「武士道」解題 の商品レビュー
『日本の「武士道」の良さというのは、口先だけではなくて、実際に行うというところにあるのだ、ということを決して忘れてはなりません。」(p290) 解題というよりも、自伝的かつ政治的な印象の強い本。『武士道』については訳本の引用が主で、その解説も他の入門書にあるようなことが書かれてい...
『日本の「武士道」の良さというのは、口先だけではなくて、実際に行うというところにあるのだ、ということを決して忘れてはなりません。」(p290) 解題というよりも、自伝的かつ政治的な印象の強い本。『武士道』については訳本の引用が主で、その解説も他の入門書にあるようなことが書かれている。特筆する要素はあまり見当たらない。ただ全く読む意味がないわけではなく、補足的な事項や考えを改めるべききっかけとしては非常に役に立つと思う。
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著者は、かつて台湾の総統までつとめた人物。日本の教育を受け、日本の大学を卒業し、戦前の日本人の精神を体現したとも言える。李登輝氏と言えば、台湾を独立に導く影響力を持った人間として、中共から敵視されていた様だが、本当に望んでいたのは独立ではなく、中国が真に民主化し、台湾との合一が出...
著者は、かつて台湾の総統までつとめた人物。日本の教育を受け、日本の大学を卒業し、戦前の日本人の精神を体現したとも言える。李登輝氏と言えば、台湾を独立に導く影響力を持った人間として、中共から敵視されていた様だが、本当に望んでいたのは独立ではなく、中国が真に民主化し、台湾との合一が出来る事であったと言う。 本書は二部に分かれており、第一部では日本の教育を受けた李氏の体験と武士道が与えた影響について述べられており、第二部では、新渡戸稲造の武士道について、李氏なりの考えを入れて解説を行っている。 体験などでは、ちょっと李登輝氏自身の自慢話かなと思う様な記述もあるが、こういう人が政治家としてふさわしいのではないかと感じた。 読んでみた感じでは、戦前と戦後の教育を受けた者では、その精神性においてまるで次元が違う様に思われる。現在の大学生で、日々思索に耽り、人間としてどのように生きるべきか、死ぬとはどういう事なのかという事を本気で考えている者がどれだけいるのだろうか。 逆説的な話だが、戦国時代の様な死と隣り合わせになっている時代の方が死生観については、より深い考えを持ち、精神的な高みに到達出来る様に感じる。 武士道解題という事だが、本書は李登輝氏の考えにおいて解釈されているので、反対意見もあるかもしれない。しかし、新渡戸稲造と同じクリスチャンであり、戦前の日本の価値観とキリスト教の融合という点では、新渡戸稲造と同じ立場で考えられているのではないか。 本書は杖の師匠の紹介で読んだ本だが、日本人としてどうあるべきかを改めて考えさせられる一冊となった。
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武士道に関する本をいくつか読む中で、武士道という本が最初に英語で出版されてそのご日本でも有名にナタっと言う話は有名だが、実際にはやはり、日本人よりも外国人の胸を捉えた本であるという事実もあるのではないか。李登輝はもともと日本人ではあったとはいえ、台湾出身者だ。日本をよく理解しよう...
武士道に関する本をいくつか読む中で、武士道という本が最初に英語で出版されてそのご日本でも有名にナタっと言う話は有名だが、実際にはやはり、日本人よりも外国人の胸を捉えた本であるという事実もあるのではないか。李登輝はもともと日本人ではあったとはいえ、台湾出身者だ。日本をよく理解しようとする意欲と、日本を外から眺める芽を持ち合わせていて、なおかつ、新渡戸稲造と同じキリスト教とということもあり、響くものがあったのではないかと思う。武士道を解釈しようと試みる場合、結構人位によって差異が出ているが、この本に書いてあることは、新渡戸稲造の真意を付いているように思う。
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日本人の中に今は見られなくなったが、確かに根底にあるはずの精神。100年前に書かれたこの本を、李登輝という日本に統治された時代に生きた台湾元総統が書いた本。一読では表面的なことしかわからないが、深く深く、日本人のあるべき姿、そして、その中で今に通じる人の生き方、真理が見出せる。 ...
日本人の中に今は見られなくなったが、確かに根底にあるはずの精神。100年前に書かれたこの本を、李登輝という日本に統治された時代に生きた台湾元総統が書いた本。一読では表面的なことしかわからないが、深く深く、日本人のあるべき姿、そして、その中で今に通じる人の生き方、真理が見出せる。 実践躬行と率先垂範は自分もそのように生きなければいけないと、一番印象に残った。
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中学校一年生ぐらいのときに出会った本。 当時、読んで難しいとおもったところもあったが 感動した本。 内容どうこうというより この本を読んでいろいろ自分が変わったから 人生の書といっていいかもしれない。
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台湾人の視点、リーダーとしての視点、元日本人としての視点、クリスチャンとしての視点、学者としての視点・・・李登輝氏が持つ数々の視点から、我々日本人に向けて「武士道」そして「ノーブレス・オブリュージュ」を説いた一冊。一時代を、そして世界を代表する指導者が、我々日本人に向けて武士道を...
台湾人の視点、リーダーとしての視点、元日本人としての視点、クリスチャンとしての視点、学者としての視点・・・李登輝氏が持つ数々の視点から、我々日本人に向けて「武士道」そして「ノーブレス・オブリュージュ」を説いた一冊。一時代を、そして世界を代表する指導者が、我々日本人に向けて武士道を語ってくれる・・・我々日本人は恥を知るとともに、心より感謝し実行していく必要があるのではないでしょうか。我々の祖先が残し、伝えてくれた武士道の心が、戦後の日本では失われてしまったかのようです。しかし、元日本人である台湾の偉大なリーダを通して今ここに甦ります。必読の一冊です。
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日本人として教育を受け、戦後は台湾人として国家を率いた李登輝台湾元総統による今の日本人に対してのとても強いメッセージ。 李登輝元総統が今の日本人にこそ必要と考えられている「武士道」の思想を新渡戸稲造の著書と多くの関連文献から的確に、そして判りやすく説明されている。 李元総...
日本人として教育を受け、戦後は台湾人として国家を率いた李登輝台湾元総統による今の日本人に対してのとても強いメッセージ。 李登輝元総統が今の日本人にこそ必要と考えられている「武士道」の思想を新渡戸稲造の著書と多くの関連文献から的確に、そして判りやすく説明されている。 李元総統の器の大きさと日本そして日本人に対しての深い思いやりが伝わってくるような暖かい文体で、一気に読破できてしまう。 日本人であろうとする人、そして日本人として誇りをもって世界で活躍しようと思う人の必読書だと思う。
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元台湾大統領の李登輝先生のシバルリー本です。さすが京大出だけあって、高尚な文体、難解な語彙をお持ちです。 ハイレベルすぎて読めません。
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哲学+彼の哲学。難しいですが。現代に忘れ去られた武士道精神を取り戻すために必要な本でしょう。今の日本人には、彼のようなリーダーが必要だと思う。
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台湾の李登輝前総統が、戦前日本の教育、武士道について解説。哲学に興味のある方の入門書に最適。官僚以上の行政改革能力を発揮するエピソードには感嘆。理想の政治家の姿がここにあります。
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