・。どうしちゃったの! --------------------------------------- 「知りたいですか。」郷土史家を名乗る男は囁く。「知り――たいです。」答えた男は男女を失い、昏き界へと連れ去られた。非常時下、大量殺戮の果てに伊豆山中の集落が消えたとの奇怪な噂。敗戦後、簇出した東洋風の胡乱な集団6つ。一五年を経て宴のしたくは整い、京極堂を誘い出す計は成る。シリーズ第6弾。(紹介文参照)
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Oh,関口… いや、でも殺してないんだろうなってのはなんとなくわかるけど。 茜さん死んじゃったのショックすぎます… あと敦子ぉおおををぉおお!! なんてことを… ちょっと色々精神的な刺激が強すぎた… こんなにも伏線張って、全部回収出来るのかな? これだけ読んでるん...
Oh,関口… いや、でも殺してないんだろうなってのはなんとなくわかるけど。 茜さん死んじゃったのショックすぎます… あと敦子ぉおおををぉおお!! なんてことを… ちょっと色々精神的な刺激が強すぎた… こんなにも伏線張って、全部回収出来るのかな? これだけ読んでるんだと、どーも全部「催眠術」で片付けられそうで怖い…前作が神だっただけに。 今のままだと何が起こってるのか全くわかりません。 解決編に期待。 しかし妖怪に対する議論が半端ないけど… 今回は1割もわかってないかも…
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正直、かなりしんどかった。 ひょうすべや、庚申待ちの薀蓄のくだりが全然入り込めなかった。 これまでの作品の登場人物が再登場するのは、 読み手としてはテンション上がりまくったけど 今作は如何わしい集団が幾つも出てきて、 組織名や関係者を把握するのも大変だった。 下巻でどうなって...
正直、かなりしんどかった。 ひょうすべや、庚申待ちの薀蓄のくだりが全然入り込めなかった。 これまでの作品の登場人物が再登場するのは、 読み手としてはテンション上がりまくったけど 今作は如何わしい集団が幾つも出てきて、 組織名や関係者を把握するのも大変だった。 下巻でどうなってくかまだ分からないけど 催眠術系の話で進んでいくのは勘弁だなぁ。 それだと何でもありになってしまうし... と、結構ストレス感じながら読んでたけど、 「宴の支度」のラストは驚かされた。 折角再登場して楽しませてくれたあの人が...
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『現在と云うのは、実は一番新しい過去のことだ。』 『だが、気持ちと云うものは、相手に伝わることの方が遥かに稀なのである。だから、もし正確に伝わったなら、その時は偶然と思った方が善い。』 『ま、世の中広いですから、色色なことを知っている人が居ますね。で、こんなものまで知っている...
『現在と云うのは、実は一番新しい過去のことだ。』 『だが、気持ちと云うものは、相手に伝わることの方が遥かに稀なのである。だから、もし正確に伝わったなら、その時は偶然と思った方が善い。』 『ま、世の中広いですから、色色なことを知っている人が居ますね。で、こんなものまで知っている人が僕の目の前に現れると云うのは、これまた世の中狭いようにも思いますね。いったいどっちなのか、考えると判らなくなりますね』 『解り難い事柄を、解り難い言葉で、解り難い順序で、解り難く説明した。』 『厭な感じは厭な予感を通り越し厭な像を結んだ。』 『過去なんて夢と同じだと思う。過去をまるで足枷の如く云う癖に、人はその過去が消えてなくなると途端に不安になるらしい。』 『その手の不安は正体が爽然攫めない。云い換えれば、だからこそ不安なのである。』 『世の中には無駄な言葉などありませんよ。無駄と感じるなら感じる者が無知なだけです』 『信じている者がいて、信じることによって救われているのなら、仮令嘘でも暴くべきではないのだとー」 『痛ェと感じるうちは大丈夫だ ー 。躰が生きたがっている証拠よ ー 。』 『正しいとか正しくないとか臆面もなく断言出来る奴は大抵信用出来ない。そんなことは、厳密には誰にも決められぬことである。』 『あのなぁ、寒くても日に一度くらいは窓を開けろよ。で、閉めたら施錠。窓ってェのはそう云うもんで、そう云う風に出来てるんだからそう云う風に使えよ』 『自分が液体だったらなと思う。水で希釈されれば透明度は高くなるし。熱を加えれば蒸発するし。いや、常温で揮発する液体がいいな。』 『例えば真性被虐趣味者が地獄に堕ちたとする。その場合、彼は一体苦しいのだろうか。責められれば責められる程幸福感を抱く性癖の男なら、阿鼻叫喚の責め苦にも随喜の涙を流すことだろう。』 『主義も主張もありません。こうして空気を吸わせて戴いて居りますだけで幸福で御座います。』
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壮大な前ふり。 6編の中編が、次の巻ではまとまるのか? 過去の登場人物がわんさか出てきてうれしかったけど、少し長すぎるのでは? 次巻の面白さに期待します。
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今回のテーマは日本古来の神様達。いつもながらストーリーが難解で、何度も何度も戻ったり、検索サイトで調べながらの読書なので、なかなか進まない。で、そのうち前の事を忘れたりww しかも、今回は前編、後編に別れている。まだまだ長い道のりだぁ。
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今回のは支度ということで、謎しかないのかと思ってたんですが、ある程度謎が解けていったので、いい感じに読んでいけた。 まさかあの人が登場するとは…。そしてあんな…。 そして…関口さん…! 始末を読むのが楽しみです。
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久々の京極先生。関口先生が被疑者に! 周りでは怪しい宗教集団、薬売り、記憶を追加された人、住民が丸ごと入れ替わった?韮山村。 相変わらず榎津はかっこいい。 始末を早く読まなければ!
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百鬼夜行シリーズ第6弾の上巻。各章でそれぞれ幾つかの妖怪にまつわる事件を追っていくのだが、それはまるで全てひとつの所へと集まっていくかのような動きを見せていた・・・ 各章の妖怪が印象的で楽しく読めた。
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