経営パワーの危機 の商品レビュー
読む度にいろいろ考えさせられる三枝匡さんのストーリー仕立ての企業再生本。今回も最後まで一気に読めてしまいました。日本の大企業から36歳で投資先の会社の社長に出向、という展開はなかなか現在でも勇気のいる決断として捉えられがちだけど、こういうことをやっていかないとダメなんだよね、とい...
読む度にいろいろ考えさせられる三枝匡さんのストーリー仕立ての企業再生本。今回も最後まで一気に読めてしまいました。日本の大企業から36歳で投資先の会社の社長に出向、という展開はなかなか現在でも勇気のいる決断として捉えられがちだけど、こういうことをやっていかないとダメなんだよね、という議論を巻き起こすことも視野に入れてかいたのだろうと思うと納得。10年以上前にかいた内容が色あせていないのは、それだけ経営やらリーダーシップに求められるものっていうのは普遍的であるということなんでしょう。
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以下の記述にびくっとした。 「我々のビジネス人生で理想的なことと言えば、三十代から四十代前半にかけて尊敬できる経営者の下で、一緒になって一度大きな経営的試練に立たされて鍛えられ、そこである程度の経営感覚を身につけることだ。」(P311) 今丁度、そういう機会に巡りあえているよ...
以下の記述にびくっとした。 「我々のビジネス人生で理想的なことと言えば、三十代から四十代前半にかけて尊敬できる経営者の下で、一緒になって一度大きな経営的試練に立たされて鍛えられ、そこである程度の経営感覚を身につけることだ。」(P311) 今丁度、そういう機会に巡りあえているような。経営感覚を身につけるということを意識するのとしないのとでは、将来自分の中に残るものはきっと違うだろう、ということを今の段階で気づかせてもらった。感謝。
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大企業が投資した東洋アストロンを立て直す話。 会社によるが、投資をすることが目的となり、投資がすんだら仕事をしたという気になっているのが多すぎる。投資をしたらそこからが始まりであって一番力を入れて事業体質を強化したり、売上を伸ばしたりするのが仕事であって、それを管理資料を作るだけ...
大企業が投資した東洋アストロンを立て直す話。 会社によるが、投資をすることが目的となり、投資がすんだら仕事をしたという気になっているのが多すぎる。投資をしたらそこからが始まりであって一番力を入れて事業体質を強化したり、売上を伸ばしたりするのが仕事であって、それを管理資料を作るだけになっている輩がなんて多いことか。
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会社を立て直す方法というよりも、トップマネージメントを初めて経験する人がおちいりやすい問題や悩みが物語を通して記載されており、学ぶことが多かった。また、日本企業がトップマネージメント層を育成することの大切さについても学ぶことができる。
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三枝匡さんの3部作のうち、「経営パワーの危機」をようやく読み終わりました。読み始めたら、3時間程度で一気に読み進められました。 他の2作品(「V字回復の経営」「戦略プロフェッショナル」)同様、登場人物に感情移入しやすいので、「自分ならどうする?」を問いかけながら、読めますので経...
三枝匡さんの3部作のうち、「経営パワーの危機」をようやく読み終わりました。読み始めたら、3時間程度で一気に読み進められました。 他の2作品(「V字回復の経営」「戦略プロフェッショナル」)同様、登場人物に感情移入しやすいので、「自分ならどうする?」を問いかけながら、読めますので経営の疑似体験が可能です。 数年後読み返すと、また違う発見がありそうな3作品です。
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三枝匡氏のビジネス小説仕立ての経営理論3部作。3作とも独立したテーマであるが、個人的には本作が一番気に入っている。年代も近い主人公で共感するところが多かったように思う。本作では戦略という言葉がよく飛び交っていた。戦略的と言えば、いかにもかっこ良いし、難しい特別なことを考えている風...
三枝匡氏のビジネス小説仕立ての経営理論3部作。3作とも独立したテーマであるが、個人的には本作が一番気に入っている。年代も近い主人公で共感するところが多かったように思う。本作では戦略という言葉がよく飛び交っていた。戦略的と言えば、いかにもかっこ良いし、難しい特別なことを考えている風でもある。ただし、立ち止まって考えてみれば、戦略なんて難しいものではない。簡単な言葉で言えば、納得的な順番で物事を粛々と進めましょうというものだということが、ストーリーを通じて身にしみたわかった。
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経営者の気持ちがわかる本。経営に関係する人には一読をオススメします。日本の経営者のリーダーシップのなさがよくわかります。
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@kambe_ryo: 三枝さんの本を改めて読んでる。学生の時も積読していたが、今読むと実感度が全然違う。そして、まさしく、本の中で書かれているようなことが僕がしなくてはいけないこと。夢にまで見た三枝さんの本の世界に身を置けていると考えると、ワクワクする!
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2023年12月、再読。 相変わらず、リアリティーがあり、読んでてハラハラするのはもちろんだが、これはウチでもあるな、このやり方を今度やってみよう、と、現実に展開したいものが目についた。 前回に読んだときよりも、今がピンチということなのかも、、、、 ーーーーーーーーーー 企業再...
2023年12月、再読。 相変わらず、リアリティーがあり、読んでてハラハラするのはもちろんだが、これはウチでもあるな、このやり方を今度やってみよう、と、現実に展開したいものが目についた。 前回に読んだときよりも、今がピンチということなのかも、、、、 ーーーーーーーーーー 企業再建の物語。戦略性と情熱、この2つがドラマを生み、成功を近づける。リアルすぎて、読んでて、手が冷たくなる(笑)
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今、グリー、ミクシィ、いわゆる76世代の社長が活躍しています。30代20代の若者が日本を創造していると感じます。 少し前がそうではなかったはず・・・ 本書は、2003年に刊行され、そのころ、日本のリーダーが不足しており、30代40代で経営を経験し、日本を導いていく。そんなメッ...
今、グリー、ミクシィ、いわゆる76世代の社長が活躍しています。30代20代の若者が日本を創造していると感じます。 少し前がそうではなかったはず・・・ 本書は、2003年に刊行され、そのころ、日本のリーダーが不足しており、30代40代で経営を経験し、日本を導いていく。そんなメッセージを書いています。 ただの小説ではありません。要所々々で、経営のポイントを紹介し、小説の楽しさと同時に経営を学ぶことができます。 この本を読んで感じたのは、若いうちに経営の経験をしておけ、経営の経験に大小はない、経営は戦略が大事。という点です。 厚い小説で本書を見た時は、うっとなりましたが、読み始めたらスグに読んでしまいました。経営を学びたい若い方にお勧めします。
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